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9 - 第9話 不公平の物語、ノゾミちゃんの物語

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2024年06月22日

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ノゾミ(この世界は不公平の番外編)

たまたまだった。窓の外を眺め、ただただ風にあたっていた。この頃も暑く、風鈴の音がチリンチリンとなる。その時、ザワザワと子の声が聞こえた。中学生や高校生ぐらいだろうか…。中学生から高校生といえば、虐められていたのが思い出といっても過言ではない。

リヴィズ「隣、失礼してもいいか」

リヴィズは冷たい茶の入ったペットボトルをノゾミに私た。どうぞと言ってからまた中学生をみる。

リヴィズ「なつかしーな、わたしもこのごろは…って思い出一つもねーや」

リヴィズはクスクス笑った。ノゾミは何も言わない

リヴィズ「わりぃな、悪い思い出を思い出させてしまったな」

ノゾミ「そんなことないよ」

ノゾミは笑うと、リヴィズは「そうか」とそれだけはいて、その場を離れた。もう中学生は居ない。

拳に力を入れる。あの光景が蘇る、台所から取り出した、包丁を片手に、真っ赤な光景を。

ユキ「どーしたの〜?」

ユキ、この子もなかなかの過去を持っている。

ユキ「何かあったら相談するんだよ〜?」

ノゾミは温かい気持ちになった。仲間って良いものですね

(最後雑)

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