……さ、てと。
今日は、朝比奈さんに会う日、だったよね……
「……早く、行かないと」
待たせちゃうのは、良くないしね。
♡
……はやく、つかないかな。
類達にあったら、流石にまずいし。
「いや、そんな簡単に会うはずないか、」
さすがに、心配のし過ぎだよね。
「おや?司くん?」
……最悪。
「類ではないか!!」
「偶然ではないか!類は1人か?」
「あー、うん。」
「たまたま用事があってね。」
「そうなのか!」
「む、そろそろ用事があるから行くな!」
「……うん。」
「またね、司くん。」
「じゃあな、類! 」
♡
「っ、はっ、はっ、! 」
「……あれ、天馬くん?」
「どうしたの、そんな急いできて……」
「あ、さひなさんっ、……」
「っ、ごめんなさい、ッ、ぐすっ、」
「天馬くんっ!?」
「大丈夫……?」
朝比奈さんに抱き締められて、頭を撫でられる。あ、気持ちいいかも……もっと、してほしい。
そう思っていると、無意識に頭をぐりぐり押し付けてしまった。
「……天馬くん、」
微かにぼくの名前を呼ぶ朝比奈さんの声は、空に消えていった。
♡
「……えむくん達、どうだった?」
「今日の司くん、ずどーんってして、むぎゅーって、してて」
「なんか、朝比奈先輩みたいだった……」
「……うん、私もえむと同じかな。」
「なんか、笑ってるのに笑ってないみたいで、」
「……とっても、辛そうに見えた。」
「うん、……僕も同意見だよ。」
「……あたし達で、司くん元気にできないかな……」
「……えむ、」
「……そうだね、」
__心配だよ、司くん。
コメント
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うお ~~ !!! そういう感じか !!!!! めっちゃすきです ! うわ ~ …… なるほどなあ(? え ~ ……… めっちゃすき ……( )