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リン「うっ…」
エレン「大丈夫か!?」
エレンは心配そうにリンの顔を覗き込んだ。
リン「あなたは…エレン…?」
エレン「そうだ。お前資料室で気を失って…」
リン「また運んでくれたのね…ありがとう… 」
エレン「混乱してると思うが1つだけ聞かせてくれ」
リン「うん…」
エレン「お前倒れる時に『女神族王女リン』って言ってたけどそれは本当か?」
リン「本当よ…」
エレン「じゃあなんでお前はあの火山地帯にいた?上界に住む奴らが下界に行くには呪文が…」
リン「実はね、最近ユウェル国内で反乱が多発してるの。でもそれを全て力で押さえつけていて、
私はそれが正解とも思えず、どんどん暗くなっていくのが怖かった。それに異能って家系に関
係するのよね、でも、私全く別の異能を持ったから軽蔑されていじめのようなことがあった
の。私だけじゃなく他の家でもよ!そんなの間違ってると思って、世界を変えるためにどうす
ればいいかってことで、 伝説と呼ばれたパーティを作りたくて、人を集めようと思って本を
漁っていたの。そうしたら魔人族というものがあるって知って、でも下界に住んでるとあった
から行き方も調べて来たらあそこにいたのよ。」
エレン「…でも魔人族という存在がおかしいとは思わなかったのか?」
リン「薔薇の色も指定されていなかったし、新種なのかしらと思ってはいたけれど、城の年季的にな
さそうね…」
エレン「王女も忙しいんだな。」
リン「エレンも王族だったわよね?」
エレン「まぁ、魔人族は族同士での争いは少ないからな。気を配ることがあんまりない。」
リン「そう!」
エレン「んで?お前いじめられてたんだよな。」
リン「ま、まぁ…恥ずかしいけど…」
エレン「家族に未練とかあるか?」
リン「ないわ、親不孝だとは思うわ、けど恩など感じない。悪い人間だって思ってる。」
エレン「そんなことない。お前みたいなやつをいじめるとかありえないから。」
リン「…え?それってどうy…」
エレン「そのパーティーってもしかしてこれか?」
エレンはある紙を取り出した。そこには…
リン「…そうこれよ!人間族1、女神族1、騎士族2、魔人族4の合計8人で構成されたパーティー」
エレン「人間族ってどうゆうことだ?戦えないだろ。」
リン「舐めすぎよ!魔力を備えた人間もいるのよ!だから彼らのことを指しているのよ。」
エレン「人間が魔力か…上界もわからんものだな。」
リン「エレンは確か…影の能力?」
エレン「あぁ、リンは?」
リン「私は光よ、光線はもちろんだけど熱も発生させられるの。」
エレン「便利だな。俺の友達にキールってやつがいる。色んな意味で話が合うかもしれない。」
リン「色んな意味…? 」
エレン「とりあえず行ってみないか?あいつ仲間になる可能性高いぞ。」
リン「ほんと!行くわ!」
エレン「お前は3日休息だ。行くのはそれからだ。」
リン「エレンのいじわる…((怒」
エレン「 子どもかよ?w」
リン「もういいわ!寝る!この部屋から出てって!!」
エレン「ここ俺の寝室な?((圧」
リン「他のベッド案内して!((泣」
エレン「はいはいw」
そんなこんなでいよいよ冒険が始まる予感です!!