同級生の中いい奴にそう言われた。
俺ってモテとるんか?
「いいなぁ。選び放題だろ。」
「?俺告られたことないんよ。」
「嘘ぉ。あーでもそっか。うんうん。」
「何一人で納得しとるん?」
「お前、あんま無理させんなよ。」
「誰に?何を⁉」
「ほら、その、あれだろ?」
「まじで何が??」
そいつが言いづらそうにこそこそ話で言った。
「風楽とか四季凪とか美園とか囲ってんだろ?」
「何情報⁉」
びっくりして思わずでかい声が出てしまう。
クラスにいた何人かが振り返った。
気まずいけど聞き捨てならない。
「え、みんなそう言ってるぞ?」
「ちょ、詳しく。」
「渡会が三人組み敷いていろいろやってるっていう。」
「なにそれ。」
「なんか、お前が性欲強いっていうのも聞いた。」
「ないないないない。」
どんなデマ情報だよ。
俺組み敷いてないし。
組み敷くってなんだ?
むしろ…。
「ひば、生徒会室来ないの?」
「あ、悪い!じゃあな。」
「あ、おう…。」
奏斗がやってきて俺に声をかける。
そいつと別れ、奏斗の後についていった。
「…。ねえ、ひば。あいつと何話してたの?」
歩きながら奏斗がそうい聞いてくる。
「別に。なんか変なこと言われた。」
「変なことって?」
「ん-。」
そんなやり取りをしているうちに生徒会室についた。
「まあ、入るべ。」
「そうだね。」
中に入るとすでにアキラとせらおがいた。
「たらい、遅かったですね。」
「なんかあった?」
「なんも。」
「変なこと言われたらしいよ。」
「へえ。誰に?何を?締める?」
「怖い怖い怖い。」
割と本気でセラおが殺気を出し始めたのでビビる。
「たいしたことないんよ。なんか、俺がお前らを組み敷いて?るっていう噂と性欲強いって噂が流れてるって話を聞いただけ。」
「…。へえ。」
「なあ、組み敷くってなんだ?」
「こういうことですよ。」
視界が一回転し天井しか見えなくなる。
「え?」
アキラに押し倒されていた。
「え?え?え?」
「シャンティ?www」
「ちが、え?どういうこと?」
「まあ、ソウイウ事しているってことですよ」
「⁉⁉///」
「まあ、まだ責任とれる年齢じゃないんで我慢してますけどね。」
「は、え?じゃあ、おれがその、えっと」
「恥ずかしいんだ。」
「そりゃ」
「可愛い。」
「///」
「というか、ひばより僕らの方が断然性欲強いしね。」
「もうやめろよぉ…。」
「照れちゃった。」
「まあ、ソウイウ事だから。」
ちゅうっと首筋を吸われる。
「卒業したら覚悟しといてね。」
――――――――
その後、キスマを付けた雲雀を見てモブは思った。
俺はもう噂信じない。
応援してるぜ風楽。
だから、そんな睨まないで…。
わあ。
思い付きが過ぎる。
リクエストが書けていなくてすいません。
お盆休みを満喫してます。
それではまた失礼しまぁす。
コメント
2件
とても…とても…よろしくて…🫠🫠💕💕、無垢なとこがまた美しくてよ……