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「原谷青に清き一票を」
「「「お願いします」」」
今、朝の選挙活動中。
「ねぇ、今何分?」
「今十分」
「じゃあそろそろだね」
「「「ありがとうございました」」」
なんだかんだで選挙活動終了。
〜 選挙まで後2日〜
「あぁ、明後日選挙だ…」
「元気出して!絶対青ちゃんに入れるから!」
「ありがとう、梨里杏ちゃん…」
「でも正直迷ってる」
「あ、オワタ」
「嘘嘘!入れるわけないよ!春樹くんに」
「え?なんで?」
「だって自分のクラスから児童会長出たら嬉しいでしょ!」
「梨里杏ちゃん…!」
すると、後から3年の二人が走ってきた。
「あぁ!どうしたの?」
「ねぇ、青ちゃんの好きな人候補者だよ」
あ、オワタ。
言わないでよぉ〜…
「言わないで!お願い」
「言ったら終わりだから!」
「分かった」
「良かった」
恥ずかしいよ〜…
恋愛って難しいんだ。
しかも自分のせいで、こんなにめちゃくちゃになっちゃった。
もう、どうしたら良いのぉ〜…
〜選挙まで後1日〜
「選挙明日だぁ…」
「頑張れ」
「ありがとう…」
「六年の演説緊張しすぎて涙声になりそうだった」
「まじ…」
「青さん、原稿直しましたか?」
「あ、やば!」
皆のおかげで今ここまで来てる。
でも、自分は馬鹿すぎて家族から「こんなんで児童会長出来んの?」とか「春樹くんに任せちゃえよ」なんて何回聞いたことか。
自分が馬鹿なのはわかってるけど、諦めたくなかった。
なれるよう頑張らなきゃ!