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〈ぁ゙〜ッ♡♡っあ゙っあ♡♡ッぅ゙ん♡♡ぅ゙♡〉
〈っは♡いや゙、っ♡♡やらぁ゙!♡こぁないくッ♡♡っん゙♡♡♡〉
「はは、腰跳ねすぎだろ」
「……」
液晶画面の中には淫らに喘ぎ、よがっている俺。何故そんなものを見る羽目になっているのか。そんなのこっちが聞きたい。俺はただ彼とのんびり昼下がりを楽しんでいただけなのに。
〈はあッ゙♡♡あ゙、♡♡っぅお゙ッ゙、?!♡♡♡ひ、♡ッぉ゙♡♡ぉ゙〜、っ♡♡〉
〈っふ、潮吹いてる、♡気持ちいなー?♡〉
ぷしっと自分の竿から吹き出ているのが視界に入り、自分の汚い嬌声に混じって発情しきった彼の声が耳に届く。
この場から逃げ出したい気持ちでいっぱいだが、生憎彼の足の間に座っているもので逃がしてくれそうにない。せめてもと顔を背けるも、スマホを持っていない方の手で顎を掴まれ、強制的に視聴を促されてしまう。
「よそ見すんなよ。なに、今更恥ずかしくなった?」
いつもこんななのに、と耳元で甘ったるい彼の声が揺れる。項に当たる息がくすぐったくて、どこか行為前を思い出すような場の雰囲気に更に顔が熱くなっていく。
そんなの恥ずかしいに決まっている。自分が快楽に溺れている間、どんな表情、どんな声で彼と繋がり合っているのか。最中は考える余裕がないためまだマシだが、まともな状態で見せられては羞恥心がカンストして頭が爆発しそうだ。ちょっと泣きそうになってきたし。
「も、ほんと…意地悪しないで下さい…」
なんとか後ろを振り返り、そう涙を浮かべた目で見つめ精一杯お願いするも、悪びれる様子もなくキスを落とされる。目を瞑った拍子に溢れて伝った涙をすすられ、そのままの距離で目線を絡ませた。
「フツーにお前がエロいのが悪ぃだろ」
「自分のハメ撮り見てこんな勃起してるし」
する、と太ももを這っていた手で俺の立ち上がったそれを服の上からいやらしく撫でる彼。手首を掴んでも止まらないその刺激に背中までゾワゾワする感覚が走って、腰がびくっと反応してしまう。
「っ…やめ、触んないで…、」
「そんなん言ったって、ここは苦しそうだけど?」
刺激のせいで更に大きくなったものを他人事のように言われて、でも事実だから否定はできなかった。無言でいる俺に痺れを切らしたのか手が侵入してきて肌に直接触れる。彼の剣士らしいごつごつしているその手で先を潰され、熱い吐息が口からこぼれた。
「っはぁ、♡ん…っ♡」
「あんま強がんなよ。気持ちいいの好きじゃん、お前」
次第に扱う手の速さは増し、耳から聞こえる卑猥な音声にも助長されてすぐに射精してしまった。余韻で震える腰を撫でつけられ、また控えめな声が漏れる。
彼の目を見る。愛情と欲情で染まりきった瞳が真っ直ぐこちらを見ていた。
今日も、ぐちゃぐちゃに愛されるのだろう。動画の中の俺みたいに。