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お酒呑んでるgkとシラフ(高校生)のty。

まだ付き合ってないです。まだ。


あまあまgktu!かわいいです(自画自賛)


🦊…「」

⚔️…『』



「ぇ、へへ〜〜♡とぉやさ〜〜〜〜ん♡」


『ちょ、ガクくん!ひっつかないで!酒臭いから!!』


「ぅえぇ?……んふふーー♡♡」


『うぁ゛〜〜〜〜ッッッ!現実でまで営業したくない!!!』



咎人で久しぶりに二人で会った日。

次のコラボ内容や遊びの話、面白そうな映画や漫画の話をしていた。

なにか大事な言い難いことがあったようで、ガクくんはお酒をちょこちょこと呑んでいたのだが…



「とやさ〜ぁ〜ん〜〜!!」



このザマだ。

机の上には空いた缶が4本、いつの間にこんなに呑んでいたんだろうか。そもそもどこからこんなに出したんだ。

彼が言うはずだった”なにか大事なこと”は脳内から吹っ飛んだのか、ずうっと僕に絡んではニコニコしている。完全に酔ってるな?コイツ…。



「ね、とやさ、んー……ちゅーしよ、ちゅぅ」


『は?』


「?…だからーぁ、ちゅーしようー…って!」



おいおい僕は未成年だぞ!?

今まで何度かガクくんが僕の前でお酒を呑むことはあっても、こんなことを言い出すのははじめてだ。

……でも、断っていいんだろうか。好きな人にキスされる、なんて、こんなに嬉しいこと…ない…でも、ガクくんのファーストキスが僕なんて…。


ああもう、僕はシラフのはずなのに。

ガクくん、いや好きな人の前じゃいつもこうだ。正常な判断ができなくて、自分がばかになっちゃったみたい。

実際ガクくんは僕のことどうせただの友達、相方としか思ってないんだから。男同士だし。2次元じゃあるまいし…。

ここははっきり断らなくちゃ、貴方のためにも、僕のためにも。



『だ、ダメですよ!…あなた、ファーストキスでしょう?そういうのは好きな人…とするべきです!』

『酔ってるとはいえ、それはだめですからね!酔いすぎじゃないですか?お水飲んでください!』


しばらくぐるぐると考えた挙句、出した答えは水を飲ませる。これで酔いも覚めるだろう、そう思い立ち上がって水をコップ一杯に入れる。



「んー…はい、ん、お水ちょうだい〜〜」


『どうぞ』


「ん!ありぁとな〜〜…」



素直にコップを受け取り、両手で握ってこくこくと水を飲む姿はさながら小さい子のようだ。


しっかり全部飲み干したのを見届けて、ああこれで変なことは言わなくなるだろう、そう思っていたら水を飲んだおかげかさっきとは打って変わってハッキリとした口調でガクくんが喋り出した。



「…ね、刀也さん」



両頬を優しく手で包まれて、ぐいっと強制的にガクくんの方に顔が向く体制になる。



「オレが今シラフでさ」

「刀也さんのこと、恋愛的に好きだって言ったらどうすんの」



考える暇もなく、僕の手はきゅっと恋人繋ぎにされて頭上に運ばれる。

ガクくんの呑んでいた甘いお酒の匂いとすっかり馴染んだ彼の匂いが目の前にぶわっと広がって、唇が奪われる感覚がした。

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