目が覚めれば薄灰色のベッドがボクの目に映る。
カーテンを開ければ、小鳥の高い鳴き声が朝のお知らせをしに来ている。
スマホを見れば〔6:00〕を表示している。
まだ眠気が覚めないままボクはベッドから降りてだらしなく歩き、明るいリビングに向かう。
朝ごはんは食パン半分とコーンのスープと軽いもの。
ちゃんと左右の手のひらを合わせ、ゆっくり食べる。
ボクは平日の朝になると〔ずっと寝ていたいな〕と感じている。
ずっと寝ていたらきっといい夢を何回か見れると思うんだよなぁ
そんなことを毎回のように考えながら、
スマホ、イヤホン、財布、鍵…
かなり忘れ物が多いボクは毎日このように確認をしている。
ガチャ、と静かな音を立てて扉を開け、空と緑が広がる外へ足を踏み入れる。
外の自然な風がボクの頬を優しく撫でる。
〔今日も無理しない程度に頑張ろう。〕
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