天ノ川の下で
青水
水 さいど
初めてだった。あんな思いをしたのは。
少し蒸し暑かった6月の事。
青)俺、ッ…、もうほとけのそばに居られへんっ、…、泣
もう涙も朽ちていったけど。
水)…ばっかみたい、
勝手に恋して、勝手に失恋して。
愛するってなんだったの?
最愛の人って誰?
もう頭が働かない。動かない。
自分を責め立てる声で周りが聞こえない。
そのせいで、トラックに轢かれた。
鈍重な足音と共に病室のドアが開く。
青)ほとけ…っ、!!
水)…、ッ…いふくん、?
彼から別れを告げたはずなのに、彼からお見舞いに来た。
青)ごめんっ、ごめんなぁ…っ、ポロポロッ…
なんで謝るの?
どこにも謝るところはない。
水)ねぇ、僕もう助かんないんだって。
水)ドナーがないともう駄目みたい。
その発言が、彼を動かす糧となってしまった。
水)ねぇ“っ、…!!
水)嘘って言ってよ、、…ねぇ、!!
彼は僕のドナーとして空に帰った。
その日は7/7で、天の川が空を飾っていた。
その日の天の川は、観測史上初、最も群青色の天の川だったんだって。
天ノ川の下で-えんど-
どれだけ短編で感動系が描けるかチャレンジでした🙄⚡️
サムネ描いてみたよーーーう🥹➰💘
輪郭ミスったけど許してにゃ(((
とある絵師サマが
『感じたままに描けるのは子供のうち』
って言ってて、感じたままに天の川描きました🫶🏻🌟
あんまり群青色じゃないのはまあええやん😾💧
逆光??みたいなやつで黒い🙌🏻❤️🩹
左のピンクは織姫 右の青は彦星 💫
コメント
3件
ほんとに尊い命を別れた相手に捧げるなんて、余程のことで別れてしまったんだろうな… サムネ素敵ー!!