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2回目の2人
ケーキバース
目を覚ますと海斗の部屋だった。
少し混乱したがすぐに昨日のことを思い出した。
昨日はずっとヤっていたんだっけ…?
すごく海斗が甘かったような気がする。
横には海斗が居なかった。
珍しいな、なんて思いながら起きた。
海斗ー?、と名前を呼びながらトイレに行く。
返事は無かった。
もしかしたら先に会社へ行ってしまったのかもしれない。
リビングに立つと俺は信じたくない光景を見た。
リビングには血溜まりがあったのだ。
意味がわからない。
意味が分からないのはこの状況に興奮して舐めたいと思っている自分に向けてだ。
とても甘い香りがする。
そこで記憶が蘇った。
昨日、俺と海斗はヤっていた。
多分、俺は勢い余って海斗を食べてしまったのだろう。
だって海斗はケーキだったから。
甘かった。
ずっと食べていたかった。
海斗は抵抗なんてしなかった。
「全部食べて。」
そう言っていた気がする。
血を舐めた俺は罪悪感で吐き気がした。
しかし、吐くことは無く俺はある事を実行した。
海斗に会うための最後の手段を。
「ごめんね、海斗。今いくね。」