テラーノベル
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魔法のマジカルタイムプリズミック!
第17話「時の女神ベロニカ」
ちか「きららちゃん…!?」
リフレインミルキー「今日からあなたは私の大切な友達だよ…。ふふっ…!!」
リフレインミルキーは闇を覆った笑顔でちか達を襲ってきた!
ちか「くっ…!!」
リフレインミルキー「ねぇ、一緒に遊ぼうよ〜!!」
ちかは一生懸命、バリアを張って攻撃を阻止しようとしたが…。
ちか「うわっ!」
リフレインミルキーのとてつもない力で遠くに吹っ飛んだ。
チック「ちかちゃん!」
タック「おい、ミルキー!俺達を思い出せ!もう、こんな戦いはうんざりだっ!!」
リフレインミルキー「うんざり…?ずっと見守るあなた達の方がうんざりよっ!!」
\バシューンッ!!/
タック「くっ…!!」
タックはリフレインミルキーの攻撃を受けながらも立ち向かおうとしたら…。
リフレインコメット「おい、そこの妖精共よぉ…。あたし達のことを見捨てないでくれる?」
リフレインベリー「そうっちゃそうっちゃ。」
チック「あんた達もそろそろ正気に戻ってよ…!!こんな闇の中に囲まれるなんて嫌よ…!」
リフレインビューティ「時すでに遅し。さっさと私達を止めないあんた等が悪い。」
リフレインサンライズ「さぁさぁ、話はさておき。この子達をボッコボコにしましょ。」
リフレインコメット「かしこまりっ!!」
4人は黒いパラレルミスティエールでチックとタックを攻撃した。
チック「きゃーっ!!」
タック「くぅっ…!!」
ちか「2人共避けてっ!!」
\ドカーンッ!!/
チック、タック「はっ…!!」
チックとタックは4人のビームに撃たれそうになったが、なんとか避けることができた。
ちか「一刻も時の欠片を戻さなきゃ…!!」
ーーー一方、リフレインミルキーは
リフレインソナタ・ヒソカ「ねぇリフレインミルキー。貴方は私に散々苦しめられてほんっとうに裏切りの友だったね。貴方ったら憎たらしい奴だったよ。」
時の女神「2人共、もうやめて…!!」
リフレインミルキー「…!?」
リフレインミルキーはリフレインソナタの言葉に全く反応してなかった。
リフレインソナタ・ヒソカ「ねぇ、リフレインミルキーったら。返事しないの?おーい!」
リフレインソナタは一生懸命手を振ったり色々やるが、中々リフレインミルキーは反応しない。
すると…。
リフレインミルキー「そんな酷いこと言わないでよ…!」
リフレインソナタ・ヒソカ「は?何でよ?」
時の女神「え…!?」
リフレインミルキーはリフレインソナタの言葉に対して拒否したのだ。
時の女神「タイム戦士達はリフレインソナタによって操られてるのに…。何でかな…?」
時の女神は洗脳されて闇堕ちしているはずのリフレインミルキーを疑問に思った。
リフレインソナタ・ヒソカ「何?そんなに私のこと嫌いなの…?じゃもういいよ、私は貴方のこと何も言わないから。」
リフレインミルキー「ぐっ…!!」
\シュバッ!!/
リフレインソナタ・ヒソカ「何っ…!?」
すると、リフレインミルキーは胸を掴み容赦ない表情で黒いパラレルミスティエールでリフレインソナタに襲ってきたのだ!!
リフレインソナタ・ヒソカ「さっきから何なの、その態度…!!」
リフレインミルキー「まりなぁぁぁ!!私をここから解放してあげてぇぇ!!」
リフレインミルキーの力は正気に戻ろうと遂に暴走し、雄叫びをあげながらリフレインソナタに襲ってきたのだ!
リフレインミルキー「うわぁぁぁ!!」
時の女神「時の友情がきららの悪い心を消し去ろうとしている…!?」
時の女神の視点から見ると、リフレインミルキーの胸の中には黒い光のオーラが時の友情の力に反応して白い光のオーラに変わりかけているのだ。
リフレインソナタ・ヒソカ「こっちに来ないでくれっ!!」
リフレインミルキー「お願い…!ねぇ、まりなちゃんなら私を正気にすることできるはずよっ…!!ぐっ…。ぐあぁぁぁ…!!」
リフレインミルキーは暴走しながらリフレインソナタと対峙し続けた。
リフレインソナタ・ヒソカ「お前はあのちかというしょうもない友人と仲が良いんだろ?」
リフレインミルキー「うっ…!ぐっ…!でも私はまりなちゃんのことも大好きよっ…!!」
リフレインミルキーは時の友情の進行を抑えながらもリフレインソナタと戦い続けた。
時の女神(私、きらら達の呪縛を解放して救いたい…!!でもあの暴走した状態では救うことが難しいかもしれない…。どうしよう…!!)
時の女神はきらら達を救おうと迷い込んでいた。
リフレインミルキー「うわぁぁぁっ!!」
リフレインミルキーの涙からはキラキラとした白い光がつたった。
時の女神「涙にも時の友情の光が…!?」
時の女神はリフレインミルキーの涙を見ながら思い出した。
時の女神(あの涙は苦しんでるんじゃない。きららがちかとまりなを大切な友達だってことが伝わってくる…!!今のきららは悪に打ち勝っている…!!)
時の女神は心からそう思い、リフレインミルキーの呪縛解放に立ち向かった。
時の女神「もうやめてっ…!!友達を巡った争いはしないでっ…!!」
リフレインミルキー「…!!」
リフレインソナタ・ヒソカ「なんだよ急に。」
時の女神「友達は皆、平等に仲良くしようよ…!友達同士で戦ってるなんて友達の意味がないよ!!」
リフレインミルキー「時の女神…。」
リフレインミルキーは再び、目に光が現れながらポロポロと涙をこぼした。
時の女神「だからお願い…。こんな戦いはしないで…!!私はあなた達の邪悪な未来を斬り裂いてみせるっ!!」
\ピカーン✨️/
すると、時の女神の体から眩い光が現れた。
時の女神は眩い光の中にいた。
時の女神「ここは一体…!?はっ…!!」
目の前には神々しい女性が彼女の顔をみた。
時の女神「あなたは…!?もしかして…!!」
タイムアフロディーテ「お久しぶりですね、リラリエールキュリオス。」
時の女神「タイムアフロディーテ様…!!」
タイムアフロディーテ「貴方方の心は強い真の友情が私にも伝わってきました。私もきらら達の憎しみの呪縛を解放する手伝いを協力します…!!貴方にもタイム戦士の力を授けます…!!ひざまつきなさい。」
時の女神「はい…!」
タイムアフロディーテ様は時の女神に白い光を差し上げた。
時の女神「うわぁ…!!」
さっきより更なる眩い光が彼女を包みこんだ。
時の女神「これは一体…!?ってあれ…?衣装が変わってる…!?」
なんと、時の女神は人間の姿に変化してたのだ。
タイムアフロディーテ「貴方はタイム戦士に変身と引き換えに人間の姿になります。その代わり、変身した際に精霊の時だった力を今後も使えます。」
時の女神「私、きらら達、ちか、まりな達の邪悪な未来を素敵な未来に変えてみせます!!」
時の女神はパラレルミスティペンダントとパラレルミスティクロックを構えながら変身した。
時の女神「プリペル・パラレル、クロックライズ!!」
時の女神の服はライトブルーを基調としたノースリーブのワンピースへと変わり、腕に付けているパラレルミスティクロックのフタを開け、パラレルミスティペンダントにかざした。
するとパラレルミスティクロックの時計の針がチクタクと鳴らしながら回った。
キラキラした光が彼女の目の前に来てそっと口づけすると目に六芒星の宿った空色の瞳へと変わり、背中辺りまであった金髪のロングヘアもピンク色のかかった膝辺りまでの白髪の三つ編みの入ったロングヘアへと伸びた。
頭には水色のリボンのついた髪飾りと金色のティアラのついたマゼンタピンクの大きなリボンが現れた。
彼女はもう一度、パラレルミスティクロックにペンダントをかざすと再び、きらびやかな光が舞い、ピンクのリボンが2つついたライトピンクのトゥシューズ風の靴、手を華麗にあげるとマゼンタピンクのラインの入った白い長手袋、肩にはオーガンジー製のヒラヒラの肩出しが出現した。
ライトブルーを基調にしたノースリーブのワンピースも白いきらびやかな光に包まれることにより、水色のダイヤの鎧風の装飾が付いた白とパステルピンク、マゼンタピンクのロングドレスが現れると同時に胸元に長いリボンが結びつき、黄色のブローチのついた白いリボンへと変わった。
更にペンダントにかざして時計の針を回すと、背中に羽毛のついた桜色のマントがライトカラーの光を散りながら現れた。
彼女は神々しい姿でゆっくりと靴音をたてながらそっと降りた。白いオーラを背景に彼女は変身後名乗りゼリフを言った。
ベロニカ「時を超える眩さ!マリアジェネレーション、ベロニカ!」
彼女の名はベロニカ。ベロニカは胸に手をあてながら、女神らしい決めポーズをとりながら華やかに飾った。
リフレインソナタ・ヒソカ「また目障りなタイム戦士が増えやがって…!!」
リフレインミルキー「時の女神様…。」
ベロニカ「私はあなた達を闇から救ってステキなムテキの未来に変えてあげる!!」
リフレインミルキー「あぁ…!」
リフレインミルキーは時の友情の力で良心に還ろうとするが…。
リフレインソナタ・ヒソカ「ダメよっ!」
リフレインソナタは黒い時の欠片の力でリフレインミルキーを再び引き寄せた。
リフレインミルキー「うっ…!!うぅぅ…!!」
リフレインミルキーは悪心と良心との葛藤に悩みもがいた。
リフレインソナタ・ヒソカ「あの女神に近寄るな…!!貴方は私に助けてくれと言ったはずなのに…!!」
リフレインミルキー「…!!まりなちゃん…。いや、ソナタ…!!あなただけは容赦しない…!!」
リフレインミルキーは人格がコロコロ変わりながらもリフレインソナタと一緒にベロニカとの戦いに対峙した。
チック「時の女神様がタイム戦士に…!?」
タック「なんという奇跡なんだ…!!変身と引き換えに人間になって戦うとは…!」
リフレインコメット「あーあ…。とっととやっちまいなよ~。そしてまた新たなタイム戦士来るとかマジあり得ないんだけど…。」
リフレインサンライズ「その前にあの妖精達をやっつけちゃいましょ!」
リフレインベリー「了解だべ!」
リフレインビューティ「あぁ!」
4人は再び、チックとタックを襲うが…。
ベロニカ「これ以上、傷つけないでっ!!」
4人「…!?」
ベロニカはチックとタックを守るため、リフレインコメット達の攻撃をパラレルミスティエールでバリアを張って回避したのだ。
リフレインベリー「んもぅ…。せっかく攻撃しようと思ったのに。厄介な奴っちゃ…!」
ベロニカ「タイム戦士は邪悪な未来を避けるために、現れた時のヒーロー。まりなはタイム戦士達を酷く扱っている。そんな闇の力で仲間同士で戦い合ったり、友達同士で戦うなんてタイム戦士じゃない…!!ただの争いから生まれた冷酷な戦士へと変わり果ててしまうわ…!!」
リフレインソナタ・ヒソカ「黙れ、黙れ、黙れっ!!元々タイム戦士じゃなかったお前になんか関わりのない話だろっ!?」
ベロニカ「いいえ…!仲間と共に協力し合いながら憎しみの時間を晴らして世界を救う。それがタイム戦士の正しいことです…!」
リフレインソナタ・ヒソカ「やかましいこと言いやがって…!!やれ、リフレインミルキーッ!!」
リフレインミルキー「ぐぅぅっ…!?かわいくないをお届け!プリペル・パラレル、リフレインパステルファンシー!!」
リフレインソナタ・ヒソカ「これでお前等皆消え去るが良いっ!!」
リフレインミルキーとリフレインソナタは必殺技をベロニカに向けた。
ちか「私も手伝うよ!」
ベロニカ「ちか…!!うん…!」
ベロニカとちかもビームを放ってリフレインミルキーとリフレインソナタのビームで一騎打ちになった。
リフレインミルキー「ちか…!!あなたは今日から私の大事な友達よ…!!」
ちか「お願い、きららちゃん!早く元のきららちゃんに戻って…!!」
ちかが付けている仮面からうっすらと目が見えることがリフレインミルキーは見た。
リフレインミルキー「…!!ちかちゃん!!」
リフレインソナタ・ヒソカ「ちか…!!」
すると、リフレインミルキーだけじゃなく、リフレインソナタの瞳にも光がうるうると現れた。
ちか「ベロニカ!2人が正気になってるうちに!!」
ベロニカ「はい!」
ベロニカはパラレルミスティエールを構えて必殺技を放った。
ベロニカ「煌めきをお届け!プリペル・パラレル、シャイニングスパークルリベレーション!!」
ベロニカはリフレインミルキーとリフレインソナタに向けて必殺技を放った。
リフレインソナタ・ヒソカ「なにっ…!?」
リフレインミルキー「いやっ…!!」
2人「きゃあぁぁぁぁぁぁ!!」
2人は悲鳴をあげながらベロニカの必殺技に包まれた。
リフレインミルキー「…!?」
リフレインソナタ・ヒソカ「ここは何処…!?」
ベロニカ「もう大丈夫だよ。私達の所においで。」
ベロニカは2人に手を差し伸べようとするが…。
リフレインミルキー「いやっ…!!あなたとはもう関わりたくないの…!!」
ベロニカ「私は何もあなたのことを攻撃しないわ。」
リフレインミルキー「いやっ!!…!?」
リフレインミルキーは泣き崩れながらベロニカを攻撃しようとするも、ベロニカはリフレインミルキーを止めた。
ちか「怖がらないで。きららちゃん、まりなちゃん。」
リフレインソナタ・ヒソカ「お前は…!?」
リフレインミルキー「それ以上来ないでっ!!」
ちか「あなた達をステキなムテキの未来に導かせてあげる。」
ベロニカ「2人が教えてくれたように。」
ベロニカの言葉にリフレインミルキーとリフレインソナタははっと思い出した。
ーーーーーーあの頃、1人だったまりなちゃんを導いてくれたのは私だったんだ ーーーーーー。
まりな「私、研究以外にも最近、可愛い物にも興味があるの。」
きらら「可愛い物…。丁度良かった!!明日の休日に可愛い物が沢山ある祭りがあるんだけど、良かったら一緒に行かない?」
まりな「…!!うんっ…!!」
あの頃、私は可愛い物に興味のあったまりなちゃんを誘って可愛い物が沢山ある祭りに行ったんだっけ…。
ーーーーーーあの時は楽しかったわ。きららと一緒に行った思い出の一つだったわね。2人で美味しくソフトクリーム食べていた時の記憶なんか特に覚えているわ。ーーーーーー
まりな「ねぇ、一緒に一口いかない?」
きらら「良いよ!」
2人「いただきま〜す!!」
まりな「めちゃくちゃ甘くて美味しい…!!」
あのクリームの口溶けがまるで友情の輪に入ったかの様にとても美味しかったソフトクリームだったわ。
ーーーーーー
リフレインミルキー「…。まりなちゃん…。」
リフレインソナタ・ヒソカ「きらら…。」
リフレインミルキー「ごめんね…。」
リフレインソナタ・ヒソカ「いぇ、こちらこそ、あの時、貴方を騙してごめんなさいね…。」
リフレインミルキーとリフレインソナタは抱きしめながら涙を流した。
ベロニカ「謝って和解してくれたならもうあなた達は最高のベストフレンドよ!」
ちか「私達の所に来てっ!!」
ベロニカとちかは2人に明るい笑顔で再び、手を差し伸べた。
リフレインミルキー「まりなちゃん!!」
リフレインソナタ・ヒソカ「えぇ!!」
リフレインミルキーとリフレインソナタはベロニカとちかに差し伸べた手をぎゅっと握りしめた。
すると、リフレインミルキーとリフレインソナタの体は白い光に包まれると同時にリフレインコメット達にもその白い光に包まれた。
\カッ!!/
さっきまでボロボロになっていた建物も綺麗に直った。
ミルキー「うっうぅ…。あれ?皆はどこ?」
気がつくと、リフレインミルキーはミルキーへと戻っている。
ソナタ・ヒソカ「私はここにいるよ、きらら。」
ミルキー「まりなちゃん…!!」
ソナタの姿もダークソナタでもなく、リフレインソナタでもない。変貌する前のソナタに戻ったのだ。
ちか「やっと和解できて本当に良かった!」
ミルキー「うぁっ!?ちかちゃん…!!そんなに強く抱きしめないでよ〜。」
ちかは仮面を再び外しながらミルキーとソナタを抱きしめた。
ソナタ「もう良いよ…。私達和解したんだから!」
ベロニカ「これが本当の友情ってもの。」
ベロニカも和解を喜んだ3人を見て微笑ましく言った。
コメット「ミルキー!!あれ、ここにいたのか!」
ミルキー「コメット…!無事だったのね!」
ベリー「?その子は誰っちゃ?」
ソナタ「私達の新しい友達。ベロニカって言うのよ。」
ビューティ「でも何処かで見たことあるような…?」
チック「ベロニカ様は時の女神様が変身したタイム戦士よ!」
ベロニカ「はい、私は時の女神なのです…!!」
コメット達「えぇー!?」
ベロニカの正体が時の女神だと今、知ったのかびっくりした表情で思わず叫んだ。
タック「そんなのでびっくりすな(• ▽ •;)」
サンライズ「さっきので少し驚きましたが…!でもこれからもどうぞよろしくお願いします、 ベロニカ!!」
ベロニカ「ミルキー、これからもよろしくね!」
ミルキー「ベロニカ、いや、皆!これからもよろしくねっ!!」
ミルキーとベロニカはタイム戦士と共に協力し合おうと手を取り合ったのだった。
第18話につづく
コメント
6件
こういう神様みたいな存在が変身する奴好き好き大好き…
みんな無事に元に戻ってよかった
みんながもどっに戻ってよかったです。