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標的0‐わたしのおおぞら
昔から体が弱く、病院で外を眺めては流れる雲を目で追う日々を過ごしていたある日、雲ひとつない晴天だった、私の目の前にふわふわで栗色の髪の毛をした男の子が現れた。あらかた病室を間違ったんだろうな、と思いつつ声を掛けてみた。
『きみ、どうしたの?』と聞くと、ふわふわな髪の毛を揺らし
「まいごになっちゃった…うぅ…ぅぁぁぁん!」…泣き始めてしまったのだ。
『わたしがいっしょにさがしてあげるからなかないで…えっときみのなまえは?』
「ぐすっ…さわだつなよし」
『つなよしくん。…わたしはあさきよる』
「よる?きれいななまえ!」
『そう…?』
「うん!」
太陽も負けそうなくらい大空のように晴れたような笑顔で微笑んだ綱吉くんに私も微笑み返し、重い腰を上げつつ、綱吉くんと一緒に私は病室を出て色々な所を探した。
待合室のところで綱吉くんは無事にお母さんと合流できた。時計を見ると流石に出てきたのがバレそうだと、鬼のような形相になっている医師を思い浮かべ”またね”と綱吉くんにいい、病室に戻ろうとした時
「よるっ!きょうはありがとう!!またあおうね!!!!」
キラキラとした笑顔で微笑んだ綱吉くんに応えるように私も全力の笑顔で返した。
これが私と”おおぞら”の出会い
標的1‐わたしとおおぞらの再開
私、亜咲ヨルはあれから時が経ち中学生になった。因みに通う学校は並盛中学校。そう、あの怖いと恐れられている風紀委員長が牛耳ってる学校であるのだ。
だけれど私にはそんなの関係ない。今日といった日を誰よりも楽しみにしてきたのだから。何故かと言うと皆と違い入学式から数日後に私は通うことになっていたからだ。理由は私の身体が普段の生活に慣れられるか、という点だ。必要以上の動きをしてこなかった私も案じての事だろう。その配慮をしてくれたのはあの風紀委員長、雲雀恭弥さんだという事が後々分かった。なんで風紀委員?とか思ったけれど先生の反応からしてツッコミをすることを諦めた。
「亜咲。皆に自己紹介をして欲しいんだが…少しだけ廊下で待っててくれ」
『はい』
先生はそれだけ伝え教室へ入っていった。
少しすると”亜咲入ってくれ”という声がし私はゆっくりと教室に入った。
『…亜咲ヨル、です。宜しくおねがいします。』
「亜咲は今まで身体が弱くて病院で入院をしていたから、分からないところが沢山ある。皆で協力して助けてやるんだぞ」
「はーい(はい)」
テンプレのような台詞を言った先生を横目に、私は皆にお辞儀をした。
「よし、じゃあ亜咲の席は…コラっ!沢田!!!」
「は、はいっっ!!!!」
「沢田お前、また寝てただろう!!!!…はぁ全く…亜咲、あの立っているヤツの隣の席に座ってくれ。」
『ぁ…はい』
「うぅー…(またやらかしたーーッ!京子ちゃんもみてるのに…)」
『えっとよろし…く』
「あ、よろしくね。俺は沢田綱吉(…?あれこの子どっかで…)」
『つ、沢田くん…』
「うん!」
『私…亜咲ヨル。』
「えっと…亜咲さん。改めてよろしくね」
『う、ん…よろしく』
心の中でわかってたような気がしてた。きっと昔のことだから忘れてるだろうな、と。
でも改めて言われると結構きついと自分で思う。
忘れられるのは苦しいなって……………‐
わたしと少し大人になった”おおぞら”との再会
あとがき
こんにちは🍍です。
まぁ落ちはもう決めてるんですけど。
ツナくんがヨルちゃんをちょっと忘れている訳はあるのでこれからの展開にご期待を…
一応私受験生ですのでこれから忙しくなるかと思うんですけど(今も忙しくしろ)更新はしに来ると思います多分。はい。
ヨルちゃんのイメージイラスト考えてますのでなにか案があればコメントで!!!!!
では、また次の標的で!
By🍍