テラーノベル
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#短編集
masyu
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#皇太子の側近なのに愛されすぎて困ってます
ciel
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蝋が溶け、火が灯り、今日も私は今日をゐく
無限の時の前に佇むその間
永遠にも思えるその間
小さな紅の花は散り、その骸は私の足元へ
舞い降りた
あぁ、今日も誰かは今日をゐく
その間実に何十年と、数える事すら馬鹿らしい
木枯らしのなく夜に
枯れススキが私の横へ寄り添った
いつものように酒を呑んでいれば
この胸の寒きは消えただろうか
永久に帰らないおまえを嘆き漏らす息は
永久に帰らないおまえを想い泣く夜は
私の中の枯れススキと共に
今宵の秋の夜に溶けていった……
コメント
1件
「秋」っていうタイトル、ぴったりだったな… 枯れススキが寄り添ってくる表現、すごく寂しくて綺麗だった。 お酒飲んでも消えない“胸の寒さ”って感覚、分かる気がするよ。 「永久に帰らないおまえ」って言葉が何回も出てきて、その度に胸がぎゅーってなった。 詩みたいなリズムで読めて、心に静かに染み込んできた…。 最後、秋の夜に溶けてく感じ、切なくて好きです🕯️🌙