みー視点 ー隠し部屋ー
大丈夫、だってあっちは距離がないと攻撃するのが難しい。
みーは近距離じゃないとだから、近づけば
「みーが前線行くからサポートお願い!」
「分かった!でも危なくなったら逃げるんだよ!」
分かった!と返して前に進む。
大丈夫、だいじょうぶ。
〈重力〉にまかせて体を押す。
勢いを付けて、一撃。
壁を蹴ってまた一撃。
大丈夫、致命傷ではないはず。
一撃、一撃と繰り返し叩く。
(よし、このまま…)
作業と化してきたタイミングで衝撃が身体に走る。
「ッ゙!ぐっ…」
同じリズムを繰り返してたせいか、反撃されてしまった……
しかも意外と重い…
でも、でもっ!
「連れ戻すって、決めたから…」
ミユ視点
「連れ戻すって、決めたから…」
あぁ、迷ってたんだ。
みーだって、ちゃんとまよってたんだ。
いつも魔物とかとしか戦うタイミングなかったし、人を殺しちゃうんじゃないのかって、
でも、ちゃんと決意できたんだね。
なんか上から目線になってるんだけどさ、
手加減出来ないからさ、やりづらかったんだよね、きっと。
なら、私だって。
「はじめて、対等に戦えるのかな」
筆を走らせる。
「皆…お願いね!」
みんなには言ってなかったね、私の能力
〈描創〉。
描いたものを取り出す事ができるんだ!
流石に人とかは無理だけどさ…
よし……よし!
下準備は終わった!
「私だって前線に出れるんだ!」
槍をもって前に出る。
みーの連続攻撃のせいで、ほぼ詠唱とかは出来てなさそうだったから、
後ろでペチペチしてるよりかは前で叩いていたほうが逆に安全でしょ!?
白熱しているバトル。
どっちが優勢なのかなんて誰にも分からない。
でも、二人は楽しそうにしてる。
…これも自分の勝手な解釈なんだろうな。
それでもまだ書く。
魔法を打たせちゃダメ!
と、伝える暇もないなー…いてて
[ツルッ]
「「あ」」
「うわー!!!」
[ガキン!]
「「あ?」」
私の槍が、水穂の顔に……
でもなんで金属みたいな音?
よく目を凝らす。
…仮面ついてる!
「みー!仮面ついてる仮面!!!」
「それ外せば何とかなるかな?!!」
「最悪取れなかったら壊しても!?」
「いい!!」
やっと見えた勝機!
クリアまで後もう少し!
そしてさっきの会話で間が空いたせいで弾丸が飛んでくる。
やばっ、うわっ
4発中2発が腕に当たる。くっそ痛いィ〜……
「みー!カナお願い!」
「ー?!」ヒュッ
「私は大丈夫だから!!ね!」
とりあえず、私は水穂の仮面取らないとな。
よーし、もうひと頑張りするかー!!
次回、勝てる!絶対!
コメント
2件
私ぃぃぃい!がんば!☆(?)
やばいめっちゃおもろい!!!