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女子研究大学短編集

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女子研究大学短編集

41 - .꒰ঌ👾🪴 行かないで໒꒱.

♥

396

2024年03月05日

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【設定】

しろせんせー×まちこりーた

お付き合い中

____________________


《ごめん、全部、うそ》


____________________


その日は疲れてた。

本当に、本当に疲れてたんだ。

____________________


💙「……ただいま、」



思い足取りでドアを開ける。

コラボ撮影にEBEの撮影。

飲み会にも誘われて疲れていた。



💚「おかえり、遅かったね〜」



💚「ご飯できt」



💙「すまん今日いらんわ」



💚「そういうことしてると体壊すよ?」



💙「……うるさいなぁ、」



💙「…おかんかよ」



💚「っ……何その言い方」



💙「結婚してるわけでもないのに干渉してくんな言うてんの」



💙「俺の母親あるまいし」



💚「こっちはせんせーのこと心配して……!」



💙「そういうのいいわ」



なんとなく、ムカついた。

ただそれだけ。

早く1人にして欲しかった。



💚「っ、どうせ私の事好きじゃないんだ」



そう、まちこが呟いた。



💙「っはっ?、」



💚「そうだよね、結婚してないし別れる可能性だってあるし一緒にいたくないよね、……別れたいんでしょ」



💙「っいや、違っ、」



💚「……もう知らないし」



💙「ちょっ、まちっ………こ…」



バタン、と無惨にもドアが閉まる。

追いかけようにも、足が動かなかった。

……嫌われた?

それなら、追いかけない方がいいのではないか。




ピロンッ



💙(…………?)



と、ここで通知音。

座ったままスマホを開く。

……ニキからのLINE。



💛【見てこのまちこりクソおもろいww】



動画。

俺が居ない時、りぃちょ、ニキ、まちこで飲み会をした時のらしい。

思わず、画面をタップする。



💚「はぁっ?1人で帰れるしぃっ?!」



💛「それは無理があるだろw」



💚「早くせんせぇに会いたいの!!」



💖「じゃあ尚更1人で帰っちゃダメでしょ」



💚「んん……せんせぇに会うからぁ……」



気付いたら、足が動いていた。

____________________


まちこりーたside__


はぁ、とため息をつく。

行くところがない。

メンバーに頼むのもありだがこんな夜遅くとなれば話は別だ。

白い息が漏れ、手が震える。

………寒い。


そうだ、どこか適当なホテルに泊まろう。

今日くらいは奮発したっていいじゃないか。

よし、と決めたら行動は早く、近くのホテルを探そうとスマホを取り出す。



💚(どーせせんせーは迎えに来ないし、、)



泊まるホテルを決め、そこに向かって歩き出す。

、、、いや、正確には歩き出そうとした。




ぎゅっ、



♡「ねぇ、待って、まちこ、行かないで」



💚「せん、せ……」



後ろから小さく聞こえた驚くほどに弱弱しいその声。

持ち主は先程喧嘩をしたばかりの恋人で



💚「…干渉してくんなって言ったくせに、」



💙「違う、嘘、だから、まちこ」



💙「ごめん、ほんとに言い訳にしかならないって分かってるけど、ごめん。おれ、疲れてて、それで、まちこに八つ当たりしちゃって、」



💚「……私だって傷つくんだよ?」



💙「分かってる、ほんとに、ごめん、やだ、まちこ、行かないで」



そう言う彼の手を離し、Uターンをして彼の横を過ぎ去る。

っあ………という情けのない彼の声を聞いて、くるり。



💚「……帰るんじゃないの、」



💙「っぅえ、あ、うん、かえ、る」



💙「っえ、まちこ、ゆるして、え?」



動揺しながらも小さな子供のようにてくてくと着いてくる彼を見て、つい笑みが零れる。

不思議そうな表情を浮かべる彼に目線を合わせ、一言。



💚「…次はないから」

____________________


𝐀𝐟𝐭𝐞𝐫 𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲__


💙「ほんとにすまん、まちこ」



💚「…干渉したくないとかって、ほんと?」



💙「違う、嘘、一緒にいて、結婚する」



💚「それは早い気が………」


____________________

____________________


本日絡まる蜜をお休みするのでこっち投稿です。


𝐓𝐡𝐚𝐧𝐤 𝐲𝐨𝐮 𝐟𝐨𝐫 𝐰𝐚𝐭𝐜𝐡𝐢𝐧𝐠.

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