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: 2次創作
: nmmn
: 題名で察しましょう 。
《 nk視点 》
カチッ ( 配信開始
nk 「 僕はニキ 、イケメンだよ ⭐︎ 」
nk 「 深夜テンションだから皆んな僕が爆弾発言しても温かく受け入れてねー 」
🗣️ 《 通常運転だから安心しろ 》
🗣️ 《 エブリデイ深夜テンション 》
🗣️ 《 視聴者が甘やかし過ぎて生まれたバケモンがお前だよニキ 》
nk 「 誰がエブリデイ深夜テンションじゃ 」
nk 「 僕はどう考えてもニットセーターと美人インスタグラマーとドSが好きな清廉潔白イケメン王子ですけど !? 」
🗣️ 《 王子って何なんだろう … 》
🗣️ 《 イケメンしか当たってない w 》
🗣️ 《 清廉潔白なヤツは自分の2次創作読まねぇんだよ www 》
🗣️ 《 下ネタの権化だよ 》
🗣️ 《 一回ぶん殴られて欲しい 》
nk 「 おい今ぶん殴られて欲しいって言ったヤツ誰や 、タコ殴りにしたらから出て来い 」
nk 「 … ってことは置いといて 、いやでも僕優しいやん ? 」
🗣️ 《 ど こ が ? 》
🗣️ 《 ちょっと日本語が通じない様だ( 》
🗣️ 《 流石大学退学(( 》
nk 「 なんか優しい変態イケメン王子って許される傾向ない ? 」
nk 「 誰にも迷惑かけてないし 」
🗣️ 《 キャメの『 スケベだが誰にも迷惑かけてない 』みたいなのやめろ www 》
🗣️ 《 白髪のヤツパシリにしてたクセに 》
🗣️ 《 悪趣味なドッキリ仕掛けてたクセに 》
🗣️ 《 テレビで全然ワイプ抜かれてなかったクセに 》
🗣️ 《 経験人数四捨五入したら0人のクセに 》
🗣️ 《 オフパコしたことないクセに 》
nk 「 ことごとく傷口抉ってくるのやめようなお前ら 」
nk 「 ニキのライフはもうゼロよ 」
…… でもなぁ 、
経験人数四捨五入したら0人 、っての 、カッコ悪いよな ……
………… そうだ 、
ちょっと匂わせでもしちゃおーかな 。
女の子だと誤解されて炎上しかねないから 、「 りぃちょと酔って一発ヤっちゃったんだよねー 」とか言っとくか 。
( 僕のプライド的に経験人数にりぃちょをカウントしていいのかは謎だけど )
………… まぁ実際はそんなことしてないんだけどね ‼︎ してたまるかよボケ !! 全部嘘だわ !!
nk 「 そういえばさぁ 、此の前僕りぃちょと飲みに行ったんだよね 」
🗣️ 《 コイツ話題変えやがった 》
🗣️ 《 まぁええやん 》
🗣️ 《 はよ聞かせろ 、 》
nk 「 でね 、なんかそん時調子乗って無茶苦茶飲んでフラッフラになりながらとりまりぃちょの家行ったわけよ 」
nk 「 でさ〜問題はこっから 、 」
🗣️ 《 どうせ吐いたかヤったかだろ 》
🗣️ 《 あぁ 、ヤったな …… 》
🗣️ 《 ってかヤってて欲しい 》
nk 「 お前ら頭の中セックスしかないやんけ 」
nk 「 …… まぁ絶対そんなことはないんだけどさ 、何が問題かって 、そん時の記憶が全くねぇんだよな 」
nk 「 でなでな 、其れでいっちばんヤバかったのが 、朝起きたら俺らが2人とも真っ裸でベットで寝てたんだよ 」
嘘だけどね 。普通に嘘だけどね 。
作り話はなぜか昔から上手いんだよね 。
あ 、詐欺師じゃないからな 。
別にやましいこともしてないからな 。
あの損得欺瞞野郎と一緒にすんなよ ?
nk 「 マジ酔っ払って暑くて無意識に脱いだんだろーなーって思ったけど 、ほんまにビビったわ www 」
nk 「 りぃちょも二日酔いのせいで声枯れててバカおもろかったし 」
🗣️ 《 …… ヤ っ て ね ? 》
🗣️ 《 りぃちょ本当にネコだったんだな …… 》
🗣️ 《 ニキ総受け勢だったのにぃぃぃぃ ゛ 》
🗣️ 《 コメント流れんの早過ぎて読めねーよ www 》
🗣️ 《 ニキりちょ …… ごめんね地雷 》
🗣️ 《 つまり経験人数3人 … どのみち四捨五入してもゼr(( 》
🗣️ 《 まぁ男を組み敷くくらいならさぞ経験豊富なんでしょうねこの変態王子 》
…… よしよしいいぞ 。
まぁ全部大嘘だけどりぃちょもキャメもボビーも他で配信してるし見てないしセーフだろ 。
アーカイブは残せねぇな 。消すか 。
まぁ 、もし切り抜かれても「 酔ってた 」で万事解決だしな 。
これで僕の『 四捨五入したら童貞野郎 』とかいうクソみてぇなイメージは消えたはずだ 。
…… 多分ね 。
nk 「 はいはーい 、今日の配信はこれでお終いっ !! また次のクソ企画動画でね〜 」
🗣️ 《 待ってもうちょいその事を詳しく __
カチッ ( 配信終了
nk 「 ふぅ …… 」
最後らへんにニキりちょ勢がいた気がするが 、僕は睡魔に負けて容赦なく配信を切った 。悔いはない 。
nk 「 今日も風呂キャンするかぁ … 」
そう 、ぽつりと呟いた時だった 。
ピンポーン 。
インターホンが鳴る 。
こんな時間に誰だよ殺すぞ …… と思いながら 、僕は鍵のかかってない扉をわざわざ開けてやる 。
nk 「 こんな時間に何です …… か … 」
そこにいたのは僕の相方だった 。
「 ほび 、…… ? 」
義理堅い彼が 、理由もなく深夜に凸して来るわけない 。
…… 何かあったのだろうか 。
彼は俯いて突っ立ったままだ 。
「 ど 、どーしたんだよ … 家入るか ? 」
そういえば彼は花粉症だったはず 、
この花粉が飛び交う中 、彼を外に放り出しておくのは拷問に近い所業だろう 。
「 取り敢えず 、中で話でも __ 」
バチバチバチッ ゛゛
「 かひゅ ゛ッぅ ゛ __ !?!? ゛ 」
鈍い刹那の痛み 。
酩酊とする視界 。
意識が絶たれる音がした 。
《 sr視点 》
人は誰しも秘密を抱えている 。
そういうものだと思う 。
sr 「 人なんて碌に信用できへんからなぁ 」
だって俺も 、大きな隠し事をしているから 。
マイクに向かって適当喋っている横で 、俺はこっそりニキの配信を見ていた 。
黒髪の紫ジャージのV体が 、彼の動きに連動して笑ったり困り眉になったりするのが 、堪らなく愛おしい 。
思わず笑みが漏れる 。
sr 「 …… 」
俺はニキが好きだ 。
友達として 、とか 、仲間として 、とかそんな綺麗でぬるいものじゃない 。
恋愛対象として好きだった 。
sr 「 はぁ …… 」
🗣️ 《 せんせーどした 、 》
🗣️ 《 ジジィみたいな溜め息だな 》
🗣️ 《 話聞こか 》
sr 「 あぁ 、いや 、何でもないんや 」
sr 「 ちょっとAVの視聴履歴消しとった 」
🗣️ 《 何でもあって草 》
🗣️ 《 配信中にAVの視聴履歴消す活動者はお前とニキくらいだよ 》
🗣️ 《 ちょっと履歴見せてくれ 》
🗣️ 《 ↑ 誰得だよ www 》
sr 「 残念やけど却下 」
sr 「 セクハラで訴えるでー w 」
…… まぁ 、セクハラだとかプライバシーとか置いといて 、履歴地獄すぎるからな 。
ニキは可愛い 。
睫毛が長くて 、鼻も高い 。肌も野球をしていた割には人形のように白い 。
あと顔が小せぇ割に 、目と涙袋がデカい 。
ダイエットをしたお陰か 、体の線が細く 、以前よりもずっと華奢になっているから尚更だ 。
だからソイツに似てる女を探して 、毎晩それで自慰行為をして何とか堪えてる 。
…… 本物には敵わないけどな 。
因みに履歴を少しだけ見せると 、
『 黒髪 ショート ××× 』
『 黒髪 ホクロ有 ××××× 』
『 ×××××××××××××××××××× 』
とかやな 。
ご覧の通り 、殆ど放送禁止用語 。
地獄としか言いようがない 。
そんな自分に対する嫌悪と 、手に入らない彼に対する劣情とが競り合って 、思わずまた溜息を吐いてしまう 。
無意識に俯いた先にあった俺のスマホが 、彼の配信画面を映していた 。
sr 「 にき …… 」
ぼんやりと 、彼の配信を視聴する 。
sr 「 …… は ? 」
自分でも信じられない程 、急に意識が冴えた 。
経験人数から始まったニキの話は 、多少のぼかしが入っていたものの 、明らかりぃちょとヤったことを仄めかすようなものだった 。
彼の声が重なる度に 、脳が冷えていく 。
sr 「 ………… どうして 、 」
俺の方が 、
俺の方が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺の方がずっと 。
ずっと彼のことを愛しているのに 。
俺のものなのに 。
お前は俺だけを見てればいい 。
俺を俺を俺だけを 。
ニキは 、俺がおらんと何もできんのやから 。
自分の配信を半ば強引に切った 。
彼の家への道順なんて調べる必要もない 。
暗くても構わない 。
何なら目を瞑ってでも行ける 。
だって 、一番彼の家にいたのは俺だから 。
あっという間に彼の家に着く 。
扉は相変わらず鍵がかかってなかったけど 、彼から来て欲しかったからインターホンを押した 。
狂ってんな 、と自分でも思う 。
だから 、こんなイカれたヤツに無防備に扉を開く彼はもっと狂ってる 。
無知で 、無知で 、面白いヤツに悪いヤツなんかいないと思い込んでいるような馬鹿 。
何も知らない馬鹿だから 。
馬鹿だから 、俺が傍にいてやらなくちゃね 。
nk 「 ぼび 、…… ? 」
俺は彼にスタンガンを当てた 。
呆気なく倒れる体 。
可愛いな 、と笑う 。
何も出来ない馬鹿なお前が一番可愛いよ 。
《 nk視点 》
………… 目が覚める 。
辺りは暗く 、何も見えない 。
ただ少なくとも 、己の家でないことは確か 。
nk 「 っ ………… 」
靄がかかったような頭で 、昨日からの記憶を手繰り寄せる 。
昨日は配信をして 、
確かりぃちょとヤったとかいう大嘘吐いて 、
それで配信終わって 、
ボビーが来て 、
それで 、それでその後 ……
パチンとピースが揃って 、自分の置かれて状況を何となく察した 。
ただ …… 何のために ?
ドッキリにしてはタチが悪い 。
そもそも面倒を嫌う彼は遊びでこんなことをしない 。
じゃあそれ以外に何の理由がある ?
わからない 、わからない 。
………… 正直 、知りたくもない 。
それより兎に角 、出して貰わないと 。
ボビー 、ボビーば何処に …………
「 おはよ 、ニキ 」
「 ぼび 、…… 」
彼が手にしているものを見て 、僕は全てを悟った 。
手錠 、口枷 、首輪 。
それに 、見たこともない歪な形の玩具 。
………… 殺されるんだ 。
僕は殺される 。
そんな恐怖で震える僕に 、彼は構わず近づいて口を開いた 。
sr 「 …… っふふっ 、かーわい 」
nk 「 へぅ ゛っ … ? 」
情報を処理しきれない 。
可愛い 、可愛い 、可愛い ……
可愛い ??
人の震えている姿が ?
人の怯えている姿が ?
わからない 、わからない ……
でも 、怖い 。
目の前のコイツは 、狂ってる 。
nk 「 おかしい … おかしいよお前 ゛… 」
nk 「 こんなの ゛ッ …… 狂ってる 、 」
sr 「 知っとるわ 、そんなん 」
sr 「 俺は狂っとる 」
nk 「 はっ ゛… 意味わかんな 、 」
nk 「 知ってるクセにやるとか頭沸いてんじゃないの ? 早稲田も落ちたもんだな 」
語気を強めて 、せめてもの抵抗で彼を睨む 。
精一杯強がったつもりだったけど 、きっと頬は青ざめているし 、鳥肌だって止まらない 。
それを彼は知っているのだろう 。
嫌らしく笑って僕の頬を撫でた 。
nk 「 ひっ ゛…… 」
気持ち悪い 。
吐気と恐怖が同時に込み上げてきて 、胃が掻き回されるような感覚に脳が灼ける 。
nk 「 どうして … どうしてだよ ゛ッ …… 」
nk 「 僕ら 、" 仲間 "だろッ ゛ … !! 」
目の奥に鈍痛が走る 。
視界がグラって焦点が合わない 。
歪んだ世界 。
その中で 、彼が苛立ったように言葉を吐く 。
sr 「 それが嫌なんや 、 」
sr 「 俺はずっとずうっとお前のことが好きやったんや 。友達とか仲間とかそんなクソぬるいもんじゃなくて 、恋愛的に 。やけど俺らは男 。世間様からも変な目で見られることは承知の上 。やからどんだけ好きでも我慢しとったんや 。…… やのに 、やのにお前は 、りぃちょとヤった 」
nk 「 違う ゛ッッ ゛!! 」
違う 、あれは全部嘘 。
全部嘘なんだ 。
そう言いたかった 。言えなかった 。
首を絞められた 。
sr「 …… なぁ ゛何が違うんや 」
sr 「 散々楽しそうに話しといて何が違うんや ゛? 」
nk 「 ゃ ゛ッひゅ ゛ッッッッ ゛ごぇ ゛かひゅぅ ゛はなしてッッ ゛くださ ゛ッッ ゛ 」
nk 「 ぢがう ゛ッ ゛あれは ゛ぅそで ゛ッッッッ ゛ひかゅ ゛ッッ ゛ ____ 」
スタンガンとは違う 、体の内側から刺されるような痛みが体を伝播する 。
息ができない 。
異様に角ばった彼の手が 、僕の大動脈を押さえつける 。
彼の手がデカいのか 、それとも僕の首が細いのかはもう定かではない 。
ただ 、全てを掴まれ手の上で握りつぶされているような感覚を最後に 、瞼が落ちた 。
《 sr視点 》
首に歪な手形をくっきりと付けた彼は 、呆気なく気絶してしまった 。
死んだのではないかと心配になるが 、耳をすませば 、掠れた呼吸が聞こえて来る 。
自分でやったクセに 、と自嘲気味に俺は笑った 。
彼のことになると 、全く感情の制御が効かなくなる 。
大抵その時はそれで失敗することが多かったが 、今回は良い方向に転んだらしい 。
sr 「 …… やっと 、 」
やっと俺のものになる 。
…… いや 、俺" だけ "のものにはならないか 。
少しそれが気に食わない 。
まぁ 、仕方ないんだろうけどな 。
この手錠とか趣味の悪い玩具とかも 、全部アイツが用意したものだし 。
この部屋だって3人で買ったものだから 、ニキも3人で分けるしかないのだろう 。
sr 「 ………… まぁ 、 」
どのみち 、俺だけのものにするけどな 。
ずっとずうっと 、好きだった 。
そしてこれからも 、
ずっとずうっと 、永遠に好きだよ 。
初ノベルです …
わざわざ時間を割いて読んでくださったのに 、駄作で申し訳ございません …… 🙇
もしリクエストなどが有れば 、続きを書けたら良いな 、と思っている所存です 。
綺麗な物語は書けません 。