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なんでもありの人向け
ネタバレ注意
カイザー、世一、双子
カイザー、ネス、世一、幼馴染
世一、凛よりちょっと上ぐらいの実力
カイザー・潔 ・ネス 、双子・幼なじみパロ
『ドイツ語』
「日本語」
俺には、この世で一番大切で大好きな人がいるそれは、片割れ…俺の半身でもあるミヒャと同い年の幼なじみアレクだ。俺はお母さんに似て小さくよく泣く子だった。だからかしょっちゅう周りの人から『やーい、泣き虫〜チビ〜』とバカにされてた。いつ・どこにいても体をはって助けてくれる、守ってくれるこんな情けない俺を愛してくれる。そんな2人のことが大好きだった。毎日2人とサッカーをして笑いあっていたとてもあたたかく楽しかった。
そんな毎日は簡単に崩れて行った。俺たちのお母さんとお父さんが交通事故で亡くなった。原因は相手の居眠り運転だったらしい。悲しかった辛かっただからたくさん泣いた。そんな俺たちをアレクはそっと背中を擦りながら静かに見守ってくれていた。落ち着いて周りを見渡してみるとお父さんの親族らしき人が一人もいなかった。後から聞いた話だがお父さんの親族は当時既に全員亡くなっていたらしい。今、周りの大人たちは俺たちの親権で悩んでいる。
「この子達のことをどうします〜?」
「二人とも引き取りたいところだけどお金とかの問題もいるし1人だけだったら引き取ることはできるけど…」
「もう1人ね」
「うちは、もう既に子供いるし…」
「うちも余ってる部屋なしむりだわ~」
「もういっその事施設に入れてしまえば?」
俺は、周りの子達より空気を読むのが得意だった。ドイツ語では無いおそらくだけど、お母さんの故郷日本っていう国の言葉だろう。そして、俺は雰囲気何を言っているか今俺たちが置かれている状況を理解した。だから俺はミヒャたちにこう言った
『ミヒャ、今から言うことは何があっても忘れないでこれはと次は、アレクも聞いて、いい?』
『『うん』』
『1つ目、何があっても俺たちの好きなサッカーはできるだけ続けて分かった?約束だ』
『『うん!約束!』』
『じゃあ次行くよ 』
『『(。_。`)コク』』
『2つ目、俺たち双子はふたつ名前を持っている1つはアレクも知っているミヒャエルとラファエルだね。これはなかなか使う機会がなかったけどたまにお母さんが呼んでたもう1つの名前は、ミヒャが界人で俺が世一だ。これは、お母さんにこっそり教えてもらったんだけど、2人の名前を合わせると世界一(の息子達)になるんだ』
『すごいね!!ミヒャエルとラファエル2人で世界一!!』
『だろ!!俺たちは2人で世界一なんだ!!』
『最後、これだけはたとえサッカーをやめたとしても覚えといて。いいミヒャ?』
『うん』
『”俺の俺たちの愛する天使、何があってもどこにいても愛してる。これまでもこれから先も必ずどこかで。
覚えた?』
『うん、覚えた!。』
『よし!えらいぞ〜この言葉だけは絶対忘れるなよ。』
『( . .))ウン絶対忘れない!!』
『おばさん』
『なあに??』
良かったドイツ語がわかるみたいだ。
『俺たちはどうなるんですか?』
『どちらか1人私が引き取ってどちらかは施設に入るって事で今は、話が進んでいr『ねぇ、あなた達正気?どちらか1人を施設に入れるなんて!!!』∑(O_O;)』
アレクのお母さんだすごく怒ってる…
『あなた達が引き取らないなら私が引き取ります!!』
『へ……さすがにそれはそちらのご家族に迷惑がかかりすぎます!』
『迷惑?そちらが引き取れないと言う話をしていたんでしょ。迷惑上等、生憎私の家はお金にもなんも困ってませんから。』
『ですが….』
『なに??』
『では、お言葉に甘えさせていただきます。ですが、二人とも引き取ってもらうのはさすがに迷惑がかかりすぎですので、どちらは片方は私が引き取ります。』
『2人を引き離したくは無いのだけど….それでいきましょ。』
『どっちがどっちに行くか決めてもらいましょう。』
『どちらが私たちと日本に行くかですね。』
『俺が行きます。』
『いいの?ラファエルくんもう会えないかもしれないのよ。』
『それでもいいです。これはもう決めたことですから。』
ミヒャエルは1人にできない。アレクのお母さんが引き取ってくれるらな安心出来る。何よりアレもいるこれでもうミヒャは安心だ。
『じゃあ決めまりね?』
『ねぇ、ラフィ?』
『なに?』
『ラフィはどこか遠くへ行くの?』
『そうだね、俺はお母さんの故郷日本ってとこに行くんだ。日本からドイツはすごく遠くて簡単に会えない、でもさっき行ったとうりサッカーを続けてたら、もしやめたとしてもさっき言ったことを忘れずに覚えていたら必ず会えるからな。』
『俺を誰だと思ってるの!!絶対忘れたりなんてしないから!!』
『そうだな、ミヒャは賢いもんな!』
『アレク、ミヒャをたのんでいい?。』
『うん、任せて!何があってもミヒャエルは守って見せる』
『頼もしいな。よろしく頼む。』
『ミヒャ、最後だ。』
『うん』
『またね』
『アレクも』
『うん、またいつか。』
「さぎ….いさぎ….潔」
「っん〜」
「潔、もう着くよ」
「あぁ、ありがとう。」
「潔、タオル…」
「へ…?」
「お前、泣いてたぞ」
「がち….?」
「悪い夢でも見たのか?」
「まぁ….そんなとこ….」
懐かしい夢を見た本当に久しぶりに見た。きっと俺はもうドイツ語が話せないだろうけどその意味を理解することはできるかもしれない。逢いたいよミヒャ、アレク….いったいいつになったら逢えるんだろうな?名前しか覚えていないやつらを思いながらある2枚の写真を抱きしめる。
その2枚の写真はもうボロボロだ。なんせ、1回破かれ、俺が1枚1枚繋ぎ治したものだ。そのせいかクリ抜けているところがある。どんな表情でどんな色かも分からない。けど、きっと2枚とも笑顔なんだろ。この頃に戻りたい。ブルーロックに入ってからは少しマシだがふとした瞬間悲しくて辛くて寂しくなる時がある。
俺は、日本に来てからサッカーが全然出来なかった。あの時、優しい….いや、優しい振りをしていたおばさん。そいつは、どうやら子供に恵まれなかったらしい。だから、子供を2人も授かった俺らのお母さんである姉を憎んでいた。養子であれど念願の子供が出来たわけだ。そいつは、いつか授かるかもしれない子供にさせたかったことを俺に押し付けてきた。ピアノにヴァイオリン、華道に書道。毎日毎日、やりたくもない、行きたくもない習い事をやっていた。サッカーなんてすることも情報収集すらもできないほど習い事を詰められた。というか、サッカーの全てを禁じられていた。無論、最初は反抗した。でも、その度に殴られ蹴られた。その時に持っていたアルバムを全て破られて捨てられたもう無理だと諦めた。素直に従い、時が来るまで待た。いつからか俺の世界から色が消え去った。誰にも言わなかったし、病院にも行かなかった。行ったらきっともっと殴られると思ったからだ。色々不便はあったが日が経つにつれ慣れたのでどうにかなった。
そして俺は、高校生にななった。どうしてもサッカーが諦めなくてこっそりとサッカー部に入った。そしたら高二の全国大会出場をかけた試合ががあった日、家に帰るとポストに俺宛の封筒が入っていた。そこには、”強化指定選手に選出されました”と書いてあった。チャンスが巡ってきたのだ。こんなコソコソとサッカーをせずに思う存分できる。期間はどれぐらいか分からないけど….行ってみる価値はあると思った。
そして今、第2フェーズに移行しするブルーロックに向かってるバスの中だ
外からは大量のフラッシュ音が聞こえる。さすがに世間に泣いた後の顔を晒す訳には行かないのでタオルを目に当て蜂楽と千切に手を引いてもらい中に入った。
中に入ったら元U-20レギュラーメンバーがいた。無論話しかけてきてタオルを目に当ててる理由も聞いてきた。まあ、素直に腫れてる目を見せこう答えた。”世間に泣いた後の顔なんて晒せるか”これだけを言ってそそくさと逃げ出してきた。詳しくは蜂楽たちに聞いたみたいだ。逃げた先には凛がいた。話していると絵心が出てきた。
「やあやあ才能の原石共」
またなんか長い話をしている。
来た。第2フェーズの詳しい話
5つの国、絵心のホログラムにドイツ、イングランド、フランス、スペイン、イタリア国旗が映る。ドイツがある。もしかしたら、ふたりがサッカーを続けているなら、確率は0に等しいけどあいつら二人がいるかもしれないと、つい思ってしまった。その事ばかり考えてたからあんまり絵心が話していることが、頭に入ってこなかったが。まあ、どうでもいい。俺の選択肢はドイツしかないのだから。
「・・・潔は?どこ選ぶ?」
「ドイツ...」
「ノエル・ノアがいるからか?」
「それもある。けど」
「?なんか別に理由があるのか?」
「そうだね」
「で、千切は決めたの?」
「俺は、イングランド」
「そう。」
俺の故郷ドイツへ
バスタード・ミュンヘン??ドイツのトップチーム?他にも各国から強いクラブチームが来ているみたいだが高校に入るまでサッカーに触れられなかったのでよく分からなかった。ノエル・ノアだ。
ミヒャとアレクはいるだろうか?もし居たら…今の俺を見てどう思うだろう。
まあ、いたとしても気づけないだろう。顔も声もどんな見た目だったかも覚えてない。覚えてたとしても成長して変わってるだろうから分からないかもしれない。ましてや名前しか覚えてない…って名前だけ覚えていてもなんの手がかりにもなんないか。ミヒャ・界人。アレク。愛称なんて持っての他だ。(、._. )、
((俺は世一であり、ラファエル愛称はラフィだ。決して忘れるな、この名前さえ覚えとけば必ずまたあえる。
今の言葉は、まじないの言葉だ。辛い、寂しい、悲しい時に言葉にする。そうすれば俺は安心する。
「あとはよろしくマスターストライカー」
「Wir sehen uns im Ziel.」
(ゴールまで進め)
「Ich warte dort auf dich.」
(そこで待つ)
ドイツ語だ。意味が理解出来ている。あぁ、体に馴染みこんだ感覚は忘れないものなんだな。ちょっとは安心した。
俺は、一人準備を始める。今は余計な事を考えるな、今じゃなくてもいい。
「潔、ノエル・ノアが言った事わかったのか?」
「ゴールまで進めそこで待つって言った。早く準備した方がいいんじゃないか?もうすぐ始まるぞ。」
あ、國神だ、なんでいるんだろう?まあいいか。
みんな速ないな〜俺も頑張らないと….
あ、すごいもうゴールしている人がいる。
最後….決まった!
『ラフィ!!!』
『ラファエル!!!』
俺の名前
俺と同じ名前のやつがチームにいるのだろうか?間違えないように気をつけないとな…
え…は….?なに?何が起きてんの?痛い…
でもなんか暖かい安心する久しぶりの感覚だすごく落ち着く
「ミヒャ?」
『そうだ。久しぶりだなラフィ^_^︎』
え、声にでててた?まって、頷いた?
「ほんとにミヒャなの?」
『本物だ。アレクもいる。』
うそ…会えないって思ってたのに….
『久しぶり。ラファエル』ギュッ
「(இдஇ`。)ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛」
『『ヽ(・ω・*)ナデナデ』』
あぁ、ダメだ落ち着かないとみんな見てる
てか2人ともでかくなりすぎでしょ…
「い、潔あの、ミヒャエル・カイザーと知り合いだったのか?」
「???そんなにすごいの?」
「し、知らないのか?この間戦った糸師冴と同じ新世代世界11傑のやつだぞ」
「そう…なのか…そんなに強くなったんだな。知らなかった…」
『Was? Was meinst du damit? Warum weißt du es nicht!!!』
(は?どう言うことだ。なんで知らない?)
「ごめん、早すぎてなに言ってんのかわかんない…」
『これ付けて。みなさんも。
「これは超性能小型同時通訳イヤホンです。」
「どいうことか説明してくれ」
「なんの騒ぎだ」
「ノア…」
「お前らは知り合いか?」
「双子の兄弟だアレクは幼なじみだ。」
「ふ、双子!!!??」
「さっきからずっと気になっとったんやけど。そのラファエルとかラフィってなんや?」
「俺のもう1つの名前だよ…ラファエル・カイザーラフィはその愛称」ぎゅー
「今からトレーニングの結果を発表とチームについて話したいのだが…そこの3人一旦離れてくれ」
「嫌だ。ぜってー嫌です。」
「まあまあ、ミヒャ、マスターの言うことは聞こうな」【ミヒャとアレクの服の裾を掴んでます。】
「「ラフィこそ…」」
(≖ᴗ≖ )ニヤニヤ
…( ‘-’ )………( ///・~・)フイッ
「もういいこのまま続ける…
(-_-;)ハァ…」
2人は今の俺を知って離れていくだろうか。失望して軽蔑の目を向けてくるだろうか。あぁダメだ、1度ダメな方に考えたらその考えが止まんなくなる。どうしたらいいかわかんないや。でも、どうか….どうか…俺の事を嫌わないで欲しい….
「ラフィさっきの話の続きをするぞ。」
あ、全然説明聞いてなかった…まあ後で聞けばいいか。
「ラファエル荷物はどこ?」
「ない。」
「ラフィ何を持ってきたんだ?」
「写真だけ….」
「じゃあ俺たちの部屋行くよ。着いてきて。」
「うん….」
「ここが俺たちの部屋な」
「とりあえず僕がお茶を入れてきますから少しだけ待ってて。」
「うん…ありがとう」
怖い、今の俺を知られたくない。絶対この2人には嘘が通じない
「おまたせ」
「リンデンのハーブティー、不安な気持ちを落ち着かせてくれる効果があるんだ。これ飲んで少しはリラックスして」
ああほら俺が不安になってることがもうバレてる。何年も離れったのに….
「なぁ、ラフィ話してくれないかい俺たちが離れてから今までのこと全部。」
「わかった…」
それから俺は全て話した。虐待を受けていたこと、サッカーをさせて貰えなかったこと、アルバムのこと、今俺には白、黒、灰色、でしか景色が写ってないこと。
殴られるだろうかここから追い出されるだろう…か…
「よく頑張ったな、ラフィ」
「辛かっただろうによく耐えてきたねラファエルはすごいね。」
「今まで泣けなかった分今ここで泣け。」
「そうだね。ここにはラファエルを傷つけるやつなんていないんだから。」
「「存分になけ/スッキリするまで泣いていいよ」」
「うわあああああ.˚‧º·(°இωஇ°)‧º·˚.辛かった、寂しかった、ドイツにミヒャたちの元に戻りたかった」
俺は、今まで言えなかった弱音を全部吐き出したそれにミヒャとアレクはよく頑張ったとか俺が吐いた弱音にひとつひとつあいずちをうってくれた。
「ありがとう…ミヒャ、アレク」
「改めて、ラフィ会いたかったずっと会いたかった俺ラフィとの約束全部守った」
「ラファエル僕も会いたかった」
「ああ、そうだなお前達が守ってくれたから…ありがと。愛してる…もう離れたくない…」
「俺もだ」
「僕も」
「なあ、サッカーしよ!」
「したいところだが先にラフィの体、目の状態を医者と絵心とマスターに相談してからだ。」
「いいな!」
「そうですよ。ラファエル!」
「は〜い」
「とりあえずマスターのとこに行って今後のことを相談に行くぞ。」
俺のことを受け止めてくれた。今の俺を知ってもなお愛してくれてる。ほんとにこの2人は暖かい。俺はずっとこの2人に愛されてたんだな。ミヒャと双子でアレクと幼なじみで本当に良かった….(⸝⸝>ω<⸝⸝)
「ラファエル、早くしないと」
「「置いていくぞ/よ」」
「うん、今行く。」