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ーーーリビングーーー
紫「あ、青ちゃんおはよう」
赤「おはよー桃ちゃん」
青「……おはよ」
黄「おはようございます!2人とも!」
桃「…………」
紫「桃くん、まだ声出せない?それとも出さない理由でもあるのかな?」
桃「…………」
紫「良かったら教えてくれないかな?」
赤「もしかしてさ、親に声出すなとか言われた?」
桃「…………」
紫「それなら声出して欲しいな、俺らは声出すなとか言わないし、むしろ聞きたい。声出して怒られたなら、俺らは怒らないよ」
桃「…………」
怒られない…………?
橙「桃ちゃん、出してくれへん?俺も聞いてみたいなぁ」
黄「僕も聞きたいです!!」
紫「少しだけでいいから話してくれないかな?」
桃「……だして……いい…の?」
桃以外「!!!」
紫「いいよ!どんどん出して!」
橙「いい声しとるやん!」
黄「青にぃとは全然違いますね!」
青「誰がガサガサボイスだ!」
赤「誰も言ってないよー」
桃「…………」
紫「ゆっくりでいいから、親に何されたか言える?」
桃「…………殴られた…蹴られた…」
赤「うん…」
桃「…俺…約立たずで……俺…頑張ったけど…褒めて…くれなくて…」
紫「うん、例えば?」
桃「えと……勉強頑張ったけど…怒られて…」
青「テスト何点だったの」
桃「……96」
紫「え!?それで怒られたの!?」
黄「桃くんすごいです!」
桃「でも……100点じゃない…」
赤「100点じゃなくてもすごいよ!」
紫「ねぇ、桃くん。すごく辛かったね……小さな事でもすごく怒られたんだろうね…」
桃「俺が…約立たずだから…だから」
紫「約立たずじゃないよ…桃くんは頑張ってる」
橙「すごいで!俺なんか40点取ったことあるんやで?桃ちゃん天才やん!」
桃「…………」
紫「あとは何かあった?」
桃「………俺…学校でも…同じ事…されてて…」
黄「あっ………あの…時も?」
桃「…………?」
黄「あの、桃くんが体育倉庫にいた時です」
桃「あ…………コクン」
黄「僕…助けられなくて…」
桃「大丈夫…です…慣れてます……」
紫「うーん…慣れちゃダメなんだけどね」
赤「それで、どうしたの?」
桃「あ……えと……毎日やってる家事とかあって…」
紫「うん」
桃「学校で…やられた後だったから…疲れて…やらないで……寝てしまって…」
赤「…………」
桃「起きたら…2人とも帰ってきてて……やってなかったら……いっぱい怒られて」
紫「そっか……そうゆう事、毎日だったの?学校とかでも」
桃「……コクン」
赤「っ……辛かったね」
桃「慣れてます……から…」
橙「慣れてても辛いもんは辛いんやで…」
紫「そうだよ…もしかしたら辛いって思う事が多すぎて鈍くなってるのかもしれないね…」
黄「辛いって思うことがですか?」
赤「うん…そうだと思うな」
橙「じゃぁ!俺らで桃ちゃんのとこ幸せにするで!辛いって思うことがないぐらいに!」
黄「僕もです!もう辛いって思わせないです!楽しいって思って欲しいです!」
紫「そうだね!」
桃「幸せ…………?」
青「そうだね」
桃「俺は……幸せになっちゃいけない…」
青「なんで?」
桃「約立たずだから……親に言われたから……俺は…幸せになっちゃいけないって……」
青「ねぇ、約立たずじゃないって俺ら言ってんじゃん。」
紫「まぁまぁ…」
青「てかなんでそんなに親の言うこと鵜呑みにしてんの?幸せになるかならないかは自分で決める事でしょ?親が決めるんじゃないし」
赤「そうだね、あと、桃ちゃんはもう親に言いなりにならなくていいんだよ?ここに住むんだから!」
紫「ふふっ、そうだね!桃くん、桃くんはもう自由だよ!やりたい事いっぱいやってこ!」
桃「やりたい事…………」
黄「何かありますか!?一緒にやりましょう!」
橙「せや!桃ちゃんがやりたい事全部やろ!」
紫「出来るやつだけね?」
桃「………………」
紫「ありそ?」
桃「分からない……」
赤「まぁ、そんなすぐにでないでしょ、やりたい事できたら誰かに言ってよ!」
青「しょうがないから、僕も一緒にやってあげる」
紫「素直に言えばいいのにクスッ」
青「うるさいっ!」
紫「よし!お昼にしようか!何か食べたいよある?桃くん」
桃「……フルフル」
紫「そっかぁ……じゃぁ、ハンバーグにしようかなぁ」
赤「おっ!いいね!」
青「えぇ…パスタがいい」
紫「パスタ夜ね?」
橙「桃ちゃん!お昼できるまで話そうや!」
黄「僕も話します!」
青「僕も話したいんだけど」
紫「桃くん久しぶりに話したんだからあまり無理させないようにね?」
黄「はい!……あっちで話しましょ!」
桃「はい……」
やりたい事……やりたいって思った事……
リスカ……とか?
……でも多分ダメなやつだよね…
橙「早く話そうや!」
青「僕と話すんだけど?」
黄「僕です!!」
赤「人気者だねぇ、桃ちゃん」
桃「…………」
紫「そうだねクスッ、赤くん手伝ってー」
赤「はーい」