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⚠自己満夢小説
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 『疲゙れた〜〜!』
 ☀️「お疲れ様」
 🕶「あんなザコに手こずってんじゃねーよ」
 🚬「眠い…」
 
 
 膝や顔の擦りむいた所を撫でる。
4人並んでまだ人気のない道を歩いた。
 今回の任務は珍しく2年生全員が駆り出された。
任務内容は行方不明者の安否確認と保護、またその原因となる呪霊の祓除だ。
 その任務と呪霊の出現条件はまだ不確定要素が多く、私達は現場を確認後、その街で一度待機になっていた。
 と言っても街に着いたその日の夜には任務に進展があり、私達は夕食をとる前にはホテルを出て明け方…今の今まで呪霊掃討に勤しんでいたのだ。
 行方不明者3人も多少の怪我はあったが命に別状はなく、全員その場で硝子の治療を受けて、窓や補助監督によって病院へ送られていった。
 それを見送って、今。
 
 
 『それにしてもすごい量の呪霊だったね。ザコでも数で圧倒されちゃったよ』
 🕶「蒼ぶっ放せば一発だったのに」
 ☀️「今回の任務地は市街地に近かったからね。悟の術式だと周りの被害も出かねない」
 🚬「腹減った」
 
 
 くたびれた様子の私と硝子とは対照的に、五条と夏油はピンピンしている。
 
 
 『五条と夏油は元気過ぎ。見てみなよウチの硝子さんを。疲れすぎて眠いと腹減ったしか喋れなくなってる』
 ☀️「まあ今回は重症患者は居なかったとはいえ、時間だけで言ってしまえば徹夜だからね」
 🕶「夕飯も食い損ねたしな」
 『せっかく食事が美味しいって有名なホテルを取ってもらったのに』
 ☀️「仮眠をとったらすぐにホテルをチェックアウトして、東京に帰ったら任務報告もしないと」
 『地獄じゃん』
 
 
 ヘロヘロになりながらどうにか足を前に動かす。
 ホテルに着いてエントランスに入ると、どこからかいい匂いが漂ってきた。
 
 
 『グゥゥウ~』
 🕶「ぶはは!すげぇ腹の音!!!グゥゥゥウ~」
 ☀️「悟、君もだよ」
 🚬「行くぞお前ら」
 
 
 疲労と空腹でガンギマリになった硝子を先頭に、匂いがする方へ進んでいく。
 たどり着いた2枚ドアの前には「朝食バイキング」という看板が置かれていた。
 全員でゴクリと生唾を飲む。
 
 
 『あ、開けるよ…』
 
 
 私の言葉に皆が頷いたのを見て、2つの扉を開いた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 『搾りたて生オレンジジュースだってー!』
 🕶「焼きたてホットケーキシロップかけ放題!」
 
 
 目に飛び込んできたのはテーブルに設置された出来たての色んな食事達。
いい匂いで鳴りっぱなしのお腹も、今は気にする余裕もない。
 ここは天国か。
 
 
 『フレンチトーストー!!』
 🕶「牧場のミルクアイス!!」
 『いちごたっぷりヨーグルト!!!』
 🕶「サクサクワッフル!!!」
 ☀️「2人共落ち着いて。あとなんで甘いものしか見えていないんだい…」
 🚬「一番乗りで貸し切りだ。食いまくるぞ。この部屋カラにしてやる」
 ☀️「硝子それはやめて」
 
 
 目を輝かせた私と五条は早速プレートとお皿を持ってウッキウキで入場する。
 さっきまで顔が死んでた硝子もヨダレを垂らしてヨロヨロと入場。
 それらを見てため息を吐きながら、保護者こと夏油も部屋に入ったのだった。
 
 
 『まずはどれにする?』
 🕶「ホットケーキとフレンチトーストとワッフルとヨーグルトと〜」
 『全部じゃん』
 🕶「こんなの全部食うに決まってんだろ!」
 『まあね』
 
 
 目に付いた甘いものをどんどんプレートに盛っていく。
 私と五条は甘いものに目がないいわゆる甘党なので、バイキングの甘いものはすごい勢いで消え、代わりに私達の席のテーブルには既に私と五条だけで5つのプレートが置かれていた。
 バイキングで随時新しいホットケーキやワッフルを焼いているコックもドン引きだ。
 
 
 『夏油なにそれ』
 ☀️「オムレツだよ」
 🕶「そんなのあった?」
 ☀️「あったよ。君達は甘いものしか見えない呪いにでもかかってるの??」
 『ねえねえ早く食べよ!皆一回戦の準備はいい?』
 
 
 3人が頷いたのを見て、私はパン!と手を合わせた。
 
 
 『いただきまーす!!』
 
 
 バターとシロップたっぷりのふわふわホットケーキ、お砂糖がカリカリしたワッフル、甘酸っぱいオレンジジュース。
 それら全てがすごいスピードで口に吸い込まれて胃の中に溜まっていく。
 空っぽだった身体が幸せで戦慄き、もう歓喜で泣きそうだ。
 
 
 ☀️「〇〇、頬にシロップがついているよ。どこで食べればそんな所に付くんだ」
 『え、どこどこ?』
 ☀️「ここ」
 
 
 と、左隣に座る夏油が私の頬を指で拭い、そのまま自分の口元に運ぶ。
 ぺろりと指に付いたシロップを舐めとった。
 
 
 ☀️「甘…。こんなに甘いのを一体どれだけかけたんだい?」
 『もうそれはいーーーーっぱい!』
 ☀️「…まあ幸せそうで何よりだよ」
 
 
 そう呆れ笑いをこぼす夏油。
 気にせずパクパク食べ進めると、次は右隣からストローが差し出された。
 
 
 🕶「これ飲んでみ、めっちゃ美味い」
 『なにこれ?』
 🕶「いちごミルク。今奥から出てきたばっかり」
 『でかした五条』
 
 
 私が口を開けて五条の方を見ると、指でストローをつまんで私の口元に向けてくれる。
 それを咥えてちゅーーーっと吸った。
 甘いけどくどくない味が口に広がる。
 
 
 『ぅんまい!!』
 🕶「だろ!?」
 『では私からはこれを献上しようぞ』
 🕶「有難くいただくでござる」
 
 
 さっき見つけたチョコワッフルを一口大に切って、五条の口元に差し出す。
 パクッとそのまま口に含む五条。
 
 
 🕶「んっま!!」
 『でしょ』
 
 
 その後もそれぞれ自分で盛った中でオススメのものを交換こして、朝食バイキングは大満足だった。
 
 
 『食べたら眠くなっちゃった』
 ☀️「一晩寝ていないからね」
 🕶「俺と一緒に寝よ」
 『なんでよ』
 ☀️「悟は寝相が悪いから、一緒に寝るなら私の方が適任だよ」
 🕶「嘘つけ。一番寝相悪いの傑じゃん」
 🚬「バカ言うな。〇〇と寝るのは私って相場が決まってる」
 『じゃあ皆で寝よ』
 
 
 ワイワイ言い合う3人を私が制し、結局チェックアウトまで大部屋で雑魚寝したとさ。