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side晴明
晴明さんの家にお世話になって、気づけば数十年が過ぎていた。
この家での生活は楽しく、充実した日々を過ごしている。
でもこの生活の中でふと疑問に思ったことがある。それは…
晴明「晴明さんって何者なんだろう…」
晴明さんは初めて会った時から何も変わっていない。髪が短くなったけどね。
それで今日は思い切って晴明さんに聞くことにした。
晴明「晴明さん。ちょっといいですか?」
晴明「ん?なんだい晴明?」
晴明「晴明さんって何者なんですか?」
晴明「僕が何者かだって?僕はただの天狐っていう妖怪だよ」
晴明「へぇ〜晴明さんって天狐なんだ〜…って、えぇぇぇぇぇぇぇっ!?」
僕は、あまりの事実に驚きを隠せない
だってあの天狐だよ!?
1000年生きるなどして神の使いや神に近い存在になった霊力を持つ狐のことだよね!?
ていうか天狐って…
晴明「神獣でもなかったけ…?」
晴明「そうだよ。天狐は日本の妖怪であり、神獣だよ。晴明は物知りなんだね。」
晴明「えへへ、それほどでも///」
僕は少し頬を赤く染める
晴明「………」
晴明「…(急に黙ったけど大丈夫かな…?)あの晴明さん。大丈夫ですか…?」
晴明「…」
晴明「…(晴明さんどうしちゃったんだろう…問いかけても全然反応がないし…)」
僕はどうすればいいか分からずオドオドしていると 『ドン』と静かに音が響いた
音がした方向を向いたらなんと晴明さんが倒れていた
僕は心配で駆け寄った。心臓の音を聞くために晴明さんの胸に耳を当てた
バクバク
晴明「良かった。生きてる」
僕は晴明さんが生きてると知り、安心する。安心して冷静になったからかある疑問が生まれる。
晴明「なんで急に倒れたんだろう…」
そう疑問に思っていると
アマちゃん「知りたい?」
晴明「当たり前…ってえぇぇぇぇぇぇっ!?」
アマちゃん「あは☆驚いた?」
晴明「そりゃあ急に喋りかけてきたら誰でも驚くでしょ!」
アマちゃん「まぁそうだよね〜」
晴明「ていうか晴明さんが倒れた理由なんで貴方が知ってるんですか!?まぁそんなことは置いといて、知ってるなら教えてください!」
アマちゃん「いいよ〜。なんで倒れたかというと…」
晴明「(ああ緊張する…病気とかだったらどうしよう…)」
吐き出す息が、自分でも驚くほど震えていた
そもそも晴明さんが病気になるか?天狐って病気になるの?それとも違う何か…
アマちゃん「…あき」
そうだったらどうしよう…僕、どうすれば…
アマちゃん「…るあき」
僕にできることがあればいいけど…
アマちゃん「晴明!!!」
晴明「あっ、はい!どうかしました?」
アマちゃん「「どうかしました?」かじゃないよ…聞いてなかったの?」
晴明「あっ、はい…すいません。考え事してて…」
アマちゃん「まぁいいけど。じゃあもう1回だけ言うね」
晴明「はい」
アマちゃん「あいつが倒れたわけは…」
晴明「……。((ゴクリ、」
アマちゃん「晴明が可愛すぎるからだよ☆」
晴明「…はい?」
アマちゃん「あいつは晴明が可愛すぎて、キュン死したってこと☆」
晴明「はぁぁぁぁ!?」
いや…どゆこと!?僕が可愛すぎて死ぬことってある!?なんだそれ!心配して損したよ…
晴明「もういいや」
僕はそういいながら、晴明さんといた部屋から出たのであった━━。
ちなみに晴明は、1週間目が覚めなかったらしい。
晴明「…いや…目覚ますのおそすぎでしょ…」
僕は、呆れながら軽いツッコミを入れる
?「ふふ」
その姿を見て笑っている存在がいるとは知らずに━━。
コメント
1件
えー、好き♡ 更新ありがとうございます!