魔王の子供の双子は、幸せな日常を暮らしていました。それが、当たり前と思っていました。
いつからでしょうか。
この平凡《幸せ》な日常に亀裂が入ったのは、
それは彼女らが、13歳の頃です。
彼女の母が不治の病にかかってしまいました。
そして、2年後…
母親は死んでしまい、
父親は母親が亡くなってしまうその時が怖くて、1年前に彼女らから逃げました。
彼女らは、大事な人をこの2年間で失いました。
「ねえ、大事なものって、さ、簡単に壊れちゃうんだね。」
「…………。」
「今度こそ、は、お互いにさ、壊れないように、壊されないようにしないと、ね」
「………あぁ。そうだな。」
「俺らが頑張らないと」
「いけないよな。」
「…………うん。」
「頑張ろ!」
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