テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
👑「こさめちゃん、朝だよ」
優しく揺らす声。
次に頬に触れる、少しひんやりした指先。
🦈「……ん」
布団の中で丸くなっていたこさめは、薄く目を開ける。
視界いっぱいに、みことの顔。
👑「おはよ」
寝起きで少し掠れた声。
その隣から、落ち着いた声が重なる。
🍵「体温測るからじっとして」
🦈「え、なんで!?」
すちは真顔だ。
🍵「昨日、帰り寒かったでしょ」
🦈「だからって毎朝はからなくていいでしょ」
🍵「心配」
即答。
ここは三人で暮らしている一軒家の一室。
高校生だけれど、家庭の事情が重なって、今は三人で同棲している。
ダブルベッドの真ん中にこさめ。
左右に兄弟。
これが定位置。
🦈「今日も真ん中あったかぁい‥」
みことが満足そうに言う。
👑「俺たちが両側だからね」
すちはこさめの額に軽く触れ、ようやく頷いた。
🍵「平熱。よし」
🦈「よし、じゃないの」
こさめは布団から抜け出そうとする。
が、左右から腕が伸びる。
🍵「どこ行くの」
🦈「洗面所!」
👑「寒いから抱っこで運ぶ」
🦈「子どもじゃない!」
結局、みことに軽々持ち上げられる。
🦈「ちょ、降ろして!」
👑「暴れんといて、危ないよ」
すちはさっとスリッパを用意している。
これが日常。
キッチンには朝の匂い。
すちが手際よくフライパンを振る。
🍵「今日はオムレツ。こさめちゃんの好きなチーズ入り」
🦈「やった」
🍵「でも野菜も食べること」
🦈「‥はーい」
みことは向かいに座って、じっとこさめを見ている。
🦈「なに」
👑「寝癖ついてる」
そっと直す。
🦈「……ほんと二人とも近い」
🍵「近くないと落ち着かない」
👑「うん」
朝食中も、こさめの皿を気にし、飲み物の温度を確認し、食べる速度までチェック。
🍵「ちゃんと噛んで」
👑「飲み込むの早いよ」
🦈「もう!」
でもこさめは、どこか嬉しそう
放課後。
三人で帰宅すると、すちはすぐエプロンをつける。
🍵「今日はクリームシチュー」
🦈「神」
こさめが拍手する。
その隙に、みことが後ろから抱きつく。
👑「今日、クラスの男子と話してた」
🦈「え?」
🦈「数学のプリント渡しただけだよ?」
👑「距離近かった」
🦈「普通だよ!」
すちは包丁を置き、振り向く。
🍵「こさめちゃん」
🦈「なに」
🍵「俺ら以外と必要以上に近づかない」
🦈「だから普通だってば!」
🍵「そして、そこにいるみこちゃんにも近づかない」
👑「‥ん?すっちー?」
兄弟の視線が揃う。
本気で嫉妬している目。
こさめは少しだけ困った顔をして、でも笑う。
🦈「そんな顔しないの」
くるりと振り向き、両手を伸ばす。
🦈「ほらほら、二人とも」
🦈「今ならこさめフリーハグやってるんだけどなぁ〜」
みことがすぐ抱きしめる。
すちも背中に腕を回す。
🦈「こさめは、ここにいるでしょ?」
👑「……うん」
🍵「帰る場所、俺らのとこだし」
🦈「……うん」
ぎゅっと力が強くなる。
🦈「独占欲強すぎ」
🍵「自覚ある」
👑「すっちーは特に」
🍵「みこちゃんもでしょ」
軽く睨み合う。
でもその腕は、こさめから離れない。
🦈「喧嘩しないの」
こさめが二人の服を引っ張る。
🦈「取り合いはするけど、仲悪くならないでよ?」
みことがふっと笑う。
👑「ならないよ」
すちも頷く。
🍵「こさめちゃんを大事にするって目的は一緒だから」
夜。
ソファに三人で座る。
いや、正確には——
こさめが真ん中で、左右から密着されている。
🦈「狭い」
👑「ちょうどいい」
🍵「俺の腕枕使う?」
👑「じゃあ俺は膝貸す」
🦈「二人とも同時は無理!」
でも結局、こさめはみことの腕枕で横になり、足はすちの膝の上。
完璧な配置。
🦈「……ねえ」
👑「ん?」
🍵「なぁに?」
🦈「こさめがいなくなったら、どうする?」
空気が一瞬止まる。
みことが即答する。
👑「探す」
すちは静かに続ける。
🍵「見つけて、二度と離さない」
冗談じゃない声。
こさめは目を丸くして、それからふっと笑った。
🦈「どこも行かないよ」
指を絡める。
🦈「だってここ、あったかいもん」
兄弟は顔を見合わせる。
そして同時に、こさめの額にキスを落とした。
🦈「‥へ//」
🍵「かぁ〜いいねぇ〜」
そう言いすちはこさめを抱きしめた
👑「あ、ちょ!すっちーずるい」
🍵「早いもの勝ち〜」
まじでにやにやしてる
終始ニヤニヤ
気持ち悪いかも
いいよねぇ溺愛‥ほんまにええよなぁ‥
なんか、私の脳内に浮かび上がってるもん
溺愛されてる☔様が作り出されてるもん
コメント
2件
まじでかわいい٩( ᐛ )و