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二人は別々の所にいる。私の距離からだと二人共見えている。ちなみに公園の少し離れた森の中だ。そして二人ともどんどん殺していく。
通行人はいないと思い、のんびりしていようと思っていた所に現れたのはスーツを着ている女性。私たちの姿はバレてないが、こちらに来る様子。
「わ、私が殺さなきゃ…」
私は女性の元に向かおうとした時、トントンと肩をたたかれた。
「僕がやってあげるね」
そう言ってあおさんは女性の元へ言った。助手の仕事向いてないなと思いながら、あおさんと女性の会話を聞く。
「おねーさん!なにしてるの?」
「え?えっと、警察です。この近くで連続殺人事件があるのは知ってますか?」
「あーなんか噂になってますよねー」
「ここにいると危ないです。家に帰った方が…」
「可愛いおねーさんも、元の場所に還った方がいいよ?」
「まさかっ…」
「なのかちゃんーどーだった?」
「なんか…色々と凄いですね」
ナンパかと思わせて殺す。それが彼のやり方なのだろう。
「まぁ、殺す時は適当にかわいー言ってるだけ。本当に可愛いと思ってるのはなのかちゃんだけだよ?」
そう言いニコッと笑った。それがほんとかどうか、もしかして私にも…
「…あおさん、」
あおさんは、私の頭に銃を向けた。
「永遠の愛、誓ってくれる?」
私は息が荒くなる。殺されたくない!そう強く願った。
「何してんの」
がくさんが戻ってきた。がくさんは銃口を握り身を守ってくれてる。ほぼバックハグ状態。それを見たあおさんは少しイラッとした様子でため息をついた。
「あーあー、もー帰ろ」
そう言って先に行ってしまった。
「怪我はないか…?」
少し焦っている様子のがくさんに、私は安心した。大切に思ってくれてるのかと思ったからだ。私は大丈夫ですと言って、あおさんの後を追った。