藤咲Side
ここは…どこだろう…
辺りが真っ暗で何も見えない、
体が苦しい…。
『っ!!』
なんで、体に蛇が巻き付いて
俺は体に巻き付いている
蛇を振り払うが
いくら振り払っても減るどころが
増えるばかりだ
『クソッ…(体が気持ち悪い…早く亀ちゃんの
無事を確認して抱き締めたいのに…)』
もう、ダメなのか…?
俺を止めてくれるハルはもういない…。
亀ちゃんを傷つけてたらどうしよう…
怖い…こんな自分が嫌いだ
いっそのこと消えてしまえば楽なの
だろうか…。こんな感情も
すてたら…きっと…、そう思ったとき
頭上から
「…しとー、一緒に帰ろうよぉ」
「しとー戻ってきてよぉ」
と、亀ちゃんの声が聞こえる
あぁ、今すぐ戻りたくても体が言うことを聞かない早くもどって亀ちゃんに謝って
抱き締めたい…。
『っ!!(動け動けよ…)
なんで、こういうときに限って
言うことを聞かないんだよ…
俺はもう、誰も失いたくない…
だから、早く戻れよ…。
そう思っても体が言うことを
聞くわけもなく俺は諦めかけていると
懐かしい声が聞こえた…。
『…(この声は)』
『ハルなのか?」
俺がそういうとハルが
ゆっくり上から降りてきて
俺の体に巻き付いていた
蛇達を光で包みこんで消していった
「久しぶりフジ…元気にしてt((((『なんで
ハルがここに…』あー、まあ、その反応は
無理もないか…えっとねぇ…俺は紫灯、
お前を助けにきたってわけ、どうだ?
正義のヒーローみたいでかっけぇだろ?っておいおい、泣くのはよせよ…」
『っう、だって…グスッ…おれがいなかったら
お前は…生きてたかもしれねぇんだぞ…』
「まだ引きずってんのかよ…
俺はあの時お前を庇って死んだことに
後悔はねぇよ…。お前が元気にいきてて
くれりゃあ、それでいい、あの時もいった
けど俺はお前に幸せになってほしいんだよ…。」
「ハル…。」
「それに、俺はお前がいなかったら
もっと前にの垂れ死んでたよ…
俺はお前に救われた…
だからあの時の恩返しと思えば
後悔なんてもんはねぇよ、だから
涙ふけってハンカチやるからよ」
『…フフッ、ごめん、ありがと……』
「おう、どういたしまして」
ハルは俺にそういい終わり少しヘラっと
した後真剣な表情で俺を見つめると
「フジ…お前の大事な奴がずっと
呼び掛けてるぞ…。」
『…呼び掛けてる…?』
「あぁ、だから、早くもどってやれ
ソイツは俺、以上に、お前のことを
大切におもってる…だから、早く
もどって安心させてやれ」
『…でも、ハルは…』
「俺?おれは…まぁ、お前らを見守るよ
亀ちゃんだっけお前が
愛してるってやつは」
『…あ、あぁ、』
「愛らしくていいこじゃねぇか…
大事にしてやれよ」
『あぁ、言われなくても幸せにするさ』
「フフッ、お前らしいな…
今度、墓参りに連れてこいよ
俺、待ってるからな」
『あぁ、連れていくよ…』
「そろそろ時間だな…」
ハルがそういうと小さな光が俺の
所へ集まる
『…!!』
なんだ?体が軽くなって…
俺の体を光が優しく包む
春の花の香りがする…落ち着くな…
『ハル、ありがとな』
「おう、ちゃんと沈丁花と
桜味のやつ供えろよ」
『フフッ、最期まで要望がすごいなぁ』
「まあな」ニコッ
ハルが微笑んだのを最後に俺の意識は
優しい光に包まれたのだった…。
?「フフッ…愛の力って偉大だな… 」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『…』パチッ
俺が意識を覚ますと 棪堂が
傷つけようと していたもんだから
俺は攻撃を止めて思いっきり蹴りを入れた
『…』パシッシュッドガッ
棪「っ!!!…」
俺は棪堂の攻撃を止めて
蹴りを入れてぶっ飛ばす
亀「な、んで、」
俺が亀ちゃんのほうをみて
思いっきり抱き締める…。
『かめちゃ、ん…。』ギュー
『!!っぅ…ヒグッグスッ…しとー(泣)』
亀ちゃんは大粒の涙を流しながら
俺にそういう
『ただいま…
心配かけてごめんな…』
亀「おかえり、しとー(泣)
グスッほんとだよぉ、
もう戻ってこないかと
思ったじゃんかぁ(泣)」
『ごめんね、亀ちゃん…』ナデナデ
俺は亀ちゃんの頭を撫でながら
そういう と、後ろから
蘇「やっと戻りましたか…藤咲さん」
『あぁ、蘇枋ちゃんただいま
色々迷惑かけたな、亀ちゃんを
保護してくれてありがとな…』
「いえいえ、迷惑だなんて桜くんを
傷つけた奴をぶん殴れたので
俺は満足です」ニコッ
蘇枋ちゃん相変わらずおっかないねぇ…
『そっか…(味方がわでよかったぁ~)」
「じゃあ俺は桜くんの所にいっても?」
『あぁ、いいよ
色々手伝ってくれてありがとな』ニコッ
「はい、桜くんの為なので」ニコッ
蘇枋ちゃんはそういうと倉庫を
出ようとしたとき
「あ、そういえば、藤咲さん」
『ん?どうした?』
「…彼…十亀さんにれ君が手当て
してくれたけどまだ怪我酷いので
帰るときは抱えて帰ってあげてください 」ニコッ
「ちょ、眼帯くんなんでいっちゃうn((((
『あぁ、わかったありがとな』ニコッ」
蘇枋ちゃんはそういうと倉庫を出ていった
『…亀ちゃん』
「どうしたのぉ?って((((『ギュー』!!?」
「し、しとう?どうしたのぉ?///」
『亀ちゃん…そこの所に隠れてて…』
「え…なんd((((『お願い』わ、わかった」
『ありがと…』
俺は亀ちゃんを隠しおわった瞬間
棪堂がダルそうに此方へくる
「いってぇなぁ~
(あぁ、久しぶりに藤咲の本気の
蹴りを 食らったなぁ、最高)」ニヤッ
ゾワッ。棪堂は笑みを浮かべながら
棪「あーあ、戻っちまったか…
折角おちたのによぉ」
『棪堂』ギロッ
棪「おー、こわいこわい…。
くふふっそんなに睨むなよ
(にしても、一体どうやってもどって…)
沈丁花の香り?あぁもしかして…。」
棪「琥春のやつが邪魔しやがったのか?
あいつ、死んでもなお俺の邪魔をするな…って、あっぶねぇ」
俺は棪堂に蹴りをいれる
『あんたがハルの名を軽々しく
口にするんじゃねぇよ…』睨
つうか、なんで匂いだけでわかるんだよ
棪「くふふいいなぁ、その表情」
「さぁ、藤咲もう一回やろうぜぇ」
『あぁ、望むところだよ
(今度こそ潰してやる)』ニコッ
俺が蹴りを入れようとした瞬間棪堂の
電話がなった
「チッ…誰だよ…ってあ!やっばぁい…
焚石 からじゃん」パシッヒュッ
『…』パシッドガッ
「はぁーい((((ごめん、すぐ向かう」
棪堂はそう言うと
俺から一度距離をおき
「ごめんな、藤咲オレ呼ばれたから
また今度遊ぼうな」
棪堂はそう言いながら 倉庫を出ていく
数発殴りたい所だが、今は亀ちゃんの
体調が心配だ…仕方ない…。
棪堂が完全に見えなくなったのを
見計らって亀ちゃんのもとへ向かう
『亀ちゃん…お待たせって!?!亀ちゃん!
「し、とう…はぁはぁっ…体が痛いよぉ」
亀ちゃんはぐったりと倒れて涙目で
俺にそういう、
『っ…!!今すぐ手当てしないと
ごめん、亀ちゃん抱えるよ』
「ん…」
俺は亀ちゃんを抱えて家に帰ったのだった
藤咲Side 終
コメント
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亀ちゃんんんん!?!?