黒板には1日の時間割が書かれていた。
そして黒板の隅に
「 研修担任さんへ
自己紹介をして、時間割を熟す様にしてください 」
と書いた手紙が置かれていた。
だがここにいる生徒は3名のみ。
少し頭に?が過った放置することにした。
「 んじゃ、よろしくおなしゃーす…って 」
顔を上げて生徒を見ると見覚えのある人が座っていた。
「 お兄さんさっきの! 」
赤髪の少女がビシッと俺の方を指さして言う。
「 トキ、一回黙らないか。 」
すると白髪の子が「くだらない…」と呟き、付け加える。
「 ちぇー。ひーど。ねぇ思わない?えーと… 」
自己紹介をし損ねたから名前がわからなかったのだろう。
「 俺はキリスト。キリト先生だぞー 」
自己紹介。と言っても名前だけだけど…
「 きっくんね。いや~、顔良いねぇ…彼氏にしてぇ~ 」
「 ちょ、ト、トキ…困っちゃうよ…! 」
今度は黒髪ウルフが言った。なんか弱弱しいな…
「 えぇ~んなことないでしょ~ 」
にこにこしてるのはこの赤髪だけ。
「 はぁ… 」
白髪の子はやれやれと言わんばかりに溜息をつく。
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