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第１章 天国の記憶を失くした姫君
序章
１
過去の神を認識出来ないところには世界に秩序はないのだろうか？
この国にはクルミと言う記憶の特異能力を持つ王女がいました。クルミは多くの記憶を忘れられなくなってしまう病気の様な、元に戻すべき異常な記憶力を持つ王女です。
⭐️⭐️⭐️
クルミは世界的安定思想から発案された歴史環境庁のドームの計画中、歴史ドームの全ての記憶の保有を任されていました。歴史の記憶を一時的に破壊し、保管するタイムパラドックスの起こる、通称フルーツボールの世界では、クルミは王女であり、その世界を統べる家系の、女性の長でもありました。クルミが住むその国には、世界中の国々に美案観·風紀環境庁を発足した一人の【キング · スモーキング】という、人類に四大苦の足枷を育んだ人物も一時期、他の惑星から旅先の地として、その大地に滞在していました。
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