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もちもち
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・mllp R❌
・CP要素薄め
・lpが若干可哀想
・エセ方言
先日私のXへフォロリクを送ってくださった方へ🙏🏻
こちらのミスで承認を拒否してしまいましたので、もし見ていらしたら再度送って下さるとうれしいです……!すみません…🥲
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side→lp
──最近、思うところがある。
それは同じメンバー、メルトに対して。
あいつがよく人をおちょくるのは誰もが知ってることではあるだろう。だが最近は常軌を逸してる気がする。それも、俺に対してのみ。ことあるごとに煽られるので、俺も対抗して(まんまとピキって)煽り返している。それをメンバーにやれやれと言った顔で見られているというわけだ。らいとからは「ガキ共」と言われた。ガキはメルトだけやろが。
…とまあ、簡潔に言えばこんな感じ。そもそも何故俺だけあんな過度に煽られるのか。聞いてみたところ、「らぴは面白いから煽りがいがある。」とのこと。一発殴ってくればよかった。
さて、そして今はちょうどダンスの練習のため俺とメルトが一緒にいるところである。たまたま日程が被り、且つ他のメンバーはその日予定を入れてなかったので運悪く俺たちの2人になったのだ。
「 ねぇらぴす、そこ逆じゃね?ほら、右から。 」
「 はぁ?ちゃんと右からやってましたぁ~。メルトさぁ~ん、鏡って見えますぅ? 」
「 …うっざ。俺に指摘されて悔しいから嘘ついてんだ、ださっ笑 」
「 ちゃうわ!じゃあそんなん言うメルトはできんの?? 」
お互い疲れてるはずなのに、よくもまあギャーギャー言い合えるものだ。俺やって余計な体力は使いたくなかったわ。
「 そりゃ俺は当たり前にできるけど。どっかの図体だけでかい3歳児とは違ってね~。 」
「 はッ__ 」
「 はいはい練習再開しますよ~。ほら、曲始まる。 」
……うっ…ざすぎ……!!
いらいらする、うざい、うざい!言い返したくてたまらなかったが、このままだと練習にならないとわかってはいる。ここはぐっと怒りを抑え、体の向きを正面に直した。
「 っ…………。 」
曲がかかり始めた。実を言えばさっき一瞬ではあるが本当に 左右を間違えかけたので、ここは慎重に……いや、ちょっと慎重にいきすぎたかも。
…鏡越しにメルトと目が合った。うわ、なんか笑ってるし。集中しろや、集中。俺もこれ以上ミスしたくないし。
案外メルトはすぐに俺から目線を外した。まだ若干にやけてるが、腹立つことにちゃんと踊れている。こいつもなんか1個くらいミスらんかな~。そしたら盛大に煽り返してやるのに。……いやダメや、こいつ全然ミスらん。なんで?なんで今日そんな普通に踊れてんの?それならいつもそれやれや、なんなん……。
「 __ふぃ~。すごいじゃん、1個も間違えなかったねぇらぴす~?笑 」
「 やかましいわ…!! はぁ、は~~ッ…… 」
気づけば曲は終わってて、息はかなりあがってた。メルトにガンを飛ばしながら、床に座りこんだ。
「 ……なに、もう疲れたん?めずらし。もうじじいやん。 」
「 …だまれ。俺は水を飲む……。 」
そういえば今日はいつもより疲れが来るのが早い気がする。やっぱさっき余計な体力使いすぎたんかな。水がどんどん減ってく。これ練習終わる前にもう全部飲んでしまいそうやな…。
「 ……っ、ぷは…。 」
あ、やば。もう半分くらいしか水残ってない。自販機まで行くのも面倒やからな…。…それに、立つのもなんかめんどいかも。あー、練習まだまだあるのにな。
「 …おーい、らぴ。 」
「 ん…? 」
「 ……はぁ。 」
「 え、なにメルト…呼んでおいてため息…? 」
__と、俺が文句を口にした瞬間。メルトは1歩こっち近づいて、俺を見下ろした。そして__
──バシャッ
「 ッぶぁ…!? 」
俺の顔に、水がかかる。
…メルトが、自分のペットボトルの水を俺の顔にぶっかけてきたのだ。床は濡れてないが、俺の顔と服の1部がびっしょびしょ。
「 なッ…何するん、あほ!!なんで急にこんな…… 」
「 休んだら? 」
「 は? 」
絶対わざとかけたのに、全く悪びれもしない。それどころか、「休んだら?」って…新手の煽りなのか。
「 らぴす、お前多分熱中症だろ。いや、というか…なりそう。 」
「 …はぁ…?? 」
「 とにかくそれほっといたら死ぬよ。知らんけど。 」
……確かに、水ぶっかけられるまで頭がぼーっとしてたかもしれない。何よりここ蒸し暑いし。いつもより疲れていたのも、あまりしない振りミスをしたのも、もしかして……
「 ……うん。 」
メルトはほんまに、人をよく見ているのか見てないのかよくわからん。けど今、助けられたのは事実。悔しいけど。「外出よ」と言われたので、しぶしぶ重い足で立ち上がった。不調を指摘され、今立ち上がって初めて気分の悪さを感じた。
「 __ぷはっ…!はーッ、生き返る…。 」
「 よかったでーす。 」
人がほとんど通らない道。自販機で水を追加購入し、壁にもたれかかって飲んだ。これでほとんど完全体に復活。まだ、ただのバテのようなもので済んでいたらしい。そんな俺の横では、メルトがパックのジュースを飲んでいる。
「 …てか腹減った。Uber頼みたいかららぴす奢ってよ。 」
「 なんで!?笑 絶対嫌やし。てかこんなとこ届け来てくれはるん? 」
「 もう練習終わりにしてヒカリエ行こ。あと俺今日誕生日なんだよね。というわけで。 」
「 いつの時代の話をしてんだよ。 」
まだ奢るなんて言ってもないのに、メルトはスマホでもうUberのメニューを見始めていた。ズズッ、とストローが飲み物を吸い上げる音がして、パックを握り潰している。
…こいつ、絶対自費でやるつもりないやん。
「 何にする?俺マック。 」
「 …じゃあ俺も。 」
「 んー。あ、野菜抜いといてあげよっか?笑 らぴすくんは3歳だからお野菜食べれないもんねぇ~笑 」
「 ぐっ……め、メルトやって野菜食わんやん!! 」
「 お前よりかは食べるよ。一緒にすんな。 」
「 同類だろ……!!! 」
まずい、完全にあっちのペースに乗せられてる。また頭に熱がこもりそうだ。
「 あーほらぁ、そんなイライラしてるとせっかくの王子様フェイス(笑)が台無しだよ。 」
「 誰のせいだと…!! 」
ずっと余裕そうなこいつがほんまにうざい。腹立つ。そしてそれに勝てていない俺にもイライラしてきた。もう既にさっきの恩を忘れそう。
「 あ、これ捨てといて。 」
「 は?無理。いや。自分で捨てろ。 」
さっきまで自分が飲んでいたジュースのパックを捨てろと差し出された。当たり前のように人をこき使いやがって……!
さすがに俺も頭にきた。こうなったら、反撃の一手に出てやろうと思う。
「 ……あぁ~そっか。メルトくんはがきんちょだから、誰かにやってもらわないとな~んにもできないんだぁ?笑 」
「 ……は?? 」
お、効いてる効いてる。こいつ、俺が言い返さないとでも思っとったんかな。
「 別に捨ててやってもええけど~、自分が何にもできない赤ちゃんになっても構わへんって言うならな~笑 」
「 あれ、そうなったら俺以下やね。3歳児の、俺以下~笑♡ 」
「 …………。 」
メルトの顔から、段々余裕が消えていく。よしよし、かなり効いたみたいやな。これでボコボコに煽り返して、二度と俺のこと煽りがいがあるとかバカにしたようなこと言えへんようにしてやる。
「 …調子乗んなよ。 」
「 えぇ?聞こえんなぁ~。もっとはっきり言ってみてよ、メルトくん?笑 」
「 ……はぁ…。 」
メルトは心底ダルそうな顔でため息をついた。相手にするのがめんどくさくなったらしい。まだなにか言い返したそうな顔をしていたけれど。つまり、これは俺の勝ちってことでおけ?
「 っふは、負けを認めますかぁ?そうよなぁ。メルトが俺に勝つとか、死んでもありえへんもんなぁ~? 」
「 ……あのさぁ。 」
「 あーーはいはい、負け惜しみはいらへんから__ 」
──パァンッ!!
「 __え…?? 」
一瞬、何が起きたか理解出来なかった。状況を整理しよう。俺はメルトに仕返しのつもりで煽りまくっていた。勝ったと思っていた。そして今、この静かな道に響くくらいの乾いた音がした。同時に、 左頬にヒリヒリとした痛みを感じている。目の前には、怖いほど冷ややかな目をしたメルトがいて………
……あれ?俺、もしかして今……
──叩かれた…?
「 え、ぇ…?あの、メルトさん……?? 」
「 あのさ、俺言ったよね。 」
「 調子に乗るなって、聞こえなかった?ガキはどっちだよ。耳も聞こえないの? 」
今までで1番、冷たい声だった。思わず出かかった言葉を飲み込む。
「 いっちょまえに偉そうな口ばっかきいてくんの、やめてくんない? 」
「 そっちは勝ったとか思ってるかもしんないけどさ、逆だよ。真逆。そうやって有頂天になってんの、ほんとにあほらしい。 」
「 や、なんッ…だ、だからって…叩かんくても 」
「 うるさい。 」
俺の言葉を遮ったメルトの手が、再びこちらに伸びてきた。そのまま、今度は叩くでもなく俺の頬をぐにっとつねった。そのまま、引っ張っている。
「 ぃ゙ッ…いだだだッ…!! めう、そぇ…やめ……っ! 」
「 お~、餅やん。いいから黙ってて。 」
頬を引っ張られた俺の顔は、きっと酷いものだろう。心底楽しそうに俺を見るメルトの目が腹立つ。だけどここで噛み付けば、もっと何をされるか__いや別に、こいつに怯えてるとかそんなんとちゃうけど……!!
「 あーやっぱ、らぴはこういうのできるから煽ってて楽しいんよなぁ。わかる?つまりお前、俺より弱い奴認定されてんの。ざまぁ。 」
「 う、ぇ………。 」
「 うっわ、すげぇ間抜け面。おもろ、そろそろ泣くんじゃね?笑 あれ、さっきまであんなイキってたのにね。俺が反撃しただけで大人しくなるんだもんね。こんな俺の手なんかも振り払えるはずなのにね。 」
「 ~~~ッ……! 」
全部図星だ。ぐうの音も出ない。それが余計悔しい。
俺は、メルトより弱い奴?負けてる?俺が、このちんちくりんに…??
「 ……っ!__ぃ、ゔ…ッ! 」
たまらず睨み返したら、力を強くされた。こいつ意外と強いかも。そもそも頬だから、少し引っ張られただけでそれなりのダメージをくらう。
というかさっきメルトが言ったように、確かにこんな手は俺からすればすぐひっぺがせるはず。それなのに、俺の手が動かない。どうして、どうして………
「 ……ねぇ、ほんとに泣く?もしかして。 」
「 は……っ、 」
「 …まいいや。じゃあはい、ごめんなさいは? 」
とことん精神をへし折ろうとしている。無理やろ、誰が言うかお前なんかに。
「 ………言わないんだ。ふーん。 」
顔も声も、冷たい。さすがに本能的に恐怖を感じた。ここまで冷えきったメルトを直視したのは初めてだった。体が硬直し、もはや頬のダブルの痛みに抗議の声をあげるまでもない。
「 …言わないなら、それはそれでいいけど。一生お前のこと煽るだけだから。 」
「 だからなんなら、認めない方が都合はいいね。俺の方が弱いでーすごめんなさーいって。 」
「 ってか、ずっとこのままだと頬肉伸びんのかな。そうなったらバランス悪いし反対側もやっていい? 」
__バカか、いいわけないやろ。
速攻で首を振った。頬が余計引っ張られて痛かった。それより早く離してほしいのだが。
「 …うそだよ、ばぁか笑 ほい、いい顔も見れたし離してやるかぁ。Uber来るからもう行こ。 」
「 っ、いってぇ゙……ち、ちぎれるかと思ったわ……。 」
「 ふは、ちぎれねぇよ笑 で、どう?もう俺に偉そうな口聞くなよ。 」
「 ……うっざ…。 」
「 うざくて結構~。あー、らぴすが俺の下にいるってなんかいいわ。 」
「 ……なんで、俺なん…?みかさもおるやん。あと心音だってあいつ……… 」
ふと改めて聞いてみると、メルトは当たり前のことを聞かれたような顔をした。そして飄々と語る。
「 さっきも言ったじゃん、らぴすは煽りがいがあるの。みかさにもどつけるけど、あいつには余裕で勝った~みたいな試しがない。心音も…多分勝てるけど、反応が1番おもろいのはやっぱらぴす。 」
「 なんなん、それ……。 」
「 めちゃくちゃ強がって対抗してくんのがおもろい。それされる度にレスバなりで打ち負かせるのが好きなんよね。 」
__といっておきながら思いっきり手ぇ出してきたのはどこのどいつなんやら。
「 ふ、ふざけんなよ…!すぐにお前のこと下に置いてやるから!…明日にでもな!! 」
「 あはは、こわぁい。にっげろ~。 」
「 あッ、おい待てごらぁ!!笑 」
急に走ってトンズラしようとしたメルトを追いかけようとした。が、何故か追いつけない。
いや、追いつけないんじゃなくて追いつこうとしなかった。
「 あれ~、おーいらぴすさーん!追いかけなくていいんすかー? 」
「 だッ、まれ…!今全力疾走するし…! 」
「 えー、でも今走ったらさっきの悪化するよ?また貧血起こすよ?それで倒れても俺放置するからね。 」
ぐっ、とまた刺さった。こういうとこなんやな、俺。しかも今のは事実だ。だからこそ悔しい。
「 う、うっさいな……! 」
「 はいはい負け惜しみ~笑 置いてくからな~。 」
「 お前がち、覚えとけよ……!! 」
とは言いつつも結局走り出さないのは、やはりメルトに言われたことが本当だったからだろう。たったさっき大騒ぎしたせいで、治ったと思ったのにまた気分が若干悪くなった気がする。
…それに、俺が走ればあんなのすぐに追いつけるはずなのに。なのにしないのは、「俺が負けを認めている証拠」なのかもしれない。……いや、ないない。俺に限って。そういうことにしておこう。
「 っ……おい待て!置いてくなーーッ!! 」
──その後ヒカリエの屋上で食ったマックは、食べた気がしないほどだった。距離とって食おうとしてんのに、メルトはわざと寄って来てずっとこっち見てたから。めっちゃ満足そうな顔で。
俺はその日、「自分はメルトよりも上だ」という威厳と共に何か大切なものを失った。……気がする。
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「順当に行けばvulp」と前話でお伝えしたのですが、色々あってボツになってしまいまして…🥲というわけで先に完成したこちらをあげさせていただきました!
mllpは一般的なCP要素!というよりは兄弟ような関係の中にすこーしだけそれを混ぜるくらいが好きなんですよね。書いてて楽しかったです🙂↕️
さて、次回こそvulpを書き上げることができればいいなとは思いますが……わんちゃんまた違うCPになるかもしれませんね🙂🙂ぜひ気長にお待ちください!
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