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REBOOT 最終回 視聴推奨 。
⚠️WARNING⚠️
めっちゃ 本編ネタバレしてます 。
REBOOT シナリオに 沿って 年齢設定 しています 。
腐 ❌
霧矢 : 25歳
冬橋 : 28歳 → マチムラ : 33歳
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しぇるたーの 静かな 早朝 。キッチン から パンケーキを 焼いている あいつの 背中が 見えた 。
「 …… 、 早 。 起きるの。 」
その声に 、 驚いたのか 少し 体を びくっと しつつも 振り向いてから 微笑む あいつ 。
「 おはようございます ッス 。 冬橋さん 、 今日の パンケーキ 綺麗に 焼けたんすよ ! 」
「 ふぅ 〜 ん ? …… 生焼け じゃないよな ?? 」
「 失礼な ! オレ 冬橋さんより 料理 上手いんすよ ! 」
「 俺が 下手って 言いてぇの !? 」
「 下手っすね ! 」
こいつ …… !!
3つ下の癖に !!
と 内心 思いつつも 焼けた 綺麗な パンケーキを 皿に 置いて行く あいつを 眺めた 。
「 …… 冬橋さん 、 上手く やってくださいよ 。 まァ 、 俺が 居なくても 冬橋さんと アオイが 居るから 大丈夫 だろうけど 」
そういいながら 人数分の パンケーキを 広間の方に 持っていく あいつは いつもより 、 少しだけ 寂しそう だった 。
「 冬橋さん 」
「 ん ? 」
何気なく 呼ばれた名前の 語尾が 少し 震えてる気がした 。
俺を 見詰める目が 酷く遠くて 目に 焼き付けているような そんな目だった 。
「 …… 最後の晩餐 って ほんとに あるんすかね 」
なんだか 、 心臓が 冷えていく感覚がした 。 こいつが ここから 、 いなくなるんだって 。
こいつは 俺の罪を 全部 持っていくから 。
「 あるとしたら お前は 何を 食いたい ? 」
「 ナポリタンと 豚汁 ッスね 」
「 は ? 」
即答 だった 。
思わず 固まって 素っ頓狂な声を 出して そいつを 見つめた 。
「 まじで 言ってんの 」
「 オレ 、 冬橋さんの ナポリタンと 豚汁 好きなんすよ 。 だから 最後の晩餐は 冬橋さんの ナポリタンと 豚汁が いいッス 」
バカか 、 こいつは 。
最後ぐらい 、 まともなの 食えよ … 。
「 あっそ 、 … 好きにしろよ 」
素っ気なく 返したつもりなのに 、 あいつは ちょっとだけ 嬉しそうにしてる 。
… ほんとに バカ こいつ 。
「 あ 、 もう7時に なりますね … 。あいつら 起こしてきて くださいよ 、 冬橋さん 。 ……… その間に オレ 、 出てくんで 。 」
本気 、 なんだな 。
覚悟を 決めた目を して 俺を 見てくる 。ほんとに 行くんだな って 実感した 。
「 冬橋さん 。 … お世話に なりました ! …… 後 頼みますね 」
「 霧矢 」
「 バーカ 、 今更 無理っすよ 。 じゃ ! 」
うわ 、 早 … 。
そういや 、 こいつは 昔から 足が 早かったなあ
「 霧矢 、 … 行ってらっしゃい 」
「 ……… 帰ってきたら 、 笑って くださいね 。 冬橋さん 」
にひっ ! って 笑って 走っていく あいつの 背中を ただ 見詰める しか なかった 。
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裁判長の声が 冷たく 裁判室に 響く 。
「 判決を 言い渡す 。 」
あの人が 笑顔で しぇるたーに 居られます ように 。
「 有罪 」
… あ 〜 、 ナポリタン 食いてぇ 〜 。
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声も出さず しぇるたーの 子供達よりも 小さくなって 帰ってきた 、あいつ 。
箱の中で 静かに 眠っていた 。
正直 、 信じたくなんて なかった 。
でも 信じるしか なかった 。
25で 俺の 罪を 背負って 居なくなった あいつが 今でも 横に 居るような 気がして 。
「 昨日 、 出所した 夏海さんを 送り届けてきたよ 。 霧矢 」
仏壇に 立てかけられた 写真立ての中の あいつが 、 「 そりゃあ 良かったッス ! 」 なんて 言い出しそうな 笑顔を している 。
「 …… 」
そっと それに 笑い返して 見る 。
でも 、 無理 だった 。
想えば 想うほど 、 苦しい 。
泣くつもり なんて なかったのに 、 いつの間にか 泣いていた 。
いい歳した アラサーが 泣くなよ ってな 、でも 無理なんだ 。
「 きりやぁ …… っ ! 」
俺は ここ 数年で 何もかも 失い過ぎた 。それが 道を外れた奴の 末路 なんだろうけど 。
「 …… お前は 最期に 何を 考えたんだろうな 」
…… 俺達のこと だと いいな 。
「 これからも 、 マチと 見てくれる ? 」
ちゃんと 、 … ちゃんと 守るからさ 。霧矢 、 マチ 。
「 いつか 『 ただいま 』 、 なんて 言って くれないかなぁ … 」
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忘れられない マチムラさん ( 冬橋さん ) の 話 。