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貴方と私の関係の話。
まるで貴方は私の教祖みたいなもので、暗い部屋で閉じこもっている私に注ぐ唯一の光みたいなものだった。
ただひたすらに誰かに愛されたい願望のあった私は私だけに愛を注ぐ貴方に心酔していった。
貴方がいる限り不幸ではないしそれに気づけないほどのばかじゃない。
貴方の話す言葉、貴方のしぐさ、貴方が幸せを与えてくれる、訪れている時間。
そのどれもが満たされているのに代わりないのに貴方のいない深夜に思考が爆発しそうになる。
それに、私は恵まれている方なのだ。家族だって平凡に愛をくれた。
ただ、その愛は全てに万能じゃない。
日常で訪れる痛みやなんやらには対応しない。
誰かは言った「超平均的安定志向の自称メンヘラww」と。
ちょっとの痛みでも削れてしまう、そんな私が健康寿命と精神的に安全を保てるのは「貴方」のおかげなのに。
だけど疑ってしまうんだ。外で笑う貴方がただの博愛主義者なんじゃないのかって。
信じれないから不安定になるんじゃないのかって?
私はきっとまともじゃない。こんなにも孤独ではないのに。
「君は孤独ではないでしょう?」そう、私はまったく孤独じゃない。
貴方が頭を撫でながら囁いてくれてもきっと信じられない。
私はまったくまともじゃない。最近慰めてくれるその顔に微かに苦痛が滲んでいるのを無視しているから。
あぁ、やっぱり。なんて思いながらもたった一つの幸せが離れないように私は今日も縋り付く。
「私は貴方に騙されたいの」
信じて愛した愛(それ)が偽りと知っていたって。