ノゾミ(この世界は不公平の番外編)
たまたまだった。窓の外を眺め、ただただ風にあたっていた。この頃も暑く、風鈴の音がチリンチリンとなる。その時、ザワザワと子の声が聞こえた。中学生や高校生ぐらいだろうか…。中学生から高校生といえば、虐められていたのが思い出といっても過言ではない。
リヴィズ「隣、失礼してもいいか」
リヴィズは冷たい茶の入ったペットボトルをノゾミに私た。どうぞと言ってからまた中学生をみる。
リヴィズ「なつかしーな、わたしもこのごろは…って思い出一つもねーや」
リヴィズはクスクス笑った。ノゾミは何も言わない
リヴィズ「わりぃな、悪い思い出を思い出させてしまったな」
ノゾミ「そんなことないよ」
ノゾミは笑うと、リヴィズは「そうか」とそれだけはいて、その場を離れた。もう中学生は居ない。
拳に力を入れる。あの光景が蘇る、台所から取り出した、包丁を片手に、真っ赤な光景を。
ユキ「どーしたの〜?」
ユキ、この子もなかなかの過去を持っている。
ユキ「何かあったら相談するんだよ〜?」
ノゾミは温かい気持ちになった。仲間って良いものですね
(最後雑)