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⚠この話は旧国出てきます、また政治的な意図を含んでいるつもりはありません!!
⚠所々可哀想?1部センシティブ味があるかも…
〈設定〉
🇩🇪→ヴァイマル共和政。独帝の1人息子で天真爛漫で純粋無垢。お父さんを信頼してるし大好き。
独帝→独帝。ヴァイマル君の父親で厳しく強い人だが、優しい面も持ち合わせる。良い父親。
ナチ→ナチス・ドイツ。ヴァイマル達とは他人。人を騙したり魅了したりする事が得意。いつもニタニタ笑っている。
🇬🇧→イギリス、恐らくこの時代は大英帝国。協商国側の1人で、表面上は紳士らしい態度をしている。敬語。言葉をストレートには伝えず、分かりずらい表現をすることがしばしば。
🇫🇷→フランス。協商国側の1人で、楽観主義。ヴァイマルのことを子供扱いしてる。ストレートに言葉を伝える傾向がある。
独帝side
🇩🇪「おとおさん!!」
後ろから愛しき我が子の声が聞こえ、思わず振り返る。
振り返るとそこには、背がまだまだ私の膝上くらいしか無い息子が突っ立っていた。
私の息子___ヴァイマル共和国は今にも泣きそうな顔をしながら私の名前を呼んでいる。
🇩🇪「おとおさんってば!!」
独帝「…」
🇩🇪「ね、ねぇ…!イギリスとフランスのお兄ちゃん…僕のおとおさんをどこに連れてっちゃうの…?」
🇫🇷「誰この子、子供?」
🇬🇧「彼の息子ですよ、後継国です。」
🇫🇷「へぇ。…僕〜?心配する必要は無いよ?ちょっと君のお父さんに用があるんだ」
🇩🇪「うそだ!きっとおとおさんにいじわるをして、その後に殺しちゃうんでしょ!!」
🇬🇧🇫🇷「…」
🇩🇪「なんとか言ってよ!!ねぇ!!」
私は…ドイツ帝国は、世界大戦に負けてその罪を問われているところだった。恐らくこれから英仏ら協商国から尋問を受け、ヴァイマルの言う通り処刑されるのだろう。何せ、仲間のオーストリアたちは皆死んでしまったか降伏をしたのだ。イタリアに至っては随分と早い段階に裏切ったそうじゃないか。だから、最後まで生き残っていた私が今、全責任を負わされるのだ。
どの道、私は政治を担うことはもう無いだろうし、あと2日もしないうちにヴァイマルが私の跡を継ぐことだろう。
🇬🇧「…わかってください、ヴァイマル共和国さん。あなたはもうすぐにでも、あなたの父親の後継として社会に出るのですから。」
🇩🇪「!!、それって…つ、まり…お、おとおさんは…」
🇫🇷「はぁ…もうその回りくどい言い方やめたら?アングルテール。…いーい?君のお父さんは、世界を巻き込む大きな戦争で負けたの、だから僕たちが罪を捌くの、戦勝国としてね?…何よりあの恐ろしい兵器作ったのコイツだし。」
🇬🇧「はぁ…全く。あなた加減というものを知らないんです?」
🇩🇪「……る…さ…。」
🇫🇷「え?」
🇩🇪「許さない…僕はお前たちの事を許さない!!おとおさんを酷い目に合わせるやつを許すはずがない!!……ッ、いつか…殺してやる…」
独帝「ヴァイマル!!」
🇩🇪「?!」
独帝「……暴れてないで、帰りなさい。」
🇩🇪「……ッ!!」
あまりに冷たく放った言葉…それを聞いた途端、ヴァイマルの顔が崩れ始めた。悲しみ、怒り、殺意、裏切り、疑問の意を含んだ今にも泣き出しそうな顔。
…私は息子のそんな顔を見た事が無かった、見たくなかった。
🇩🇪「…ぅ、……ぅわぁぁぁぁぁぁぁん!!!」
ヴァイマルは大粒の涙をポロポロと流し、最後は泣き叫んで逃げ出してしまった。
🇬🇧「…可哀想に。」
🇫🇷「…思ってないでしょ。」
🇬🇧「そんな訳ないでしょう?あなたじゃないんだから」
🇫🇷「なっ…!!君ねぇ!!」
🇬🇧「騒がしいですよ、全く。…さて、行きますよ。」
独帝「あぁ。」
そのまま奴らについて行く。これが私の最期になるのだろう。正直、自分の生死はどうでもいい。だから恐怖は感じていなかった。ただ…ヴァイマルと最期に交わした会話があんな風になってしまった事が唯一の後悔だった。もっと…たくさん話をしておくべきだった、たくさん愛を注いでやればよかった。最期くらい…笑顔で円満に別れたかった、最後にハグでもしてやりたかった……
思い出せば思い出すほど…愛しき我が子への後悔が募る。
………あーぁ、なんでもっと早く気が付かなかったかな。
ごめんな…こんな親で、対して愛してあげられなくて、寂しい思いをいつもさせてしまって…それでも、俺をお父さんって呼んでくれてありがとな…。
今更言っても意味の無いような届くことの無い感情が、想いが、溢れだして止まらなくなってしまう。
こんな親だけど、俺は…お前を___
独帝「…愛してッ___」
🇫🇷「ん?なんか言った…って、泣いてんの…?、平気?」
独帝「…」
🇬🇧「…好きにさせときなさい。今すぐに尋問する訳じゃないんですから。」
ヴァイマルside
___僕のお父さんは戦争に負けた。
🇩🇪「…12年か。」
あの日…お父さんと死別した日から12年。お父さんから引き継いだこの国は相当酷いものとなっていた。
戦争での賠償金の額は果てしないし、物価も高騰。そして会社の倒産からなる失業者の増加…挙げたらキリがない。そんなんなので、国民の間では不満が高まっているとか。
🇩🇪「はぁ…、足んない…もっと、おかね、刷んなきゃ…」
今は冬。とても冷え込んでいて、舌が回りずらいことを自覚する。身体は小刻みに震えていて手が使い物にならない。…シャツ1枚に薄いコートを羽織るだけでは、やはり冬は厳しいようだった。
現在の我が国は賠償金を支払うことで手一杯だった。最近は、定期的に同じ額支払うことですらままならないことも増えていた。
まずはお金をたくさん刷って何とかしようとしているけど、今ではお金の価値が下がっていて、あと少しすればただの紙切れになってしまうことは容易に考えられる。
🇩🇪「…おなか、へったな」
もう4ヶ月は食べていないだろうか?僕は国の化身だし、基本死ぬ事はないけど空腹感とか欲は人間同様、感じてしまう。
…こんな弱音、お父さんが聞いたら呆れるんだろうな。
僕のお父さんは自分にも他人にも厳しい国だった。だから怖いことももちろんあったけど、それ以上に憧れで、優しくって、大好きだったなぁ、なんて。
僕もそうなりたかったのに、なんて。
僕は13歳でまだほとんど子供だけど、国の化身として今こうして働いている。国の化身と言っても何か特別な能力がある訳でも、才能がある訳でも無い。言い訳になってしまうだろうけど、今でも僕にはまるで無理だとしか感じない。
🇩🇪「…さ、む」
路地の壁に身を預ける。傍から見たら国の化身とは分からないくらい落ちぶれていて、みすぼらしい僕。最近はよく眠れず、クマもできていた。気が付いたら意識が消えていて気が付いたら別の場所に居る、なんて事もあった。今だって、ほら。すぐにでも眠ってしまいそう…
そう考えてるうちにやはり意識は薄れていって、こんなに寒いのに感覚がおかしくなったような、体力保存とでも言うように眠ってしまった。
ポタッ___ザー…
🇩🇪「…ぁ、」
気が付いたら雨が降っていて、その雨は僕の衣服を濡らした。シャツに水が染み付いて、肌に引っ付くあの嫌な感触、元の寒さに追い打ちをかけるかのようにずっしりと重く冷たくなったコート。…全てが最悪だ。
🇩🇪「…ッ、なんでぇッ、な、んで…ひ、どッ」
雨に隠れて涙がポロポロ出てくる。雨は相当強いらしく、僕の泣き声は全て雨の轟音にかき消されていた。
___そんな時だった。
?「大丈夫ですか?お国様」
🇩🇪「…!!、へ?」
こんなに強い雨だ、普通外に人は居ないのに。と疑問を抱きつつ、未だに自分の事を”お国様”だなんて呼び方をする人に驚き、つい間抜けな声をだしてしまう。
?「あらら、こんなに痩せてしまって…可哀想に」
🇩🇪「…ぅ」
もう全てが限界でまともに返事もできない。寒くて眠くてお腹もへってて、どうしようもなかったから。
?「ほら、私の家においでください。大丈夫、変な事はいたしません。それに、貴方だって限界でしょう?…ね?」
🇩🇪「…」(ゆっくり頷く)
?「それでは、失礼しますね?」
その人は僕の事をひょいと持ち上げた。4ヶ月は食べてないんだから、きっと重くはないはずだ。
?「しっかり掴まっててくださいね」
🇩🇪「…ぅ、ん」
?「いい子ですね。」
そう言って、その人は僕の頭を優しく撫でた。その安心感からだろうか?僕の頭はこっくりこっくりし始めた。
?「おや?お眠いのですか?」
🇩🇪「ん…」
?「ふふ、寝ていいですよ。私めの肩をお使いください」
その言葉を聞き切る前に、僕の意識はプッツリ切れてしまった。
___おはようございます
そう言われ、目を覚ます。目の前には知らない景色が写っており先程の声の主が目の前に立っている。
🇩🇪「ぁ、さっきの…ありがとうござい」
?「いいのですよ。こちらこそお国様をお助けでき、光栄です。」
🇩🇪「そんな…光栄、だなんて。」
🇩🇪「あ、あの…お名前って…」
ナチ「おっと…申し遅れました、私の名前はナチス・ドイツ国です。ナチとでもお呼びください。」
🇩🇪「…もしかして貴方もお国なんですか?」
ナチ「まぁ、そのような区分かもしれませんね。」
🇩🇪「そう…?、あ、えっと僕は…ヴァイマル共和政、です。助けていただき、ありがとうございました」
ナチ「そんな、滅相もございませんよ。」
ナチ「それより、お腹が空いているのではありませんか?そのご様子だと、数週間…いや、数ヶ月食べていらっしゃいませんね?」
🇩🇪「あ…えっと…お金が、無いので」
ナチ「可哀想に…さて、行きますよ(また持ち上げる)」
🇩🇪「ぅわ!、あ、あの…!歩けますよ?!」
ナチ「無理なさらないでください、数ヶ月食べてないで何が平気なのですか?」
🇩🇪「ぅ…」
そうこうしているうちにダイニングテーブルに着いたようだった。僕は椅子に座らせてもらって、ナチさんは忙しそうにキッチンらしき所へ向かう。
少しして、たくさんの料理が僕の前に置かれた。
ナチ「はい、お好きにお食べ下さい」
🇩🇪「こ、こんなにいいんですか…?」
ナチ「もちろんでございます!」
🇩🇪「ぇ、へへ…えっと、お言葉に甘えて…」
そう言った僕は一旦目の前にあったパンを口にした。久しぶりのパンはほんのり甘くって、暖かくって、ふわふわで通常の数倍美味しく感じた。…はずだった。
🇩🇪「おぃ、しい!…?、う”…ぅえ”…」
とても美味しいはずなのに身体がそれを拒絶した。失礼なことだとは分かっているが、つい反射的に口に入ったそれを吐き出してしまった。
ナチ「あらら…大丈夫ですか?」
🇩🇪「ぅ…す、すいません…美味しいのに…なんで」
ナチ「きっと、急に固形物を食べて身体がびっくりしてしまったのかもしれませんね。大丈夫ですよ、気にしないでください。」
🇩🇪「は、はい…」
ナチ「ほら、スープから飲みましょう?はい、口を開けて?」
🇩🇪「ぇ、…ぁー(口を開く)」
ナチさんの持った木のスプーンから暖かいスープが流れてくる。どうやら暖かいポタージュのようで、それはすんなり身体が受け入れてくれた。
🇩🇪「おいしいです…ふふ、」
ナチ「それは良かったです、はい(またスプーンを差し出す)」
🇩🇪「ぼ、僕、1人で出来ますよ…?、なんで…」
ナチ「私がこうしたいだけですよ、嫌でしたかね?」
🇩🇪「そうでは…無いですが…」
ナチ「良かった。では…はい」
彼のその行動の意図は僕には分からなかったけど、ナチさんが楽しそうに笑っているので良しとしよう。そうして僕は、久方ぶりの食事を楽しんだ。
🇩🇪「ありがとうございました」
ナチ「沢山食べてくれてよかった。美味しかったかい?」
🇩🇪「はい!」
ナチ「それはよかった」
こうして、僕とナチさんの共同生活が始まったのだ。
ナチさんは人と会話するのがお上手で僕には全くもってかなわなかった。そんな僕でもナチさんは面倒を見てくれて優しくしてくれた。時にはアドバイスをもらい、時には慰めてもらったりしてくれた。
そんな日常が1年ちょっと続いたある日、僕はもうすっかり彼との生活にも慣れていた。
🇩🇪「ん〜!美味しかったです!いつもありがとう!」
ナチ「いいや、良いのですよ。…ごめんなさいね、最近前よりもずっと物価が高くてたくさんは作れないのです…」
🇩🇪「あ、あは…僕の、せい…ですね…」
ナチ「おや?ちがいますよ、決して。そうは言ってません。」
🇩🇪「そ、そうですよね…!」
ナチ「ふふ、そうですよ」
ナチさんが僕の頭を撫でてくる。すごく優しい手つきでゆっくり撫でてくれる。僕はこれがとっても好きだ。
🇩🇪「では、僕はお部屋に戻りま…」
ナチ「あ、ちょっと待っていただけます?」
🇩🇪「?、はい」
ナチ「ちょっとしたい事がありまして…私の部屋に来ていただけませんか?」
🇩🇪「?、もちろんです…いつも色々してもらってますし…」
ナチ「よかった!では行きましょうか」
そう言ってナチさんの部屋にお邪魔した。彼の部屋はほとんど入った事がなく、すごく新鮮だった。物が少なくてシンプルな部屋であった。
🇩🇪「ナチさん、どうかしたんですか?」
ナチ「君は…今のこの国で国として居るのは楽しいかい?」
🇩🇪「楽しい…?なにを…」
ナチ「苦しいんじゃないかい?もう、こうしてるのは」
🇩🇪「…」
ナチ「ほら、思っている事を言ってごらんなさい」
🇩🇪「ぁ…僕は…?」
ナチ「辛いんじゃないか?国民が苦しんでいるのも、そのせいで君に刃が向いているのも…」
🇩🇪「う、ん…辛い、怖い…僕のせいで国がぐちゃぐちゃになるのも、皆から罵声を浴びるのも…やだ、」
ナチ「そうだな、怖いよな」
🇩🇪「ね、ねぇ…どうすればいいの?僕はどうするのが正解なの?、たすけて…?」
ナチ「…ふふ、もちろん。」
🇩🇪「…!!」
ナチ「(頭を撫でながら)君が、苦しまないように、楽になれるように…大丈夫、私に身を委ねるだけでいいのです。ね?」
🇩🇪「ん…へへ、身を…ゆだねる…?」
ナチ「ええ。こちらへおいでください」
ナチさんはそう言って、手を広げて僕の背に合うようにしゃがんだ。僕はその意図を読み取って、彼に近づいた。
🇩🇪「…?」
ナチ「どうかしましたか?ほら、おいでなさい?」
なんでだろう…僕の本能的なものだろうか?行ってはならないと警鐘を鳴らしているようにも感じて止まってしまった。しかし、急かされたことによって僕はそれに反することとなった。
ナチ「いい子ですね。ほら、しっかりと、ギューって私に掴まって?」
🇩🇪「う、ん!………あ、れ?」
気のせいかな、身体が熱くなってきた気がする。それになんだかあたまがふわふわして、おそらにいるみたい。
🇩🇪「な…ぃ…さ、?、なぁか…へ、ん?」
言葉が上手く紡げない、舌がまわらない…どう考えても異常なのに、心地がいい気がするのはきのせい?
そんな風に考えた直後___
🇩🇪「ッは……??、ぁ、う…??カッハ…ゴホッ」
何が起きてるかよくわかんないけど、からだがさっきよりいっそう熱くなった、とけちゃいそうなくらい。…なんだろ。でも…へんなかんじだけど、なんとも心地よいなぁ…。
あ、でも、わかる…たぶん…ぼく、しんじゃう。
でも、べつにいいや。なちさんのいうとおりこれでラクになれるよ?
あ、でも…おとーさんとじごくであいたいなぁ。
僕はそのまま意識も、身体も手放した。
ナチside ver
ようやく来たのだ、この日が。1年も子供の面倒を見るのは疲れるものだが…逆に騙しやすいので結構。
1年かけてここまで信用をとった、あとは実行に移すのみだ。
ナチ「いい子ですね。ほら、しっかりと、ギューって私に掴まって?」
🇩🇪「う、ん!………あ、れ?」
ヴァイマルが私の身体に引っ付いて来た。その数秒で彼の身体に異変が起きる。もちろん計画の通りだ。今日の夕飯には少し細工をしている。
______身体が内側から融ける薬である。
🇩🇪「な…ぃ…さ、?、なぁか…へ、ん?」
彼はもう言葉が上手く紡げないようだ、舌が鈍ったからか?脳にもう影響が出ているのか?まだまだデータが足りないな、と反省する。
この薬は、身体の内部にへばりついた薬によって、身体が少しづつゆっくり溶けていって最終的には原型も留まらないというまあまあな性能だ。服用すると、まず痛覚は遮断され、感覚も鈍くなる。そして苦しみは死ぬ間際のアドレナリンと相まって強い快楽を感じられる。なので服用者は何が起きてるかほぼ理解出来ないようになっている。
まあ別に、このまま放っておいても結果は変わらないのだが……それでは愉しくないだろう?
🇩🇪「ッは……??、ぁ、う…??カッハ…ゴホッ」
私は彼の首を絞めていった。彼のまだ細く、すぐ折れてしまいそうな首はなんとも愛おしい。その首を片手でキュッキュっとちょっとした刺激を与えるだけでも彼には十分なもののようで。本当は苦しいはずなのに快楽によって捻じ曲げられているのだろう、彼の顔は心地よいような苦しいような歪んだ顔をしていた。そのうち、彼の身体が震えだし、軽く痙攣を起こすようになった。
あぁ、なんとも弱々しくて、か弱くて、愛おしい…
………
……
…
ナチ「…ヴァイマルくん?」
返事はなく、脈もなかったので死んでいる。少々復元しつつあった事には驚いたが上手く対処出来てよかった。
ナチ「ふふ…私に身を委ねて、授けてくださいね?最期なんですから…」
私はそう言って、1部はただの肉塊となってしまったアンバランスな彼だったものを食していく。うん、血抜きもしてないため絶品とも言えないが、美味しい気もする。
なぜだか甘くって暖かい気がする。…昔、聞いた事がある。愛というものは暖かく優しいものなのだと。…そうか、つまりこれが
ナチ「ふふ、これが私なりの愛情なのだな♡」
そして、血の最後の1滴まで飲み干して、彼を完食した。
はぁ…今日という日はなんとも最高だ。元々は彼の権力や地位が目的だったが、それ以上の収穫があった。私の分からなかった”愛”というものが分かった気がするから。
ナチ「これで一心同体ですね?あとは私にお任せ下さい、お国様♪」
そう言って私は家を出た。何とも軽快な朝だった。
以上です…不備がありそうで怖いです…
↓↓個人的なナチ×ヴァイマル(𝖼𝗉では無い)
ヴァイマル君とナチを他人にしたのはヴァイマル共和政の時に共産主義者たちが政府転覆みたいな事したのが由来です…(かなりざっくりですが…)
つまりは政治体制とかなんやらが受け継がれた訳では無い…むしろ別物なのでこうなりました…
あ、だからヴァイマル君と独帝は血の繋がりがあるのです。ヴァイマル君は独帝の解体?後に作られた臨時政府みたいなものですから…
まあそんなとこです。観てくれた方に感謝してもしきれません!!ありがとう!!
↓↓私的ヴァイマル君とナチのキャラデザ〜!
なお、イラストや表紙は私が描きました!
以上! それではまた!!