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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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俺の 王が死んだあと 、俺は何にも考えることができなかった 。考えてはいけないと思っていた 。”佐野万次郎は生きている” そう思い込むことで俺は満たされる。薬の飲む頻度が大きくなった 。幻覚に 王と 武藤が見える 。苦しみと共に俺は声があがる 。


三途「 おォォェエ゛ッ 」


体は薬を全て受け入れることができないと 、口から胃に溜まっていた薬を吐き出した。そこにやってきたのは 、


半間「 ぉー 、No.2も こんなもんか 」


半間修二だった 。たまに梵天へ顔を出しに来るけど最近は来ていなかった。別件があったらしい。今日久々に見てみるとやはり身長は高い。


半間「 三途ぅ 〜 。マイキーの 死体さ 。 どこに捨てるのがいいと思う ?? 」

にやりと口元がにやついている半間は、三途が立ち上がれない理由を知っていた 。


三途「 ころ … す 、 」


いつも綺麗な瞳はどす黒い色に変わっていた。だがやはり睫毛は綺麗に伸びている。


半間「 んは 、怖ぇ ー 」


三途「 お前も  灰谷も  九井も  花垣も  全員  。殺 してやるよ   」

奇妙だ  。いつも意地悪な半間は  、


半間「 そう ムキになったって  、お前の大好きな  マイキーは  帰ってこねーぜ  。」


半間の言う通りでしかない  。だからか  、三途は口を閉じて下を向く  。悲しそうな顔をしていた  。


半間「 だから  俺がお前の王になってやるよ  。俺がお前の生きる理由   な ??   」


半間修二  、やはり言っていることの意味が分からない  。でも堕ちに堕ちた三途は  縋る者が欲しくて仕方がない  。だから  、


三途「 首領  、? 」


子供のように首を傾げる 。


半間「 はぁ 〜 い  。」


そうすれば半間修二は 三途に顔を近づけ 、奇妙な笑みを見せた  。それを見て三途はにこにこと  笑っている  。


三途「 半間は  どこにも行かないでね  。」


きっと  重いタイプの人間なんだろう  。それをずっと隠してきたが 、今はもう無理だと  。


半間「 お前が  いい子にしてたら  、俺の死に方を  選ばしてやるよ  。」


三途「 ほんと  ??  」


三途はどこか嬉しそうだった  。気になった半間は聞いてみることにした  。


半間「 俺をどうやって殺したい  ?   」

三途はにこにこと  マイキーに見せていた笑顔をこちらに向けてきた 。三途は口を開いて  、


三途「 心中で  死なせたい  !俺と  心中  !」


ラリっているからか 、嬉しいからか  、元々頭がおかしいからか 、よく分からないが  、とても  正常な人間の発言では無い   。きっと三途  春千夜は  俗に言う  サイコパス  というものなんだろう  。


半間「 お前が  いい子  だったら  してやるよ  。俺とお前で  心中な  。」


三途「 うん  !! 」

半間「 あー  、あと  灰谷たちは  ? 」

三途「 本部の地下にいると思う 。一緒にいく  ??  」


半間「 おー  、」


日常的な会話も 王だから  楽しいんだろうな  、なんて  内心三途は  思っていた  。


そして灰谷たち合流してから  、新しい王は  半間だと  宣言した  。元々王をやる者は居なかったし  、半間で  決定した   。


その日の夜

三途「 半間  ぁ  ー  !!  」

半間「 ん  ?  どうした  ? 」

三途「 もう  3時だし  寝ねぇ  ?  」

半間「 寝るか  ー   。 」

三途「 半間  、マイキーが  寝てたとこで  寝るよね  ?  、」


マイキーの話をすると少し悲しそうな顔をしていた   。だからか 、半間は柄でもないことを言う  。これが半間修二の  優しさなのだ  。


半間「 いや  、お前の横で寝るわ  。その男の  部屋なんか  燃やしちまえ 。」

三途「 燃やすのは時間かかるけど  、近寄らないようにする  。ね  、半間  ?  」

半間「 んー  ??  」

三途「 いつもさ  、土曜日はさ  。マイキーと  シてたんだけど  、半間は  シたい  ??  」


三途春千夜は  こんなに  スケベな人間だったか  、と言われればそうではない  。きっと王にしか見せない本心なのだろう  。


半間「 んー  、まあ  、明日土曜日だし  、一旦ヤるか  、俺が気に入らねぇ  って思ったらもう辞めるわ   。 」

三途「 俺結構  してきたから  、自信はある  、 」

半間「 へー  ??  まあ  、取り敢えず寝ようぜ  。」


そういい  、半間は  三途のベットに入る  。そのあと  、三途は半間の横に寝る  。寂しくないように  三途は半間の方を見ながら寝ていた  。

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