テラーノベル
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※ジンくんとホープくんのお話です。
「わぁ!良いんですかヒョン〜!」
「良いんだよホバ!やぁー、美味しそう〜!」
輝いて見えるご飯を目の前に2人で手を握り合い、喜ぶ事になる数時間前……僕はご飯を食べる場所であるはずの机すら服で埋まっているのを見て絶望していた。今から片付けるの?嘘だろ…と思っていたら、ホバがデカいゴミ袋とカゴを持ってきて黙々と掃除を始めたのに便乗して手伝う事にしたのだ。流石綺麗好き。みるみるなくなっていくゴミや食べカスに、くしゃくしゃに丸まった誰のかも分からない衣類。ひと段落着く頃には見えなかったはずの床が見えている事に感動を覚える程だった。
「ホバ、ありがとね」
「僕、洗濯回してくるので、掃除機お願いしても良いですか?」
「やぁー、僕がそっち行くよ?」
「良いですよ、ついでに乾燥機かけてきちゃうので」
「…そう?じゃあお願いしようかな」
…そして、僕は掃除機、ホバは乾燥機含めた洗濯物を終わらせ、最後に2人で衣類を全て畳んで今に至るのだ。手伝わなかった…というかまだ寝ているであろう他のメンバーの分は用意していないチキンとキムチチゲ(あと気持ち程度の野菜)を目の前に慎重に手を合わせ、一口食べれば、五臓六腑に染み渡る美味しさ。
「ヒョンは幸せだ………」
「僕も幸せだ……ヒョン、用意してくれてありがとうございます」
「やぁー、お前が乾燥機ついでにチキン買ってきてくれたんだろ?」
「でも、掃除機かけ終わった後にキムチチゲ作ってくれてたのはヒョンじゃないですか」
「じゃあお互い様って事で」
「…ふふっ、そうですね!いやぁ、それにしてもこんなに美味しかったっけ?ヒョン、これ凄く美味しいです〜」
「そうかそうか、良かったよ〜…やぁー、ホバ。口にご飯粒がついてるよ」
「え?嘘、どこです?」
「取ってあげる。動かないで……」
ちゅ……
「…ん、取れた」
「……本当についてました?」
「ついてたって!親切で取ってあげたのに…」
「…ふーん?じゃあ、そういう事にしてあげますよ」
リスみたいに頬を膨らませながら食べるホバが可愛くって、つい適当な理由を付けてぽっぽをしてしまった。とんだ不可抗力だな…しかし、いつもは顔を顰めて嫌がるはずのホバも、疲れてるのか、ご飯に夢中なのか、さらっと流す程度に収まった。……だったら、口にすれば良かった、なんて……
「…もうちょっと後だな〜」
「?、何がです」
「何でもない。こっちの話だよ…あ、デザートにテヒョナが昨日買ってきてたゼリーがあるよ」
「えー?勝手に食べたら怒られますよ?」
「こんだけ働いたんだから大丈夫だって。丁度2個あるし」
「…うーん……いや、でも駄目です」
「じゃあデザートないよ?」
「んー……じゃあ、僕がデザート……」
「………え、マジ?」
「何か材料ありましたっけ?」
「……あぁ……リンゴが、あったかも……」
「リンゴ良いですね。これ食べ終わったら切りますよ」
「うん………」
ホバがデザートとか…いや、僕としては願ったり叶ったりだけど、聞き落とした場所が場所だった事もあり、つい期待してしまった。ホバは変わらず平然とした顔でご飯を食べてるし…
「…はぁー……まだ先か………」
「?、それ、さっきも言ってましたけど…何がですか?」
「何でもない」
「えぇ………」
…この後、リンゴまでペロリと平らげたは良いものの、一気に食べ過ぎて気持ち悪くなり、2人してソファで項垂れる事になるのだが、それはまだ先の話……
特に好きな2人の絡みだったので長くなっちゃいました…そして大サボり…もしまだ見て下さっている方がいるなら、この場で感謝と共に謝罪をお伝えさせていただきます💦
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