テラーノベル
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「灯火」
心の叫びも
誰の声も届かない
曇夜(くもりよ)でも輝き放つように
突き抜けた軌跡を辿る
弱い自分だなんて
蹴り飛ばしてしまえば
新しい私に出会いに行こう
待っていても来ないから
探しに行くんだよ
どこにいるの?
松明で見つけ出すから
魂の叫びも
誰の声も届かない
晦日(つごもり)でも煌めき放つように
突き抜けた足跡(そくせき)を辿る
弱い自分だなんて
突き飛ばしてしまえば
新しい私を迎えに行こう
待っていても来ないから
探しに行くからさ
どこにいるの?
続松(ついまつ)で見つけ出すから
おまけ解説
テーマは人生の足跡(そくせき)
自分で選んだ道でも迷い
戸惑い
立ち止まってしまうこともある
覚悟を決めて
貫いた業種であっても
周りに流されて
自分の立ち位置を見失う葛藤を表現しました
ちなみに曇夜は星が見えない夜
分かりやすく言えば
新月の星バージョンですね
晦日は新月の古い言い回しで
意味は同じ月が見えない夜
あと一番では松明なのに
二番では続松は
間違えているんじゃないのか?
と思われるかもしれませんが
あえて狙っています
松明はあぜ道などに落ちた棒切れを
燃やして明かりの代わりにしたのが 語源です
それに対して続松は
松明の古い言い回しにあたりますが
棒切れではなく
松ヤニを多く含む木材や廃材を燃やして
トーチや松明のように
手で持つ明かりとして使われたものです
つまり意味はほぼ同じですが
素材が違います
そして松ヤニは何度燃やしても
再燃焼を繰り返し
完全に燃え尽きるまで
明かりを灯すことが可能です
そこから新しい自分を探し出す
執念や狂気じみた空気感を表現できると
確信したために
続松というフレーズを使っています
モノクロナツキ
987
#能力
めんだこ
722
285
コメント
5件
第31話「灯火」、拝読しました。詩のようなリズムと、暗い夜の中でも「探しに行く」という強い意志が胸に響きました。特に「松明」から「続松」へ変えた意図——再燃焼して灯り続けるという解説を読み、なるほど、執念すら感じる探求の表現なんだなと納得しました。自分を変えたい、弱さを蹴飛ばして進む姿が、とても力強かったです🌙