krside
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海に着いた
やはり冬の海は冷たく手が痛む
空はいつの間にか藍色に染まり風も吹いてきた
kr「冷たッ、!」
「スマイルも来なよ!」
sm「いや、俺はいいや」
kr「んー、」
「じゃあ掛けてやるよ、!」
sm「ぅわ、!待て!!!」
ビシャッ
ジュワァ
溶けた
服が、足が、脇腹が
水の掛かった部分が全て
骨までも
元々肉体が無かったみたいに
sm「ッ、見るな!!!」
「やめろッ!見るな!!」
kr「スマイル、?」
スマイルがここまで声を荒げる事なんて無かった
もう昔の彼奴じゃないみたいに
何かが変わっていた
顔でもない
身体でもない
声でもない
なら、何が変わった?
sm「ッ、ごめん、」
「もう、大丈夫だから」
「、俺も海、入ろうかな」
kr「え、?あぁ、」
溶けるのかな、
大丈夫なのか、?
そもそも溶けたのか
確かにはっきりと溶けたのを見た
ただそれを本当かは分からない
もう元に戻っているのだから
sm「なぁきりやん、覚えてるか?」
「2人だけでここに来たよな」
kr「覚えてるよ」
「スマイルが転んだんだよね笑」
sm「そんな事もあったなぁ、笑」
「なあ、きりやん、もうさ
kr「、え?」
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