ーーー朝ーーー
青「ふぁっ………」
桃「スー……スー……」
青「……………」(撫でる)
桃「………んん……」
青「おはよう……」
桃「……おはよ……ございます…」
青「ねぇ……敬語、やめてよ」
桃「………」
青「あと、名前言って」
桃「…………青…さん…?」
青「青……さんいらない」
桃「……………青…」
青「ん!おはよ!桃くん!ニコッ」
桃「………//」
青「可愛い……ボソッ」
桃「………?」
青「なんでもなーい、早く下いくよ」
桃「………うん」
ーーーリビングーーー
紫「おはよー」
赤「おはよー、今日から桃ちゃん保健室登校だね」
黄「僕が一緒に行きます!」
紫「黄ちゃんお願いね」
黄「はい!」
青「おはー」
桃「……おはよ……ございます」
紫「二人ともおはよう」
黄「桃くんおはようございます!」(抱きつく)
桃「ビクッ………おはよ…ございます」
青「驚いてるし、僕もいるんですけど」
黄「あ、青にぃ、いたんですね、おはようございます」
青「はぁっ!!ムカつくっ!」
紫「まぁまぁ、朝ごはん食べてー」
青「バナナある?」
紫「あるよー」
桃「……………」
紫「桃ちゃんのはこっちね」
桃「……………」
バナナ……食べてみたい……
紫「桃ちゃん?」
青「これは僕のバナナだからあげないからね」
赤「バナナ食べたいんじゃない?」
紫「まぁ……体にはいいし、バナナ食べてみる?」
桃「……コクン」
紫「はい、バナナ、皮むいて食べるんだよ」
桃「………むく?」
赤「こうやって…はい、むけた!」
桃「………!ありがと…ございます」
赤「いいえ!バナナ食べたことないの?」
桃「コクン」
青「美味いぜ!」
桃「………モグモグ」
あまい……かな?……おいしぃ……
紫「美味し?」
桃「コクンコクン」
赤「クスッ、ゆっくり食べてね」
青「桃くんが食べるようになったら……僕のバナナ減っちゃうじゃん……」
紫「大丈夫大丈夫、ちゃんと買ってあげるから」
青「まじ!?さっすが紫にぃ!!」
赤「ほれほれ、お前ら学校行く時間だぞー」
黄「行きましょう!桃くん!」
桃「………コクン」
ーーー学校(保健室)ーーー
黄「先生」
保健先生「はーい」
黄「この子が桃くんです、よろしくお願いします」
保健先生「君が桃くん?」
桃「……コクン」
保健先生「よろしくね」
桃「………コクン」
黄「じゃぁ、僕教室に行きますね?休み時間とかお昼休みとかここに来ますね」
桃「……コクン」
黄「じゃ、またね」
保健先生「頑張ってね」
黄「はーい」(教室に戻る)
保健先生「じゃぁ、桃くんの事教えて欲しいな!好きな物とかある?」
桃「……………」
保健先生「好きな食べ物とか、好きな色とか」
桃「……………」
保健先生「ない……かな?」
桃「………コクン」
保健先生「そっかぁ、じやぁ、コレ見て」
桃「………?」
保健先生「これはね、いろんな色が載ってる本なんだ、この中でこれいいなぁって思う色ある?ゆっくり見ていいからね」
桃「……………」
いっぱい……ある……
保健先生「いいなって思うのあった?」
桃「………」(スッと指を指す)
あ……これ……
保健先生「ん?水色かな?」
桃「………コクン」
保健先生「そっかぁ……なんで良かったの?」
桃「………」
なんで………これ……青の…髪の色……
あと、目も……
保健先生「分からないかな?」
桃「………青」
保健先生「……ん?青さん?」
桃「………髪…と、目……色」
保健先生「青さんって黄くんのお兄さんだよね?」
桃「……コクン」
保健先生「確かに水色ね。髪も目も……だからこの色選んだの?」
桃「……コクン」
保健先生「クスッ……そう、好きなのね、青さんのこと」
桃「………すき…?」
保健先生「そう!」
桃「………わか……らない……です」
保健先生「じゃぁ、好きを学んでみましょうか」
桃「………コクン」
保健先生「じやぁ〜………」
ーーー放課後ーーー
黄「桃くん!帰りましょう!」
桃「……コクン」
黄「何してたんですか?」
保健先生「お勉強よ」
桃「……すき……の…勉強……です」
黄「すき?」
保健先生「桃くんが好きなものを探してたのよ」
黄「へー、見つかりました?」
桃「……まだ…よく分からない……です…でも…少しだけ………分かった…気が……します」
黄「そうですか!!良かった!」
保健先生「色々勉強していきましょうね!」
桃「………はい」
黄「先生さようなら!」
保健先生「はい、さようなら」
コメント
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神作だぁぁぁぁぁぁ