注意。
昨日出したさがうみケーキバース続き。
自傷描写
ちょっと卑しい描写
バチコリキスしてる(書いてて恥ずかしかった後悔はしてない)
さがうみ外道時代
てかさがうみが何か病んでる 相良の様子がおかしいし海瀬はクソ病んでる
そもそも文が下手
口調、キャラ崩壊
駄文レベル500
それでも良いなら………↓
ぴぴぴ、と甲高い音がすぐ近くで聞こえる。
朝だ。冬のせいで室内でも少し肌寒い。
それに前の事も相まってなかなか最悪な朝だ。
ああ、事務所に行きたくない。前々から行きたくはなかったが、
それに更に拍車がかかった。なんせ自分のタチがバレたらタダでは置かれないのだから。
自分がアイツらと同じだったらどれだけ良かっただろうか。
…考えても無意味だな。考えるのをやめよう。
それに今日は幸い靴紐も切れてないしカラスも鳴いていない。
前向きに、だ。
…いや
そんな概念あったっけ。
気付いたらもう昼頃で、結局俺は自分の煩悩を断ち切ることができなかった。
飯だって食う気になれない。俺の…俺の唯一に近しい楽しみだったのにな。
どうして、どうして人なんて食わないといけないんだ?
そういう体質だから、で済ませて良いのだろうか。良いワケがない。
いつから狂い始めた?俺がフォークになった原因ばかり探ろうとする。シノギも中途半端なのに。
原因を探しても探しても浮かばない。
……….俺、が…俺が…….あの日_
「おい」
海瀬「?!」
思わずビクッと体を揺らしてしまう。この声は….相良か。
久々に話しかけられた。いつもはシノギの時くらいしか話さないから、
それ以外でこうやって呼ばれるのはすごく新鮮だ。
相良「…顔色悪いなちゃんと食ってんのか?」
少々痛い所を突かれた。昨日から水くらいしか含んでいないし、食欲も起こらない。
…もし昔のような関係が続いていたら嘘などつく必要がなかっただろう。
海瀬「食ってるわ。急になんだよ」
相良「嘘だろ、それ」
俺の嘘に対して食い気味に吐かれた台詞にギョッとする。
真紅の、見慣れていた瞳が、全てを見透かしたような瞳が、じっと俺を見ている。
思わず口が強張ってしまう。
相良「分かる。お前嘘つく時絶対目逸らすし」
海瀬「…」
相良「何も変わってねえな、笑」
やべえ、何にも言えねえ。反論の手口がない。
相良「俺の部屋来い。ここ普通に人いるし、久々に話もしてえしな。」
…まさか。いや、信じたくない。心臓がやたらと煩い。
「お前、フォークになっただろ」
海瀬「ッッ….!!」
クソッタレが!!心がそう叫ぶ。
初日でバレることなんてあるかよ!!逆になんで分かんだよコイツ?!
前々から察しの鋭い奴だなとは思っていたがここまで来ると気色悪い!!
ダメだ。なんだかもうどうでも良くなってきた…もういい、素直になるべきだな。
海瀬「…何でわかんだよ?」
精一杯の「認めます」を目の前の男に投げる。
「だって俺、ケーキだし。」
は?
待て。コイツ今なんて言った?ケーキ…?お前が……?
相良「この俺を舐めんなよ?観察眼だってあるんだからな。
その辺のフォーク共はよく見てる。 あと…お前分かりすぎるし。」
海瀬「へ、…ぅえ、…?.」
マヌケな声しか出ない。
昨日寝る前、頭の裏を一瞬、支配していた考えが、今映し出されている。
『もし組のどこかにケーキがいたら?』
思わず口元を勢いよく抑えてしまう。冷や汗が止まらない。
現実だと信じたくない。
ケーキやフォークなんて信じたくない。
…これからずっと、コイツと普通になれないなんて…嫌だ……
相良「うわぁ、ひっでえ顔。そんなに嫌?」
海瀬「ッ…..う……….」
クソが。弱りすぎてる。首を縦に振ってしまった。
相良「へぇ〜、可哀想…でもそんなならさあ、
口から出てるソレ、ないでしょ」
海瀬「ヘッ、…..?!」
今気づいた、聞かれている事が一瞬理解できなかったが、すぐに理解できた。
急いで口を退かすと、自分の唾液が指の隙間から漏れ出る程はみ出ていた。
ぼとぼと、足下の絨毯に液体が垂れる音が微かにする。
「フォークは本能的にケーキを食べようとする。」
「本能」医者に説かれた事が、ずっと反芻している。
これが本能…….本能…?俺の………?
相良「ッ、はは!っははは…!あー、マジでおもろ、お前みたいなフォーク初めてだわww」
海瀬「ッ…ぅぁ、……」
破裂したように流れてきた感情を収拾できない。この感情は何だ、?な、にこれ、?
相良「んー…じゃあ腹減ってんだぁ よかった」
俺が自分の状態にパニックになっていると、相良は何故か自分の懐に手を突っ込む。
相良「じゃあ…これ飲めば? 」
意気揚々とポケットから光を跳ね返して眩しい鼠色のなにかを出した。
…刃物だ。 人なんて簡単に切れてしまうような。
俺が呆然としていると、相良は迷いなく前に出していた白い腕に、真っ赤な線を刻んでしまった。
海瀬「ッひ、?!」
喉奥で酸素が跳ね飛ぶ。口から吐きそうなほど心臓が強く脈打つ。
そして何より…今までにない程、胃袋が過剰に目の前の赤に反応している。
何もできない俺を気にも留めず、相良は自分の血を飲み…いや、何故か口に含み始める。
「仕方ない」とでも思っているような顔つき。最悪の予感がする。
相良「…くひあへろ、(口開けろ)」
海瀬「ッぁ、ッッ?!?」
何口か含んだ途端、突如勢いよく俺の後頭部の髪を力強く掴む。
相良「ん、む」
最悪の予感は的中した。液体が俺の口内に流れ出る感触と、舌の「ザリ」っとした、気色悪いとも言える感覚がする。
…芳醇で甘美な、ケーキの味がする。
海瀬「んゃ゛ッ、ぅ゛、!!」
言葉にならない否定で突き飛ばそうとした瞬間、左手で腰を回られて拘束される。
何度逃げても舌で捕まえられて飲まされる。
…………嫌だ…辞めてくれ 食べたくない、…
海瀬「ぐ、ぅ…、んッ……」
俺の気持ちでも察したのか、情けのつもりなのか、
俺の頭を掴んでいた手を撫でるように添えてくる。
やけに優しい手付きだ。…今されている行為を受け入れそうなくらい。
何分経っただろう。それくらい長く感じた。
あの後も何回も口で血を移されて、相良の左腕は数ヶ所ギタギタになってしまった。
俺が暴れ回ったせいで、お互いの口周りは血が掠れている。
もう自分の感情が分からない。
罪悪感のような、でも高揚していて、同時に恥ずかしさや悲しみの様な。
もう何もかも分からない。
相良「美味かった?久々の食事。」
海瀬「ん…ぅ……」
痛々しい腕をティッシュで粗く拭きながら問う相良に、 小さくて曖昧な返事をする。
今の俺がどんな顔をしているか分からない。…でも、やけに火照っているのは分かる。
相良「な、俺の都合のいい事言わねえよ。
……ただ、またこうやって『お食事会』開こうぜ」
………………………
…別にこれで、いい。
ベッドを何回汚しても、関係が汚れても、全部無駄にしても。
空虚で、何も感じなくて、何も無くて、何も感じなくて、空っぽで、
気持ち悪くて、救いが無くて、ただ自尊心を傷付けられて、大切な何かが消え失せて、
何もかもつまらないあんな日々を味合わなくて良いならなんだってする。
今日以上の事をしてでも、何かが満たされるならそれで、…これで、良い。
「…うん」
さっきとは違うハッキリとした返事を返す。
横顔をチラっと見る。…やたらと満足気だ。 腕を切って同期とは言えフォークである俺に
血をわざわざ口移ししたのに。俺なんかに…コイツが…?
でも口移ししてる時、やけに楽しそうだったな。気でも狂ったのか?
…考えても無駄だ。もうやめろ。分からないだろ。
腕に包帯を巻く奴の、タバコの匂いに目を瞑った。
コメント
18件
神作でしかない
最高としか言いようがない
尊み