テラーノベル
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⚠️ あてんしょん ⚠️
〇 hrty 教師甲斐田×ヒーロー剣持
〇 捏造・幻覚のオンパレード
〇 不穏気味
〇 not腐‼️腐嫌いな人止まって‼️見て‼️
〇 語彙力皆無
〇 性癖もりもり
〇 口調迷子
〇 伏字無し
〇 新参者による妄想
🌞「――よし、今日の連絡は以上。
週末だからって羽目を外しすぎないように 。
気をつけて帰ってね」
帰りのホームルームの終わりを告げる
チャイムが鳴り響くと同時、教室は一気に解放感に包まれた。
部活へ急ぐ足音、週末の予定を話し合う賑やかな声。
そんな喧騒を他所に、剣持刀也は手早く教科書をカバンに仕舞い込んでいた。
今日の体育の授業、彼はグラウンドの隅の木陰でずっと見学していた。
「体調不良」というもっともらしい理由に、クラスメイトたちは誰も疑いを持たない。けれど、カバンを肩にかけようとした一瞬、剣持の眉が僅かに歪む。
⚔️(……まだ、痛い…)
昨晩、街に現れた怪獣との戦闘で痛めた右腕が、制服の生地に擦れて鈍く疼いた。
早く誰もいない家に帰り、応急処置をやり直して、夜の見回りに備えなければならない。
完璧な優等生としての仮面を貼り付けたまま、剣持が教室の入り口へと歩き出した、その時。
🌞「あ、そうだ。剣持くん」
教壇で出席簿を整えていた新任教師
――甲斐田晴が、思い出したように
声を上げた。
🌞「ちょっと、国語の提出物の件で話があるんだけど。今から少し時間いいかな」
その声に、教室を出ようとしていた数人の
生徒が「うわ、剣持捕まった」「がんばれー」と他人事のように笑いながら去っていく。
剣持は一瞬だけ足を止め、すぐにいつもの涼しげな優等生の笑みを浮かべて振り返った。
⚔️「提出物なら、今朝一番に委員長へ渡しましたけど。何か不備でもありましたか、甲斐田先生」
🌞「いや、不備っていうか?
……ちょっと個別に確認したいところがあってね」
甲斐田の目は、いつになく真面目だった。その視線が、不自然に固く下ろされた剣持の右腕に一瞬だけ落ちる。
⚔️「……分かりました。どこへ行けばいいですか」
🌞「あー、職員室は今ちょっと他の先生方で混んでるからさ。
南校舎の、ほら、いつも使われてない空き教室。あそこ、今僕が教材置き場に使ってるから、そこで話そう」
⚔️「了解です」
周囲の目を欺くように、少し距離を空けて廊下を歩く。
放課後の喧騒から遠ざかり、南校舎の奥へ進むほど、2人の足音だけが静かに廊下に響くようになった。
ガラリ、と重い引き戸を開けて、誰もいない空き教室へ入る。
西日のせいでひどくオレンジ色に染まった室内に、甲斐田が私物で持ち込んでいるらしいギターのケースがぽつんと置かれていた。
引き戸が閉まった瞬間、剣持はカバンを握り直して言った。
⚔️「……で、なんですか。提出物の確認って」
甲斐田は教卓の上に出席簿を置くと、深く、本当に深いため息をついた。そして、机の引き出しから小さな救急箱を取り出す。
🌞「提出物は別に何の問題もないよ。……嘘ついて呼び出してごめん」
⚔️「は?」
剣持が怪訝そうに眉をひそめる。
甲斐田はパイプ椅子を引き、座るように顎で促した。
🌞「……腕、さっきから全然上がってない。今日の体育も見学してたし、君、どっか怪我してるでしょ。見せて」
⚔️「…何、言って…っ」
拒絶しようと、剣持が冷たく言い放ちかけた、その時。
🌞「剣持くん」
遮るように呼ばれた声は、いつもよりずっと低く、真剣な「大人」のトーンだった。
剣持が思わず言葉を詰まらせると、甲斐田はまっすぐにその瞳を見据えてくる。
⚔️「……なんでですか。僕はヒーローですよ」
それは、街の平和を守る『剣持刀也』としてのプライドであり、他人を拒絶するための壁だった。僕が傷つこうが死のうが、大人に守られる筋合いなんてない。そんな、頑なで冷え切った16歳のエゴ。
けれど、甲斐田はそんな壁など、あっさりと踏み越えてみせた。
🌞「僕からしたら、16歳になったばっかりのガキだよ」
⚔️「ガキ、って……」
🌞「ほら、おいで。怪我の手当てくらいさせて」
一歩も引かない大人を前に、剣持は
「……はぁ……」と、心底諦めたようなため息を吐き出した。
これ以上突っぱねる方がエネルギーを使うと察したのか、渋々パイプ椅子に腰掛け、制服の袖をゆっくりと捲り上げる。
現れた右腕には、素人が雑に巻いたと一目でわかる包帯が、痛々しくきつく巻き付けられていた。
🌞「……うわ、何これ。巻き方めちゃくちゃじゃん。包帯だけ巻いとけばいいってわけじゃないからね。こんな雑な手当てしてたら、治るものも治らないよ」
⚔️「うるさいなぁ……笑
利き手の方の腕だから難しいんだよ巻くのが」
文句を言う少年の声を、甲斐田は適当に聞き流しながら、手慣れた様子で古い包帯を切っていく。
世間が彼に求めるのは、「傷つかない無敵のヒーロー」だ 。
だとしたら、目の前で痛みに耐えるように奥歯を噛み締めているこの16歳は、一体何なのだろう。
甲斐田は、ヒーローの詳しい事情なんて何も知らない。
ただ、目の前の生徒が、あまりにも自分の命に無頓着であることだけは分かった。
新しく丁寧な包帯を巻き直していく甲斐田の指先は、硝子細工でも扱うかのように酷く繊細で、優しかった。
手当てが終わり、甲斐田がパチンと救急箱を閉める。
🌞「はい、おしまい。……これでもう、早く帰ってちゃんと休むこと」
⚔️「今更…」
促すように言った甲斐田に、剣持は捲り上げていた袖をゆっくりと下ろした。
カチ、カチ、と、静まり返った教室に時計の秒針の音だけが響く。
けれど、剣持はカバンを持ったまま、帰ろうとしなかった。
いつもニュースで見せる完璧な笑顔でも、クラスメイトを湧かせる軽快な表情でもない。
夕日に照らされた自分の机の木目を、ただ、じっと見つめている。
そんな彼に、甲斐田はまだ、気の利いた言葉をかけてあげるほどの関係性も、大人の余裕も持ち合わせていない。
ただ、沈黙に耐えかねたように、剣持がぽつりと言った。
⚔️「じゃあ、甲斐田くん」
🌞「甲斐田先生、ね。何?」
⚔️「僕、1人なんですよ。家帰っても」
それは、甘えなのか、それともただの独り言なのか。
剣持自身、どうしてそんなことを教師の前で口にしてしまったのか、分かっていないような、どこか戸惑った顔をしていた。
⚔️「今日の仕事……あー、いや…いやもういいか。仕事、見回りだけだし。……もう少し居てもいいですか、此処に」
これから夜の街に出て、また異形のものたちと孤独に戦わなければならない重圧。
何でもできるはずの高校生が、今、迷子のような目をしている。
甲斐田は何も言わずに、剣持を見つめた。
夢を諦めて流されるまま大人になった自分には、この少年が何と戦い、何を背負っているのか、まだ何も分からない。
けれど。
甲斐田は黙って立ち上がると、教卓の奥に隠してあった私物の電気ケトルに水を入れ、スイッチを押した。
ゴトゴトと、静かに水が沸き立つ音が教室に満ちていく。
🌞「……珈琲、ブラックで飲める?」
⚔️「無理ですね。苦いのは嫌いです」
🌞「だと思った」
甲斐田は苦笑して、マグカップをふたつ並べた。
そして、ポケットから小さな包みを取り出す。カサリ、と静かな音がした。
🌞「じゃあ、君にはこれをあげる。お近づきの印に」
甲斐田の大きな手のひらから、何が起きたのか分かっていない剣持の前に、ぽつんと差し出されたのは、白くて四角い、小さな塊。
苦い世界に足を踏み入れかけている彼に、大人が差し出せる、精一杯の甘やかし。
「角砂糖をひとつ。」
ちょっと最終回みが…笑
長かったですね!そしてつめつめで読みずらい…笑
次回もよろしくです!
はんぺんちーず🧀🤍
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コメント
1件
**「もう少し居てもいいですか、此処に。」の第2話、読んだわ。** 甲斐田先生が生徒の異変に気づいて、ちゃんと向き合おうとしてるところがまず沁みた。あの「ガキだよ」の一言で壁を越えた後に、珈琲と角砂糖差し出す流れ、優しすぎてやばい。剣持くんが「一人なんです」ってぽつり言うシーンはグッときたね。ヒーローとして無敵でいなきゃいけない16歳が、迷子みたいな目してるの、切なすぎ。 次回も楽しみにしてる🔥