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hikaru side
辰「あああああぁぁぁ〜〜〜………」
俺の目の前で、デカすぎる溜息をついているのはメンバーの深澤辰哉だ。
今日は9人での収録のあと、ふっかと個室の居酒屋に来た。
俺は度々ふっかから恋愛相談を受けている。
今日も楽屋で話を聞いてほしそうだったから俺から誘った。
照「で?何があったの?」
辰「んーーーーー」
照「なに?笑」
辰「……と…た」
照「なに?」
辰「翔太と……ヤった」
照「………は?」
辰「どーしよ、」
照「マジで? 」
辰「おん」
照「いつ?」
辰「1週間くらい前、翔太ん家で」
照「………はあ、 」
ふっかが翔太のことを好きなのは知っている。
メンバーからの唐突なカミングアウト。
俺は、焦りを感じた。
照「なんで?」
辰「酒、飲みすぎて……勢いで」
辰「翔太は覚えてない……と思う」
照「それ………ふっかはよかったの?」
照「ずっと好きだったのに、体の関係持つなんて」
辰「俺だって………本当はっ、」
辰「もっとちゃんとっ……気持ち伝えてからがよかった、 」
照「……だから今日あんなに避けてたのか」
辰「やっぱ分かる!?」
照「まあ、あんだけ分かりやすかったらねー」
辰「マジかよ……」
辰「どーしよ、」
照「でも、向こうは覚えてないんでしょ?」
辰「多分」
照「じゃあふっかも覚えてないフリするしかないよね」
辰「今まで通り過ごすってこと……だよなぁ」
照「そうだね」
ふっか、今自分がどんな顔してるか分かってる?
すごく嬉しそうに、楽しそうに、でもなぜか悔しそうで、目に涙が溜まっていて、綺麗。
俺にとってはそれが、すごく可愛く見える。年上だけど。
翔太にも嫉く。だってふっかは、その時を思い出してこんな顔をしてるんだから。
お酒の勢いっていう偶然に見える必然。運まで味方をしているのか。
そんな顔をさせられる翔太が羨ましい。なんならふっかだって羨ましいんだ。
自分の気持ちをちゃんと認めて、誰かに話せること。
俺にそんなことはできない。できる資格がない。
だって、この感情はーーーーーーー
愛情だなんて綺麗な言葉で表していいものじゃないから。
同性だから着替えだって、裸だって見れるわけで。
白い雪のような肌に、少しだけ鍛えられた筋肉が体に落とす影。
異性だったら良かったのに。なんて数えきれないほど思った。
嫉妬、独占欲、劣等感、執着、支配欲
俺だって、この感情が既に愛を通り越しているのは知っている。
重いって分かってる。
それでも好きなんだ。
ふっかが翔太を好きになるより、ずっと前から。
先に自分の思いを伝えれば良かったって、何度も後悔した。
でも、それで辛いのはふっかだから。
好きな人を、愛してる人を困らせたくない。
その一心で、貫いてきたのに。
なのに………っ!!!!!
辰「ひかるっ!!」
照「ん?」
辰「俺の話聞いてたー?わら」
照「………俺だけ見てればいいのに」
辰「んぁ?なんか言った?」
ドサっ
辰「……へ、」
辰「照?なんかあった?ここ、店だけど…」
照「個室だよ」
辰「なぁ、どうしたー?わら」
ぢゅ
辰「んぅ⁉︎へ、ぁっ…ひかる、?」
照「………」
辰「まっ、て……っ、ねぇ……!」
照「ぢゅっ」
ドンッッ
照「……っ!」
辰「グスッ、ごめん……照っ、」
自分のした行動に、頭が追いつかない。
ふっかに対して酷いことをしてしまった。
それだけは確かに、苦く、濃く、締め付けるように分からせられた。
4.行き過ぎた愛
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少し暗い雰囲気でした、、、
いつも、いいねありがとうございます‼️
めっちゃ励みになってます💓
次回もお楽しみに!!
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