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「三ツ谷なんて大っ嫌い!」
その言葉を放った瞬間三ツ谷は一瞬悲しそうな顔をしたでもすぐにまた怒った顔をして私に言った、
「なら出てけよ」
本当は大っ嫌いなんて思ってない、むしろ大好きだった
なのに勢いで大嫌いなんて言ってしまった自分が憎い、、、
私は無言で出ていった。
今の時刻は深夜の3時
数十分前
「三ツ谷、最近頑張りすぎだよ、たまには休んで?」
「は?休めるかよ今忙しいんだ、あっち行けよ」
「たまには私を頼ってよ!」
「うるせぇな!あっち行けって!」
こんな会話が続いて今に至る
——–キリトリ線——–
三ツ谷視点
「三ツ谷なんて大っ嫌い!」
その言葉が頭から離れない
○○が出ていったあと俺は頭を冷やしてリビングのソファーに座っていた
よく考えてみれば○○はただ俺を心配しただけ、
なのに俺はなんて言った?
「は?休めるかよ忙しいんだ、あっち行けよ」
「うるせぇな!あっち行けって!」
はぁ、そりゃ嫌いになるわ
○○は何も悪くない、私を頼ってって言ってくれたのに、素直に頼ればよかった、
そんな反省会をしていたら外から救急車が走る音がした
胸騒ぎがして俺は急いで外に飛び出した
家から少し歩いたところに信号がありそこで事故があったようだ、
そこには投げ飛ばされたであろう怪我をした女の子と車にひかれた彼女の姿があった
「○○!」
○○の意識はもう既になかった、
——–キリトリ線——–
○○視点
「これからどこに行こう、、、」
三ツ谷に大嫌いなんて言ってしまった、もう家には戻れない
ふと横を見ると小さい女の子が走っていった
「なんでこんな時間に?」
そう思ったとき女の子は道路に飛び出して行った、そこに車が来て女の子は混乱していた
「危ない!」
私は女の子を投げ飛ばした
しばらく痛みに襲われたが数分後私の意識がなくなった
——–キリトリ線——–
病院、三ツ谷視点
「○○は?!○○は大丈夫なんですか?!」
「手術をして、今は眠っています。」
「なら、助かったんですね?!」
「はい、」
「よかった、」
俺は本当に馬鹿な男だ、
大好きな彼女を追い出して、あげくのはてに怪我をさせてしまった、俺は彼氏失格だ、
○○が起きたら「別れよう」って言われるかもしれない、そうなったら俺は受け入れるしかない、
「自業自得だ、、、」
——–キリトリ線——–
数日後、○○視点
意識は戻ったのに目が開かない、
三ツ谷の声が聞こえる
「○○〜早く目覚ませよ、」
「本当にごめんな、俺のせいで」
「三ツ谷のせいじゃないよ」って言ってあげたいのに声が出ない、、、
あぁ、私はどこまで彼氏に迷惑をかける女なんだろう、彼女失格だ、
数時間後
やっと目が開くようになった、声も出せる
「○○、よかった」
「本当にごめんな、俺のせいで」
「それ、何回も聞いた、」
「え?」
「それより、ごめんね?心配かけて、迷惑な彼女でごめんね?」
「なんで○○が謝るんだよ、あの喧嘩だって、○○はただ、俺を心配してくれただけで」
「なら、お互い様ってことで!」
「あぁ」
本当に三ツ谷/○○が彼氏/彼女でよかった!