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#ミステリー
鬼霧宗作
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#ギャンブル
りんご
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コメント
1件
第9話、読み終わりました…! さぶらくとなみの最終決戦、めっちゃ熱かったのに、まさかの「遊び相手」オチで全部ひっくり返された(笑) 「ふざけんなぁぁぁ!!」って叫びたくなる気持ち、めっちゃわかるよ…。 でも、きょうたちゃんの指パッチンで3人が復活したシーンは、なんかちょっと胸がじんわりした。 この先どうなるか、気になる…!
第9話「勝者の意味」
闘技場に残ったのは――
なみと、さぶらく。
5人で始まった戦いは、ついに最後の2人まで絞られていた。
なみ「……ここまで来たね。」
さぶらく「ああ。長かった。」
瀬名「それでは――最終戦、開始。」
最終決戦
ドン!!
2人が同時に走り出す。
なみの攻撃を、さぶらくがかわす。
さぶらくの反撃を、なみが受け止める。
互いに一歩も引かない。
なみ「……強い。」
さぶらく「なみもな。」
なみが一歩下がる。
なみ「だったら――切り札。」
さぶらく「……?」
なみ「谷間キャッチ。」
成功率――
1.5%。
さぶらく「低っ。」
なみ「でも、当たれば一瞬動きを止められる。」
ダッ!!
なみが一気に接近。
しかし――
スッ。
さぶらくが半歩だけ横へ移動。
なみ「……!」
技は空振り。
さぶらく「悪い。」
「俺には効かなかった。」
なみ「……やっぱり普通に戦うしかないね。」
最後の攻防
なみ「だったら――!」
ドン!!
全力の攻撃。
さぶらくが受け止める。
ドォン!!
さぶらく「……っ!」
大きく後退する。
なみ「これで終わり!」
さらに踏み込む。
しかし、さぶらくは真正面から受けない。
半歩だけ横へ。
なみ「!」
さぶらく「――そこだ。」
ドン!!
なみの体勢が崩れる。
そのまま地面へ倒れる。
なみ「……まだ……。」
立ち上がろうとする。
しかし、もう力が残っていない。
瀬名「戦闘不能を確認。」
そして――
「勝者、さぶらく。」
勝ったのに
さぶらく「……終わった。」
さぶらくは出口へ向かう。
しかし――
カチャ。
扉は開かない。
さぶらく「……。」
もう一度押す。
ビクッともしない。
さぶらく「瀬名。」
瀬名「お疲れさま。」
さぶらく「約束が違うだろ。」
瀬名「そうだね。」
さぶらく「じゃあ、開けろ。」
瀬名「……実はね。」
瀬名が苦笑する。
「君たちをここへ連れてきた本当の理由は――」
「甥っ子の遊び相手が欲しかったからなんだ。」
さぶらく「…………は?」
なみ「……え?」
瀬名「闘技場で戦ってもらったのは、そのための前準備みたいなもの。」
さぶらく「前準備!?」
「俺たち、あんなに戦ったんだぞ!?」
瀬名「うん。」
さぶらく「何時間も!?」
瀬名「うん。」
さぶらく「それで目的が――遊び相手!?」
瀬名「……そう。」
さぶらく「ふざけんなぁぁぁ!!」
そして――
タッ、タッ、タッ。
入口から足音が聞こえる。
瀬名が振り返る。
「噂をすれば来たみたいだ。」
少年がひょこっと顔を出す。
少年「おーい!」
さぶらく「……誰だ?」
瀬名「僕の甥っ子。」
少年はニヤッと笑う。
「きょうた!」
きょうた「みんな、遊び相手になってくれるんだよね?」
さぶらく「……。」
なみ「……。」
きょうた「楽しそう!」
そして、奇跡
きょうたが指を鳴らす。
パチン。
すると――
闘技場の中央に光が集まり始める。
さぶらく「……何だ?」
光が4つに分かれる。
そして――
パァァァン!!
さくら「……え?」
ひよこ「……あれ?」
はるる「……ここは?」
倒れていたはずの3人が、次々と立ち上がる。
さぶらく「お前ら……!」
なみ「……みんな戻った?」
最後に、きょうたが笑う。
「もちろん!」
「せっかく遊ぶんだから、5人全員いたほうが面白いじゃん!」
さくら「ちょっと待って。」
ひよこ「僕、復活した!?」
はるる「……瀬名さん。」
なみ「これはどういうこと?」
瀬名「きょうたの希望でね。」
さぶらく「……俺が勝った意味は?」
瀬名「もちろん――」
一拍。
「ないよ。」
さぶらく「…………。」
5人全員「ふざけんなぁぁぁ!!」
きょうたは楽しそうに笑う。
「じゃあ、次の遊び行こうぜ!」
闘技場の奥で、巨大な扉が開いていく。
その先には――
今までとは全く違う、新しいステージが広がっていた。
瀬名「ここからが本番だよ。」
きょうた「第2ステージ、スタート!」
5人「まだやるの!?」
――第9話・終