#.1 カップルゲーム
lt「え、は?カップルゲーム?」
余程深刻なものだろう、そう覚悟を決めていた私達だったが…
想定外の答えにltさんの気の抜けた、呆れたような声が部屋に響く。
?「えぇ、まぁ、はい」
「カップルゲームですよ、!」
一方あちら側も「え?」というような気の抜けた声で返事をする。
一気に緊張は和らぎ、気まずい、変な、謎の空気が流れている。
?「じゃあ具体的に説明しますね」
「…ということです」
カップルゲーム…それは私達二人はここに24時間幽閉される。2時間ごとにカップルっぽいお題が出される、それをクリアしなければいけない、というものだった。
不安でいっぱいだった胸をゆっくりと撫で下ろし、小さくため息をつく。
ちょっと、嬉しい。
だが、安心しきっている私達に、モニターの人は不安を仰ぐ一言を言い放った。
?「あぁ、ちなみにどちらかがお題をクリアできなければ4にます」
srlt「「は?」」
sr「えっえ?それってどういう…?」
冷たい冷や汗が頬を伝ってズボンに落ちる。
横目でltさんをちらりと見ると驚いたように大きな目をさらに見開き、怯えているように、小動物のように小刻みに震えている。
sr「…可愛い…♡」ボソッ
lt「…え?なんか言いました?」
sr「あぁ、いえなにも!」
?「いいですか?」
lt「…説明お願い」
?「えぇ、まぁ例としてお題がrimrさんがltさんにバックハグだとします」
?「それでちゃんとバックハグすればクリア、ちゃんと、ですよ」
?「もしちゃんとしてないと判断すれば」
?「即4ですっ♪」
そういってニッコリと笑った口元に、不安と恐怖を覚える。
悪魔、や死神、そんな言葉が合う人だな。
そんなことを考えていると、スッとltさんが立ち上がった。
何かを覚悟したかのように、ぎゅっと小さな拳を握りしめている。
lt「…わか、りました」
「受けて立ちますよ、カップルゲーム!」
sr「それしかないですよね!かかってこい!」
いつもの勢いに救われ、ltさんの言葉に乗っかる。勢いとノリで生きてそう。
また、モニターの人は不自然なほど口角をあげ、ケラケラと笑う。
?「面白いですね~!w」
「楽しみにしてますよ、rimrさん、ltさん」
愉快そうに笑う彼女の目が見えた気がした。
吸い込まれそうで、すごく綺麗。
でもどこか不気味で、この世のものじゃないみたいだった。
lt「っねぇ、これ、誰が企画したの?」
sr「黒幕はわかんない方が面白いですって!」
lt「猿は黙っとけ!」
sr「はいぃぃ!?そっちも猿でしょ!」
?「まーある人の願いを叶えたまでですよ」
「それに私のオリジナル要素を付け加えただけ」
興味なさそうな声で返事をする。
ltさんと私には、誰だ?という疑問だけが残っていた。
?「では、面白いもの、見せてくださいね♪」
そう言い残し、モニターはプツリと切れてしまった。
白い部屋にあった謎の装置から、ガラガラと変な音を立て、紙が出てくる。
『愛してるゲームをしろ』
カップルゲーム_START_.
コメント
8件
あぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 尊いよぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1
srltてぇてぇが毎回見れるとか神作… ! !
おぉ、おもろそう!!がんばーれ!ある人の願い、、、うッあのセミのが!