テラーノベル
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「如月くん、あのね、私、園芸始めたきっかけは、中等部の時、好きだった人から言われたからなの。」
「…」
「それでね、園芸とお料理とか女の子らしいことがぜーんぶできるようになってから告白しようとしたの。」
「…」
「この前、告白したら
『お前誰だよ、気持ち悪りぃ。』
って言われんだけどね…」
「それは悲しいね」
「だからね、私、次は、優しい、柳先輩に告白しようって考えたの」
「ふーん、じゃぁ、泉さんって柳先輩のこともう知り尽くしたの?」
「うん、多分」
「じゃぁ、柳先輩の下の名前は?」
「え、えっと」
「知らないんだよね、きっと」
「…」
「名前も知らないのに告白するなんてやばいよー」
「…」
「泉さんって両思いになればいいんだったら誰でもよかったんじゃないの?」
「…」
「そんな人と両思いになるんだったら、俺の事考えてみない?」
「え」
「泉さんってちょっと俺のタイプかも」
自分の顔が熱くなるのを感じた。
「どうした?恥ずかしい?」
「そ、そんな事ないよ」
「ふーん
じゃ、また明日。」
「うん、また明日
コメント
19件
ベレー帽だっさ、なんかその服着たら幼稚園児になる
ちくまつりでるのちょっとかんがえるわ