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朝「伊織…?」
?「…なんで俺の名前知ってんの?」
本当にこの男が伊織なのか…
てっきり女かと思っていた
?「…あ、由鶴もいたんだ。」
天「………伊織」
?「よかったね。息を吹き返せて」
天「…………」
…どことなく、伊織の言葉は冷たく、由鶴を切り離しているような声だった。
本当に友達なのか?
天「…ごめん、伊織」
?「…」
朝「…」
この2人は、もしかしたら何かあるのかもしれない
?「とりあいず、ついて来て。」
天「…わかった」
朝「…」
俺たちは立ち上がり、洋服を少し絞った。
朝「Rc2、行くぞ」
R「…先に、行っててください。」
朝「水で壊れたのか?」
R「い、いえ、少し…」
Rc2の声は途切れ途切れで聞き取りづらい、きっと水が何処かに入ってしまったのだろう
朝「…俺がおんぶするから。行こう」
R「す、いません」
重く水が滴るRc2を持ち上げ、伊織についていった
【病室】
伊織について行った先は病室だった。
沢山の人が寝られるほど数の多いベッドと、机があった
何より特徴的なのは光が一切入ってこないことだ、窓に板が打ち付けられている
?「ここが俺の拠点みたいなもんだよ。」
朝「随分と暗いんだな」
R「そ、うですね。太陽の光が、少ないんですかね」
?「電気つけちゃえば問題ないし、寝る時光があると邪魔でしょ?」
朝「あぁ、確かに」
夜「言い忘れてたけど、俺は夜月伊織。高校3年生だよ」
朝「俺より一個先輩だな。敬語の方がいい?」
夜「どっちでも好きにして。」
由鶴はいいやつと言っていたが、あまりそんな印象はない
冷たいし、一定の距離を保ってるような感じ
夜「俺はそろそろ寝るから、後は好きにして」
朝「えっ、もう寝るのか?」
夜「うん、8時間探索したら寝るって決めてるんだ」
R「それなら、おやすみ、なさい」
夜「なんかあったら起こして」
朝「あぁ、わかった」
天「…」
そう言い、伊織は1番奥の左のベットに入り、眠りについた
朝「…なぁ、由鶴。本当に伊織と友達なのか?」
天「…一応、友達」
朝「由鶴には冷たいように見えてさ、なんか喧嘩したの?」
天「喧嘩っていうか…全部、全部俺のせいなんだ」
朝「俺のせい?」
天「俺が、自己中だったせいで、伊織はオジサンに犯されたんだ」
由鶴の口から飛び出したのは、衝撃的な言葉だった