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青病み
帰りの電車に揺られながら今日も普遍を演じられたか反省会。
歌い手としての活動と社会人として働いてる。
別に自分が可哀想とか大変とかは思わない。
自分が選んだ道を呪いたくはないから。
それでも。
それでも 疲れはする。
人間なんだから仕方ない。でも、最近疲れでは済まないモノがどっと自分に流れ込んでくる。
期待やプレッシャー、
周りに置いていかれそうで。
手を伸ばしても伸びない手。
どんどん1人になっていく孤独感。
それに便乗するかのように降り注ぐ
アンチやファンチからのきつい言葉。
考えれば考えるほど涙が出そうになる。
くだらない反省会をして。
何も次に生かせない反省会をして。
自分を貶す反省会をして。
🐱(家にまだ薬あったっけな)
あまりしないように自制はしているが耐えられない時は薬に身を委ねる。
ODだ。薬物の過剰摂取。
最初は頭痛薬でやろうとしていたが頭痛薬ではODした気になれない。効果が強い分少量しか飲むことが出来ないからだ。
そこでアレルギーの薬を使い始めた。
最初は6錠から。そこから少しずつ増やしていって今では15錠程摂取している。頭痛薬よりは薬としての効果が弱い。
他の人がどんな理由でなぜODしてるかは知らないし知る気もない。
ただ、自分は薬を大量に飲んだという事実により何かしらの言葉に表せない感情が治るんじゃないかって淡い期待をしている。
電車から降り自宅に着く。
ドアを開ければ漂ってくる重い空気。
まともに換気なんてしてなければそうなる。
酒の匂いと香水の匂いが混じった部屋。
この匂いは嫌いじゃない。自分だけの空間に帰ってこれたと実感できるから。
数え切れないほどの薬が入った瓶の蓋を開け6錠程手にだし口に入れ酒で胃の中に入れる。
酒で薬を飲むと薬の効果が強くなるみたいなものを何処かで見た気がして行っている。
ぶっちゃけ効果があるかはしらんけど。
それを2回ほど繰り返し薬を摂取する。
薬を飲んだという事実で少し気が楽になる。
単純な脳みそに呆れながら残った酒を飲み干しパソコンの前に着く。遅れを取らないように少しでも歌詞を覚えたり作ったり作業する。
15分も経てば
次第に頭とまぶたが重くなっていく。
本能に身体をいつでも任せられるようにパソコンの電源を落としベッドに寄りかかるように座る。
🐱「今回はこのまんま死ねるんかな、、笑」
毎回、過剰摂取により心不全になってそのままぽっくりいかないか。一種の賭け事みたいなのを意識が落ちる前に楽しむ。
この時間が一日の幸福な時間。
🐱「明日は何もないしこのまんま起きなくてもええかな」
🐱「ッ…」
ドサッ
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