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side仙道伊織
大和ダンジョン委員会の刺客が手榴弾のような物を投げつけ始めた。
流石に防弾ガラスと言えども、これでは破壊されるのも時間の問題だろう。
「山野さんは下がっていてくれ。
白波、山野さんを安全な場所に。
バニラ、戦いに入ったら助けられない。
大丈夫か?」
「うん、へーき。」
彼女は顔色一つ変えずにそう答えた。
「全員、戦闘体制!
来るぞ!!!」
大和ダンジョン委員会のダイバー達が雪崩れ込んでくる。
俺は雷の花びらを発動する。
俺の放った雷がLED電灯を伝い、電流のシャワーを降らせた。
白波も水の竜なる魔法を発動し、水の竜は大和ダンジョン委員会のダイバー達に暴れ狂っている。
「腕、解放〜!」
バニラが呑気にそう言うと、彼女の腕は覚醒体になった。
様々な触手刃が彼女の腕から伸びていき、大和ダンジョン委員会の公認ダイバー達を鋭く攻撃する。
バニラはさらにスピードを上げて、銃弾に負けない速さで動くと、大和ダンジョン委員会のダイバー達を真っ二つにしていった。
COCOダイバー局のフロアは血の海と化した。
バニラは大男を覚醒した腕で持ち上げて、軽々と壁に投げつけた。
「がぁぁぁあ…!」
至る所から、叫び声がした。
しかし、大和ダンジョン委員会も負けっぱなしでは無かった。
COCOダイバー局の外壁にハシゴをかけて、2階、3階から侵入してきたのだ。
目的は山野莉緒、いや、山野莉緒の持っているデータとバニラか…
「仙道さん!
2階部分が占拠されようとしています!!!」
「くっ!
こっちも手一杯だ!
ナンバーズ…!
ナンバーズが来るまでなんとか持ち堪えてくれ!!!」
俺は戦いながらそう指示を飛ばした。
まだか…
まだか…
バニラは疲れ知らずのようだが、俺と白波の動きはやや鈍っていた。
それもそうだ。
30分ほど、戦いっぱなしだ。
やばい…!
1階も…!
そう思った時。
「氷の女神よ…」
懐かしい声がした。
そして、それは心強くもあった。
「ゾード!!!」
「仙道さん、遅くなりました!」
月野が言う。
よろず♾️が援護に来たのだ!
「よぉし!
ナンバーズが来たぞー!
一気に畳みかける!
みんな、最後の力を振り絞れ!」
俺は言い、雷の掟を発動する。
稲妻が暴れ狂い、大和ダンジョン委員会を次々と倒していく。
ナンバーズの活躍もあり、バニラの超人的な力もあり、何とか大和ダンジョン委員会を退けることに成功した。
残された物は悲惨だったが…
とにかく、何とかなったんだ…
「仙道さん、大変でしたね。」
月野がポーションドリンクを差し出しながらそう言った。