テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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世界に色を付けたのは＿＿

第3話 - 🖌️🎧️

510

2024年12月14日

#我々だ

#日常組

#ぴくと

#らっだぁ運営

#ワイテルズ

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未津「ｼｬｯｼｬｯ…」

この時間が一番好きだ

未津「シアン…ｺﾞｿｺﾞｿ」

絵を描くということは

私にとって”生きる”を意味する

未津「これを描き続ける間は…ﾎﾞｿ」

私は明日もその次も生き続ける

唯月「ﾌﾌｯw」

唯月「今回の絵はなに?」

未津「何だろうね~、私の中で生きる…」

未津「”臆病だけど勇敢な少年”…とでも言おうかw」

唯月「その男の子はどういう顔をしているの?」

未津「さぁ?この世界には存在しない少年の考え事を当てるほど」

未津「彼のことを知り尽くしていない」

未津「例え彼を創った私だったとしてもさ?」

未津「彼は”彼”なのだから…ｽｯ…」

そこに描かれているのは

泣いているのに眉が歪んでいるのに笑っている不思議な少年

彼が何を目の前にして泣いているのかは誰もわからない

でも…

とても美しいのは事実だ

未津「…彼は何かしら我慢してでも笑っていたいんだろか……ﾅﾃﾞ」

唯月「……ﾁﾗ」

そんなことをいいながら

未津は優しく絵画を撫でた

未津「さぁて!そろそろおやつの時間と行きますか♪」

唯月「お、今回は何のお菓子~?」

未津「そこでクイズ!ﾋﾞｼｯ!」

未津「今回のお菓子は何でしょ~!」

kyo「お−、なんやなんや」

唯月「え?!気配しなかったんですけど!」

kyo「あwすまんすまんw」

kyo「俺未津の幼馴染、亨介(ｷｮｳｽｹ)」

kyo「きょーって気楽に呼んでやw」

未津「ちょっと、女誑しに入る許可出してないんですが?」

kyo「俺別に女誑してへんわｯ!!!」

未津「ごめんごめんw天然誑しやったなw」

kyo「しばき回すぞｯ!!!ｸﾜｯ　」

唯月「へぇ…みっちゃんの幼馴染?」

未津「まあ、何かやらかしたらチャーシューにすればいいから👍️」

kyo「まじで死にたい????????」

未津「~~~w」

kyo「−−−−!💢」

唯月「~~~?!」

フジコ「あ~な~た~た~ち~…!」

誑し組「「「あ…」」」

フジコ「次やったらうちの洗濯物と干すわよ??????」

kyo「はい…サーセン…」

唯月「さーせん」

未津「あれ?シワ増えた??」

フジコ「未津、あんただけ反省文ね」

未津「え~!めんどくさぁ~い!」

未津「って…ﾀﾞｯ!」

フジコ「あ!!」

未津「やる馬鹿がどこにいるんだよ、ﾍﾞｰ」

kyo「あ−ぁ…まさに人を苛つかせる天才やなw」

唯月「みっちゃん待って!ﾀｯﾀｯﾀ!」

フジコ「あのこって子はｯ…!はぁ…」

kyo「?」

kyo「今回は未津追いかけないんですか?」

フジコ「ええ…正直、彼女があそこまで自由にできているのには理由があるの」

kyo「理由…?」

フジコ「今まで、美術部にはたくさんの子たちが入部をしてくれていたんだけど…」

フジコ「未津と唯月が入ってから変わったの」

フジコ「人を嫌う唯月と普通の絵画を嫌う未津…」

フジコ「もちろん、辞める子たちがたくさん出たわ」

フジコ「でも、誰も反論をしなかったの」

kyo「どうして?」

フジコ「それは実際に彼女たちの実力が他の部員に焼き付けになったから」

フジコ「唯月は多様な絵画を彼女の”個性”で作り上げた」

フジコ「そして今にも当たるようにコンクールでは金賞以外持ち帰ったことはないわ」

kyo「個性…」

フジコ「そして未津…未津はもともと想像力が他の誰よりも長けていたの」

フジコ「正直、絵に求められるのは”上手な書き方”じゃなくて”想像力”」

kyo「でもヘタやったら意味ないんちゃう?」

フジコ「そりゃ、多少の絵の上手さも大事よ?」

フジコ「でも2割絵の上手さであと8割は想像力」

フジコ「でも、未津はどっちも100％でやる…」

フジコ「いわば…」

”天才”っていうやつね…

未津「じゃ、ﾌﾘﾌﾘ」

唯月「朝ご飯しっかり食べるんだよ~?w」

未津「カロリー◯イトで栄養めっさとれる👍️」

唯月「そんなこと言ってたら栄養失調で倒れるわ」

未津「ははwじゃあね」

唯月「うん…またね…」

いつも私は思う

彼女は濃いういとき

”またね”じゃなくて最後の挨拶みたいに”さようなら”っていう

それを毎回訂正したくて

後に私は”またね”という

未だ彼女のその行動に

何を意味するのかは明かされていない

唯月「…ｸﾙ」

唯月「かえろ…ｽﾀｽﾀ…」

未津「……ﾊｱ…」

息をしたら白い気体がでる

いつも通り

公園の灰色の景色を眺める

とても寂しく静かな場所

そんな場所が好きだ

未津「ﾁﾗ…」

ひとつの小さな鏡が私を引き寄せた

ずっと眺めていると

私に似た誰かが写っているように見えた

そして思わず

未津「”あなたは私?それとも【私】という皮を被った何か?”」

そんなことを聞いても

鏡は返事を返さなかった

あたりまえのことだけど

なんだか少しばかり切ない

未津「ｽﾀｽﾀ…」

考えるのをやめて

また歩いた

息のしづらいこの世界を＿＿＿

未津「……」

−−−「いや、ほんｯｯｯｯｯｯまにごめんやん」

未津「安心しろ、いつでも私の右手にあるフライパンを振り落とす準備はできてる」

−−−「いやだってさ?!みっちゃん帰ってきてるとは思わんやん?!」

未津「せめて連絡入れろよ…」

ショッピ…

syp「いやさｯ~?久しぶりに会うために来たいとこにそれはなくないかｯ?」

未津「そもそも、合鍵渡した記憶ないんだが」

syp「マジで言ってる??????アンタがワイに渡したやん」

未津「え?嘘でしょ?」

syp「しばいてええですか??????」

こいつは大阪住みしてるいとこのショッピ

鷹居翔矢

私よりも２つ年下の弟みたいな存在

未津「それで?何しに来たかだけ言って」

syp「いやさ…俺んとこ神社やってるやん?」

未津「あぁ、やてっるね」

syp「それで今海外に母さんと父さん二人共出張でさ?」

syp「ばあちゃんとこも…まあ…俺にはちょっと無理っていうか…w」

未津「それで?いとこである私の家に来たと?」

syp「ちゃんとバイトとかするから!お願いや!!」

未津「……はぁ゙~…」

未津「学校は?」

syp「みっちゃんのいるとこに転向する!」

未津「アホか、そんなんで誰が通すk((((」

teacher『あ、全然いいよ?』

未津「嘘だろ」

teacher『制服は明日学校で渡すから、そのいとこ君の身長とか教えてくれるか?』

未津「おい、クソネコ」

syp「179cm」

未津「とのことですって」

teacher『おけおけ~、じゃﾌﾟﾂ』

未津「……」

syp「ほんじゃよろしくﾆﾋｯ!」

未津「嘘じゃぁ~ん…ｶﾞｸ!」

☆いとこが未津の家に＿＿?!

＃2　未津の恋愛経験数

未津「…ゴｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ……」

kyo「それで?ﾆｺ」

kyo「なんぼなん?」

未津「いやさ?じゃんけんで負けたからってこれは重すぎやしないか??????」

kyo「お前から言ってんやろ」

未津「ぇｯ~…」

未津「普通に恋愛はしない主義?かな~」

kyo「え、以外やわ」

未津「しばいていい?」

kyo「ごめんやん、」

teacher「おーい!亨介これ持っていくの手伝ってくれ~!」

kyo「あ、はーいﾀｯﾀｯ」

未津「まあ…一回だけなら…あるけどな…ﾎﾞｿ」

次回➳何処かに落ちたエンジェルヘイロー

NEXT➳♡500

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