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ここに投下。
kuzmに恋する女児になりたいな〜という思考に至り、気付いたらこんな駄文を生み出していました。
子供には優しいkuzmって良いですよね。
※短い 女児目線
公園。あの日は、木々が太陽に照らされて地面に綺麗な模様を描いていたことを憶えている。
一人でブランコに乗り、ゆらゆらと揺れる振り子のように遊んでいたら、公園外の歩道でスマホに耳を当てている男性に目が止まった。
表情をコロコロ変えて電話相手と話している様子が何故か酷く魅力的に感じ、ふとブランコを足裏で止めた。
私があまりに彼を見つめているものだから、彼が私の視線に気付いたらしい。目が合い、身体が公園の方に進んでいるのが分かった。
こちらに向かってきている事に焦って内心狼狽えていたら、スタスタと歩いてきていた彼はいつの間にか目の前にいて私との距離の差を埋める為しゃがみ、
「なぁ。このアメちゃん、ほしいんやろ?
アッツイ視線向けてきたからすぐ分かったわ。はい」
と手に持っていたらしい派手な服の色と同じ紫色のスティックキャンディーを差し出してきた。
急な出来事に拍子抜けして、恐る恐るそれを受け取ると
「あ、おじさんから貰ったってのは皆に秘密な?」
目を細めて綺麗な指先を唇に当て、シーッと言うように彼は口角を上げた。
幼いながらにおじさんと言う歳でもないのは分かるが、その大人の余裕さに私は頬を赤らめ、彼の引きずり込まれるような瞳に釘付けになっていた。
「子供は簡単に餌付け出来るから楽やな〜 」
と、つぶやく声がひとつ。
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