*第二話* . 過去の記憶が蘇る _ 。
目覚めたのは夜中だった 。
真っ暗で何も見えねぇ … 。
とりあえず 、 水 … 。
俺は屋上の扉を開けた
目の前に天城が立っていた
俺は “ なんでそこに居んだよ ” と言った 。
本当は嬉しくて仕方がないのに 、 口からは偽りしか出ない … 。
俺の口 、 どうかしてる 。
「どうしてずっと屋上に居るんだい 。 」
いつものように笑わない
少し怒っているようにも見える
と言うか 、 怒っていると思う 。
俺はお前が治ったからそれでいいんだよ 。
俺に構うな 。
俺は独りで良い 。
俺は何も言えず 、 突っ立っていた 。
もうお前を不安にはさせたくない
ましてや俺が不安の原因には絶対になってはいけない
… 待て …… 。
おれ … 、 お前の家に …… 、 帰らねぇと 。
俺はハッとした 。
お前と一緒に暮らしてたんだ … 。
俺なんでここに居るんだ …
「征四郎 、 お家へ帰ろう 。 」
天城はそう言い俺の手を引いた 。
謝りたい 。
今なら間に合うか … ?
俺が寝ている間もずっと扉の前で待っていたんだろ ?
お前のことだし 、 そうに決まってるよな …
なぁ 、 ……… ぃゃ … 。
今だけは 、 甘えさせて欲しい … 。
俺は …… 、 何を考えてんだ … ?
家に着いた 。
“ 僕の前に座って ” 天城はそう言った 。
俺に説教でもするつもりか ?
聞いているフリだけしてやろう 。
そう思ったのも束の間 、 天城は涙を流し始めた 。
なぜ 。
… ! ! !
…… また不安になったのか … ?!
駄目だ ! 何も考えるな ! ! !
「何も考えるな ! 俺と一緒に居ればそれでいい 、 それ以外は考えるな ! ! ! 」
俺は必死になって天城を抱きしめた
昔の記憶が蘇る 。
あぁ … 、 また …… 始まるのか … ?
もう俺 … 、 お前が苦しんでる姿 … 見たくねぇよ … (泣
天城は俺のことを抱きしめ返した
… なんだ …… ?
どうしたんだ …… 、
「征四郎 、 僕は全部見ているんだよ 。
仮眠室へ行かないで屋上へ行っているのも 、
屋上でタバコを吸っているのも 、
… 適量以上のお薬を 、 飲んでいるのも 。 」
ッ … ?!
薬 … 、 俺 …… どこにやったっけ … 。
ポケットにない …
そっと天城の方を見た 。
天城の手には空になった薬の入れ物 。
… 俺が飲んだ薬だ …… 。
お前はずっと俺を見ていたんだな …
お前は … 、 俺のせいで涙を流したのか … ?
俺は何をしているんだ … 。
だけど … 、 俺だって …… 俺だって !
「痛みの原因が分かんねぇんだよ ! ! ! 」
ッ …… 。
俺だって … 、 救われたい …… (泣
コメント
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救われえょょょょぉぉぅおう😭😭😭😭😭 いっぱい甘えよぉぉおおぅぅう