すいせい〕「私の大好きな、恋人は、嘘つきだった。いつも、いつでも嘘をついていた。でもね、全部優しくて、私を思った嘘だった。
ねぇ、貴方の嘘が恋しい。みこ、、。」
突然のことだった。
あのとき、私達は峠でピクニックをしていた。
でも、突然貴方は倒れた。
付き合ってから僅か半年、今考えれば、毎日のようにデートをして、いつでも一緒にいた。
あの後、貴方が亡くなった後、峠に桜の木が立った。まるで貴方の様だった。
少し歪で、それでも大きくて、優しい雰囲気を纏っていた。
でも、何故か桜は咲かなかった。
私はあの後貴方の、長く、少し寂しげな文が綴られた。遺書のようなモノを見つけた。
あぁ、最後まで泣かせやがって、馬鹿ち。
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[ねぇすいちゃん、コレみてるとき、
みこ、生きてる?多分死んでるよにぇ、
ごめんね?
でも
みこは、大好きなすいちゃんと余生を過ごせて、幸せだった。
自分勝手だよにぇ、
すいちゃんに告白しておいて、
すぐ居なくなるんだもん!
みこはにぇ?すいちゃんには、
自分の好きなように過ごして欲しい。
呪いかけておいて厚がましいけどね?
みこのこと、忘れて欲しいの、
どっちでもいいけどにぇ、でも、
もし幽霊か、星になったなら、おっきいおっきいこの世界のどこに居ても、
すいちゃんを見つけて、見守る。
みこを好きになってくれてありがとう。
おやすみ、すいちゃん!]
みこより、世界一大好きな すいちゃんへ、!
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