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#文豪ストレイドッグス
#オリキャラ注意
透花
676
今回から少し新しい展開になります!今回も長いです(*^^*)
本編スタート!
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「……ほんとに来ちゃった…」
彼女は目の前の立派な建物を見上げ、少しだけ躊躇う。
「…ほんとに良かったのかな」
遡ること数日ーー
「…中也さん、話ってなぁに?」
彼女は、目の前の真剣な表情を浮かべる彼に尋ねる。
中也はいつもと少し雰囲気が違った。
また何か問題でも合ったのだろうか。
しばらく沈黙を貫いていた彼の口が動く。
「…お前、しばらくそばにいろ」
「…え?」
彼女は驚きのあまり、目を丸くした。
「え、ちょっとどういうこと?」
「そのまんまの意味だよ」
中也は淡々と告げる。
いつになく、真剣だ。
「…お前が俺と一緒に居てくれるって言ってくれて、すげぇ嬉しかった」
「でもな、今のままじゃダメなんだよ」
中也は心配そうに彼女を見つめる。
「…また、いつお前が同じようなことが起こるかと思うと、俺はどうしようもなく不安になる」
中也は彼女の首元にそっと手を触れる。まるで繊細な陶器を扱うように。
「…正直、今回の件がただの偶然とは思えねぇ」
「俺の事探ってるヤツなんざ腐るほどいるし、他の奴らがまたお前を見つけ出す可能性だってある」
「だからしばらくは、俺の目の届く場所にいて欲しい」
少し間を置いて、中也は視線を逸らした。
「…まぁ、半分は俺のわがままだけどな」
「中也さん…」
彼女は優しく微笑み、中也の手に自分の手を重ねる。
「中也さんが珍しくわがまま言ってくれてるんだもん!聞いてあげなくちゃね」
「…は?」
中也は数秒固まる。そして、
「…お前、そういうとこ反則だろ 」
「?」
彼女は意味が分からないといった顔で首を傾げる。
そんな彼女を見て、中也は小さく笑った。
さっきまで張り詰めていた空気が、少しだけほどけていくようだった。
コメント
3件
みぅ🤍🥀です。読了しました🌙 中也さんが「半分は俺のわがまま」って認めるシーン、すごく刺さりました。彼が本気で彼女を守りたい気持ちと、それを素直に言えない不器用さが同時に伝わってきて…。それに彼女が「聞いてあげなくちゃね」って優しく受け止めるのが、本当に温かかったです。 2人の距離が少しずつ縮まってる感じがして、この先どうなっていくのかすごく気になります。茉莉(まつり)さん、素敵な話をありがとうございます🥀